肉離れでまともな歩行が困難になった。
乳離れ親離れは経験があるが肉離れなんぞは初めてだ。
火曜日、猪運びの帰りに海の様子を見ようと防波堤を一気に駆け上がった。
遠回りすれば階段から上れたのだが面倒くさかった。
高さ2mほどで垂直よりやや傾斜があった。
こんなもんは手も使わず助走なしで一気に上がれると・・
忍者見たいに3歩で軽く壁を駆け上ったのだが、最初の1歩でふくらはぎで「バチン」と音がした。
デジカメがポケットから落ちて足に当たったのかと思ったのだが何も落ちていない。
「あっれ~~おかしいな」と思いながら歩こうとしたのだが歩けない。
無理やり動かそうとすればちょい痛い。
アキレス腱が切れたかなと思い、触ってチェックしたが異常なし。
そのうちに血圧が急低下したのか目眩がして防波堤の上に横になった。
ビッコひきながら車に戻り、古い顧客で友人の神戸の整形外科医に電話した。
「足が・・動かんのよ 足痛のジョー 」
ブログに何度か登場したことのある院長先生で70代になるが、電話診断は・・「肉離れ」
頑丈なお野人の体は少々酷使しようが滅多に壊れん。
公式水泳レースも潜水も準備運動などせず飛び込み、アキレス腱も伸ばさない。
ただ、中学の頃からたまに原因不明の激痛・電流?が胸骨から胴体を切断するように走り、呼吸も不自由、石像のように動けなくなるのだ。
空手部時代も練習中に構えたまま動けなくなり、担架で搬出されたことがある。
たまに悩まされていたが、3日も寝れば完全に治るので医者にも行かなかった。
30代の頃はまむし頭が救急車を呼んで病院に運び込まれたこともあるが、結局原因不明だった。
当時遊びに来ていた院長は、来た時に遊び相手がいないと困る・・との理由で、タダで自分の病院の2室しかないバストイレ・灰皿付き特別室に強制的に3日間隔離、近代医療機器で徹底検査をした。
野人は絶対わからんから、いい・・と言ったのだが、「絶対わかる」と言って聞かないのだから仕方ない。結局わからなかった。
急傾斜の防波堤で左足のアキレス腱が伸び切った状態から全力で飛び上ったので急伸縮、アキレス腱は切れなかったが負荷がかかり過ぎてふくらはぎが肉離れを起こしたのだ。
全く運動しないこともあるが、この程度はどうということもなかったはず。
筋肉もちょん切れていないし、激痛と言うほどでもない。
「で・・どうすりゃあいいの・・」
「薬局のサポーターではなく、自転車のチューブ巻いて固定せ~」 そのうちにくっ付く・・
「足首が曲がらんよう ガニ股で歩けば松葉杖はいらないから」
「・・・ ・・ 」
途中、ホームセンターでチューブ買って巻き付けた。
全治2~3週間と言うが、その間・・チューブ巻いてガニ股で歩くのは不便であまりにも格好悪い。
5日程度で治さんとな、御先祖様に申しわけない。
結局、医者には行かず、チューブ代が¥700・・
昔、足の指の骨折も医者に行かず、すぐにくっ付いた。
骨折に気付かなかったからゲタで歩きまわり、曲がってくっ付いたけど・・
2年前に指先をちょん切った時も数週間で生えて完全復元した。
翌朝、ビレッジに猪を運び込むと黒猫のニャンゴがビッコ引きながら寄って来た。
また喧嘩に負けたニャンゴは右足を負傷、ふくらはぎの毛が抜けて化膿していたが、完治間近で毛も生えて来た。
野人エッセイす 本物語 4
http://ameblo.jp/muu8/entry-10514780021.html
水気が無くなったむー母
http://ameblo.jp/muu8/entry-12107692199.html
http://ameblo.jp/muu8/entry-10083722844.html
何故曲がる 指は急に 曲がれない・・