塩ブリ茶漬けたまらんな・・

昨年末から年始にかけて猪のシチューやカレーなど、物騒なパワーフードばかり作り食べている。

これでは身が持たない。

たまには日本人らしい伝統料理食べんとな。

マリンビレッジ創業以来、野人が開発した食材で最もスタッフが旨いと絶賛したのは自家製塩ブリ茶漬け

そのお宝のような逸品が冷凍庫から出て来た。

十数年前、作った当初は「スズキ漬け丼・茶漬け」「ブリ漬け丼・茶漬け」「鯛漬け丼・茶漬け」など、丼茶兼用「茶茶茶シリーズ」の全盛期で量産していた。

スズキ、ブリ、ボラの「出世魚冷燻製シリーズ」も全盛期。

ビレッジ社員は７名、料理人も２人いて出張婚礼料理も年に２０件請け負っていた。

ＴＶ、新聞、雑誌がバンバンやって来るので広告は不要。　大手ＴⅤショッピングからバイヤーも来て、数百万の大量注文があったが面倒でお断り、冷燻製は最も種類が多かったので全国紙でも紹介された。

ビレッジの調理場は元々冷燻製の製造が主体だった。

これらの美味しい人気製品、今でもいくらでも作れるが、面倒だからやりたくない。

会社である以上、作ったら売る義務がくっついて来るし・・

このやりたくない病が野人の難点で、会社が儲からない最大の理由だ。

調理場は「量産製造室」ではなく、食材開発という理念を掲げて作った。

当時の冷凍チャンバーには試作品が山のように眠っていた。　宝の宝庫、ノウハウの殿堂だな

まあそれがこの会社の目的だったから、初志貫徹だな。

お野人の脳ミソのベクトルは、「どうやって売るか」にはなかなか向かわない。　商才は皆無・・

この塩ブリ茶漬け、塩分は辛めの茶漬け用だがチビチビかじっても旨い。

いくやまむし頭も原人も昔からこれが大好物で大事にチビチビ食べている。　塩ブリおにぎりは絶品。

茶漬けの旨さは、塩鮭茶漬けカツオ茶漬けの比ではなく、カラスミ茶漬け、キャビア茶漬けを上回る

商品としての難点は見た目のわりには「高くつく」こと。　今はスタッフの楽しみとして機会があればたまに作る程度だ。

伊勢まで来る熱心な読者も増えたことだし、レストガーデンのメニューに加えるかな。

自家製塩ブリ茶漬け

ベーコンⅡ完成　塩ブリ茶漬け

ブリブリ３兄弟のお話

お野人　１５m素潜り　手モリで６キロのブリを突く

１ｍ　１０キロのブリ３本入荷　　下は・・む～足

　　　　　　　　　　　　　　　　　む～足

　愛犬ポチ　　

野人エッセイす