栄養カロリー論 VS エネルギー論 3 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

血液は燃料ではなく多くの役割を持っている。

 

赤血球は酸素を運ぶ輸送車

白血球は細菌を取り締まるパトカー

血漿は炭酸ガスや養分を運ぶ輸送車

血小板は止血手当てをする救急車

そう考えればわかりやすい。

 

動脈と静脈の違いは、構造の違いは別にして、血液の大きな違いは酸素を運ぶか二酸化炭素を持ち帰るかだ。

野人が調べたわけでもなくそのように言われている。

 

毛細血管で末端細胞まで酸素と養分を届けるのだが、そこからどうするのか。

車も船も、燃料や必要備品を届けただけでは動かない。

全ての細胞が酸素を取り込んで養分も使うのだが、その動力源のことを言っているのだ。

 

多種養分がなぜ必要なのか、どう料理してどのように使うのかもわからない。

地球には一種・数種しか食べない動物の方が圧倒的に多く、知恵を持つイルカも鯨も、象もオランウータンも、魚、草、果物など限られた食べ物で生きている。

 

生き物はそれが当たり前と言えば簡単だが、動力なくして活動は出来ない。 大腸菌だって水虫菌だって明確な意思を持って活動している。

動物本体も、独自の活動をする末端細胞も、単細胞バクテリアも、動力源となるエンジンは持っていない。

 

それでも活動出来ると言うことは、生命は電気のようなものを動力とするハイテク構造を有し、細胞も各部署も個々の判断で動き続けている。

指揮官である見えない意識も同じであり、目に見える細胞レベルではなく、人知をはるかに超えた見えない電気の仕組みが生命活動を支えている。

 

目に見える物質は原子の構造からして原子核も電気を帯び、周囲を飛び交うのは電子。

原子核がなければ、原子、さらに分子が結着しなければ、目には見えない電気に似た粒子のみ。

見えるか見ないかは紙一重の差だ。

 

有機物とは空気と水の原子を複雑に繋ぎ合わせたたもので、これを植物は簡単に作れるが、鉱物と違って朽ち果てるのも早い。

言わばバブルのようなものだが、顕微鏡でも見えない指揮官もまたバブル、原子核を持たない電子の集合体のようなもの。

 

つまり、体も意識も電気質で出来ているのだから、動力も同じ電気そう考えるのが道理であり、無理がない。

熱量・カロリーではなく、炭水化物も必要としない。

ご飯もパンも食べるが、食べずとも体調に問題はなく、食べない方が明らかに体は軽く、疲れにくくなる。

 

動物は意志を持って自由に活動するのだから動力もメンテナンスも必要。

動力は空気中にいくらでも存在する「普通の電気

メンテナンスは生命体である以上「生命体の電気

 

これが、野人が組み立てた「生命エネルギー論

動力エネルギーはカロリーではなく睡眠で得られ、維持補修の為のエネルギーは食べ物から得られる。

 

物理学者の原人は、維持補修のメンテナンスを「制御」として生命体の電気を「制御エネルギー」とした。

見えないのだから普通の電気との構造上の違いはわかっていない。

 

完全な生命活動には完全な生命エネルギーが必要になるが、不調なら完全な生命エネルギーが不足、不完全な有機物では不十分。

病不調の原因は成分養分不足ではなく・・

制御エネルギー不足だ。

 

これだけ何度も食べているにもかかわらず、日に何度も空腹信号が出ると言うことは、食べる目的は明らかに「燃料補給」ではない。

心身の維持修復に最も必要なものが「不足している」と言うことであり、危機を知らせる空腹信号が出続ける。

 

体に付いた脂肪が何故役に立たないのか・・

役に立ちそうにないから皆さんに嫌われているが、他の生き物、魚や動物は役に立っているし、使い切って標準体に戻る。

 

カロリー論で「脂肪を燃やす」と考えるから上手く行かずリバウンド、苦労するのだ。 生命活動の燃料は蒸気機関車の釜に入れる石炭ではない。

余分な脂肪など何の苦もなく自然に落とせる。

 

不要なものは燃やしてしまった方が楽で良いが、脂肪は必要なもの。

脂肪は生命の動力である電気エネルギーを蓄積するバッテリーと考えればよい。

 

不純物だらけの不完全な脂肪だから有効に使えず、補給信号は出続ける。

つまり、満足に体の制御が出来ないからお腹の「一時預かり所」に放置しているだけで、余計な労力を使い体も困り果てている。

リサイクルで多少は使えても、大半は産業廃棄物のようなものだな。

 

豚の原種は猪で同じ肉質、養殖の豚汁と野生の猪汁を食べ比べれば、脂肪の違いは簡単にわかる。

体と意識の反応の違いが明確にわかるからだ。

肉だけでなく茶や塩や野菜や果物も同じことが言える。

既にそれを体感した読者も多い。

 

現状は、肉、野菜、果物、穀物、すべて野生ではなく人が手を加えた養殖なのだ。

理論を理解して関心を持った人は一度食べ比べてみるとよい。 そうすれば常識も変わるはずだ。

 

 

腹が減る理由 1

http://ameblo.jp/muu8/entry-11800740501.html

腹が減る理由 4 終章

http://ameblo.jp/muu8/entry-11802941363.html

ダイエットの盲点3 空腹信号の仕組み

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生命エネルギー論 まとめ

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原人論文 睡眠と食事の物理

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