犬の皮膚疾患と体臭は人災 1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

2008年のブログ開始以来、洗剤が皮膚に及ぼす疾患や体臭について書いて来たが、それは人間だけでなく地上の全ての生き物に言えることだ。

地上の生物は全て脂質と微生物のバリヤーに守られ、動物植物問わずそれなしでは生きられない。

脂質と微生物、それぞれ明確な役割があり、進化の賜物と言えるものだ。


生命は海で誕生、水中では魚貝、海藻、例外なく粘膜と微生物の仕組みに守られ、地上に進出してそれぞれ動物植物となり、乾燥に耐えられない粘膜は脂肪膜に進化した。

この二つは、水陸問わず生命維持には絶対不可欠な最低必要条件とあらためて認識したほうがいい。


脂質は紫外線から皮膚を守り、皮膚のメンテと怪我の修復を受け持ち、防水機能で気化熱を奪われることによる凍死や凍結を防いでいる。

微生物は付着した細菌の増殖を抑え、汗と共に分泌する有機物や不要な皮膚の分解をも受け持っている。


この仕組みは完璧であり、これ以上のバリヤー機能は存在しない。

生物の皮膚、表皮の自然治癒力はこの二つで保っていると断言出来る。

人間のようにこすって垢や角質を落とす必要はまったくなく、そのような生き物もいない。


地上でどちらのバリヤーも洗剤で流すのは人間だけだが、流す理由は、世界の常識、TVのCM、子供の頃から皆がやっていると言う理由からであり、物理的な生命の道理とはまったく関係がないおかしな理由?から習慣になったと言え、自ら考えて下した判断は何処にも見当たらない。


「自然界では洗い流せば必ず死ぬ」と言うことを、思考の起点に置いて洗い流している人はいないはずだ。


何となく、体に合わないから、必要ないと思うから、止めて問題なかったから・・と言う理由で使わない人はいたが、はっきりした道理を語った人は1人もいない。

皆さん何の問題もなく、むしろ快適に暮らしているが人には説明出来ないようだ。


この2つがなければ、雨の中を鳥は飛べず、水鳥は水に浮けず、雨に濡れた山の動物は熱を奪われ凍死、針葉樹も凍結して冬を越せない。

生き残っても細菌に犯され絶滅の危機が待っている。


細菌に侵されやすい傷口はすぐに化膿、修復も遅れるのがよい例で、ニキビや吹き出ものも小さな化膿だが、洗剤を使わなければ数日で引っ込み、傷口も化膿せず通常の半分の数日で修復する。


地上に、洗剤で洗い流し続けて死なない生物がいるならお目にかかりたい。

続く・・


読者の美容師ピアチュートさんが犬の脱洗剤について書いているから参考にするといい。

チビたちの皮膚疾患

http://ameblo.jp/piaciuto/entry-11558410770.html


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http://ameblo.jp/muu8/entry-10204755440.html

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