そして、人間として生まれるという事はこれだけでも功徳があり果報があるんですね。
犬や猫などの畜生や様々な下等な生物に生まれず、地球上の生態系の中では最高の人間界に生まれるという事自体がすでに一つの福運であります。
ですから、人間として生まれた以上はいかなる人にも必ず二つの天が影のごとくに添っているのである。
その一つを同生天といい、もう一つを同名天という。
その同生天・同名天が左右の方にいつもついてその人を守護する。
ゆえに、特別悪い事をするという事でもなければ、人と生まれた以上は天もそれを殺める事はない。
いかにいわんや善人においておやという事なんです。
これは、人と生まれた以上は何らかの福徳を持つがゆえに、同生天・同名天がその人の果報に応じて守っていくのである。
この御書にもありまするが、この同生天・同名天というのは梵天・帝釈が人と生まれた者を守らせるためにこの二つの天を肩に背負わせるのである。
生まれたばかりの肩だけではない、母の胎内に入った時からこの同生天・同名天がその人を守るためについているのである。
そして、母親の胎内から出てきて死んで終わるまで左右の肩についてはなれないんですって。肩が重いと思ったらそう思ってください(大笑)。
そしてこの同生天・同名天は善い事につけ悪い事につけ一々にその行動を天に登って梵天・帝釈に報告するという事なんです。
ですから、そこに悪い事を重ねてくると、その者はたとえ人間として生まれても自分で防ごうと思っても防げないで命を落とすような事になってしまう。
しかし、もし善い事をするならば今度は梵天・帝釈が同生天・同名天の便りを聞いて守るのだという事であります。
されば、妙楽大師の曰くには「心の固きに仮りて神の守り則ち強し」「信心が固い事によって諸天善神はその人を守るのである」というのはこういう事なんですよ。
「人の心固ければ神のまぼり必ずつよしとこそ候へ」「御本尊を信ずる心が固ければ諸天善神の守りも強くなる」という事。
だから、ある時は信じ、ある時は疑うというフラフラしているようなペラペラな薄っぺらな信心では諸天善神は守らないという事なのであります。
そしてこの同生天・同名天の事が仏法でわかってきたらば、法律なんかで罰しなくても悪い事をする者はないですよね。
今の世の中は嘘をつきっぱなしでしょう。
ことに、政治家の姿を見ると『どうしてあんなに嘘をつくのか』と思う。政治家はろくな者がいないですね。
これが広宣流布の前夜なんですが、政治家が全部信用を失った時は国家はもうまとまりがなくなりますね。
今のこの秘書の給料のピンハネでも与党野党問わずあらゆる政治家がやっているんじゃないですか。
そして、この間まではムネオ・キヨミとまるで漫才のコンビみたいなものですが(大笑)、今度はマキコなんて者が加わってトリオとなった(笑)。
この者達を含めみんな政治家が嘘をついてくるんでしょう。この連中は仏法を知らないんですね。
もし同生天・同名天の事を知ったら嘘をつくという事はしなくなりますよ。
いくら口でうまい事を言ったって同生天・同名天が「この者は勤行を怠けております」と全部報告するから全部わかっている。
これが「仏様の御眼を恐れる」という事なんです。
「誰が見ていようといまいと大聖人様が御覧あそばす」という事でもって自分の行を謹むというのが賢人であります。
平成14年 4月5日 『乙御前御消息』御書講義
- 説明
- 日妙殿のただならぬ宿縁
- 『乙御前御消息』の大意
- 蒙古襲来に怯える日本国一同の姿
- 戦いは長の一念によって決まる
- 日妙殿の健気なる信心
- 強き信心に立つ者は必ず守られる
- 同生天・同名天の存在
- 日蓮大聖人の強き御一念により諸天が守る姿
- 蒙古襲来と逆縁の広宣流布
- 日蓮大聖人の大慈大悲・絶大威徳で広宣流布は成る
- 仏様を命かけてお守りする者は必ず守られる
- 信心で積んだ功徳は決して壊れない
- 仏法に背く者の罰の姿
- 広宣流布は大地を的として必ず成る
- 広宣流布は急ぐ旅である
- 日妙殿・乙御前を守らんとする日蓮大聖人の大慈大悲
