長寿の道理はブログ開始以来繰り返しそれとなく書いて来たが、2編に分けてわかりやすくまとめる。
長寿とは不老のことであり、心身の耐用年数が長いことだ。
車に例えれば、連日長距離酷使する営業車は、見た目は新車同然でもエンジン、関連機器はボロボロで2年でも廃車となる。
メンテナンスしながら適度に使えば20年でも使える。
人が望むのは単なる長寿ではなく、病院、薬、人の世話にならず、健康と言うだけでなく、若々しくパワフルに生き抜く事だろう。
その為の必要十分条件は簡単で、幾つもない。
健康の必要十分条件は・・
1、 心身維持に必要なエネルギーを摂る
2、 体に余計なことをしない
主なことはこれだけで、これが病不調を防ぐメンテナンスと活力に当たる。
あとは毎日絶好調で太く短く生きるか、細く長く生きるかだな。
細く長く、不老長寿を望むなら・・
営業車のように酷使して耐用年数を縮めないことだな。
では何が酷使に当たり、耐用年数を縮めるのか。
エンジンに当たるのが各臓器であり、関連機器が筋肉。
塗装を含めた外板が皮膚や頭髪と考えれば良い。
自動車と違うところはドライバーが本人、つまり意識であり、脳はこれまでのデータ管理を担う秘書のようなものだな。
つまり指揮官と本体が一体になったものが生命体であり、エネルギーを使って活動することにおいては体も機械も大差なく物理的な考え方は同じ。
どちらも必ず消耗し、機械、肉体共に永遠はない。
機械の動力は石油や電気など決まっており、運転者である人間が補給、メンテナンスも人間がやる。
生命体もまた動力源とメンテナンスは必ず必要で、意識がそれを決め肉体が実行している。
地球上では、人間以外の生き物は考えずとも本能がそれを決め、心身の維持に何の問題もないが、人間だけが問題があり過ぎる。
たまにあるのではなく、人類全員にあり過ぎると言うことは、動力源とメンテナンスの選択を間違えたから。
それが野人理論だ。
人間も他の動物同様にこの地球で何百万年も生きて進化した。
最も心身を育み維持して来た食べ物は幾つもない。
世界各地で氷河期をも乗り越えた狩猟採取の主要な食べ物は野生肉と野生果実しかない。
他はその他雑食であり野人理論では対象外。
人間が工夫して生み出した穀物野菜も対象外だ。
成分栄養を考えずに1種・数種の食べ物で動物は生きられるのだから栄養学も健康学も関係がない。
人間もまた1種・数種の食べ物で問題なく生きられ、必要なものはすべて自ら作り出せる。それが生命体だ。
当然、あれが必要、これも必要などということはない。
毎日十分に食べられるのは近代のことであり、長い人類史にはない。
生命の動力源は水中、空中に溢れるエネルギーであり常に自在だが、主に睡眠で得られる電気のようなものだ。
眠る目的は動力の充電、食べる目的は指揮官である意識の維持の為であり、それがメンテナンス、活力にあたる。
そのエネルギーは完全な細胞バランスを持つ生命体から得られる。
完全な細胞バランスを壊すのは人間が与える「エサや肥料」による早期肥大。
エサや肥料を間違えたのは植物はじめこれら生命の物理的な仕組みが解明されていないからだ。
解明されなかったのは生命・意識の学問に物理学者不在が原因。
意識無くして生命はあり得ない。
それに、あまりにも人間が引き継がれた学問を過信、自然界から遠ざかり、本能が失われたからだろう。
続く・・ 次回最終 長寿編
エネルギーとは何か 2
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栄養カロリー論 VS エネルギー論 3
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進化する協生理論
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