テレビのコマーシャルから気になる言葉が流れて来たので耳を傾けると・・
必要な脂分を落とさない?シャンプーの宣伝だった。
何だ?それは・・おかしなことを言うものだと続きを聞くと、リンス、トリートメント効果も兼用で何たらかんたら・・と説明していた。
次に登場したお嬢さんは、これまでにない最高の感触をアピール、これでは消費者もその気になるかも知れんな。
ここで野人が口を挟むのもまことにおこがましいのだが・・我慢ならん・・
真剣に聞いている奥様の横で、「これはだな・・」と、講釈をたれて・・「あんた うるさいわね」と、ひんしゅくを買った読者もいるが、横に誰もいない・・からまあいいだろう。
このコマーシャルの矛盾は2つある。
人の弱みにつけ込むのはまことに心苦しいのだが、簡単に弱点、矛盾点を見抜くのは昔から武術においても、学問や狩りやギャンブルにおいても特技だったのだ。
一つ目は・・「必要な脂分」
脂分は絶対必要だと言うことがわかっているではないか。
そもそも生まれ備わった脂分と微生物を落として生存出来る生物など地上にはいない。アリンコ1匹・・
紫外線、病、凍死が待っているだけ、それを思考の基点に置くことだ。
当然、それらに手を加えて仕組みを変えようとする生物もいないし必要もない。
すべて洗い流すこれまでのシャンプーは間違っている、これが正しいと言っているようなものなのだが、シャンプーでそれらを洗い流すことに変りなかろうが・・珍妙な。微生物は全滅だな
シャンプー薄めて水増しでもしたか、それとも手加減して洗えということかな。
だいたい、必要と余分の境界などわかるはずもないだろうに。
人知は生まれ備わった体の機能をコントロール出来るほどご立派になったのだろうか。
大地にあれが足りないこれが不足とちょっかいを出して土を作ろうとするようなものだ。
その割には大地の表土構造の仕組みを知る農学者は1人もいない、頭皮頭髪も同じだな・・
2つ目は・・「使いなさい」
脂肪分が必要なのに何故落とすのか、余分と言うなら何故余分な脂肪分が出て来るのか。
勝手に出て来るのかな・・何も悪いことしてないのに・・
そこの道理をはっきりしないとやる気が起きないだろうが。
お金と時間を使うより、髪の中に埋もれている頭を使って使わないで済む方法を考えた方がいい。
人類に近い猿やチンパンジーはまったく困っていない。
人類はフケや抜け毛やハゲに悩まされ、数十年間四苦八苦してさらに悪化している。
発汗機能も含めて動物の中で機能が最も優れているのに・・おかしいではないか。
少なくともサルよりはマシなはずだ。
大半の毛は省エネされても、頭と脇と股の毛だけは頑なに残っているのは最も重要だからだ。
素直に頭を下げて猿から学んだ方がよい。
何か余計なことしたかを聞くと・・しゃ~~んぷぅりしながら無言の友情で教えてくれるだろう。
シャンプーの宣伝は、他の洗剤同様に毎日「使い続ける」ことが前提であり、快適性は唱えても必要性は言わない。困るハメになった大元の原因も・・
「目的 思考の起点 思考の順路」 理のトレーニングとして参考にしていただければよい
理解出来ればこの程度の矛盾は誰にでも見破れる
猿の頭にもない人間のフケは「老け」の元
http://ameblo.jp/muu8/entry-10182331389.html
犬猿の仲の・・「お犬様」からも 教わる
犬の皮膚疾患と体臭は人災 1
http://ameblo.jp/muu8/entry-11603064985.html
犬の皮膚疾患と体臭は人災 2
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汗臭さの原因 科学の間違い