さて、世間に目を転ずれば、本年元旦に発生したマグニチュード7.6、最大震度7のはんとうしんや今月3日に発生したマグニチュード7.7、最大震度6強の台湾たいわんしん、さらには、今月17日に発生したマグニチュード6.6、最大震度6弱のぶんすいどうしん頻発ひんぱつする大規模なしんを見ると「首都圏直下と南海トラフしんも遠からず」と覚悟せずにはいられません。
 それらが発生すれば日本にっぽんは壊滅し、こっ破産も不可避であります。
 一方、きししゅしょうは就任後にアメリカに要請されるまま新たな安保戦略で防衛費をGDPの2%に増やし、衛隊えいたいに敵基地攻撃能力を保有させ、共同開発した防衛装備品の第三国への輸出解禁をも決めるなどしてきました。
 それらの措置を認められ、きししゅしょうは今月8日から14日までアメリカに国賓待遇で招待されました。
 その際派出された日米首脳共同声明に衛隊えいたいと在日米軍べいぐんの連携強化に向け指揮統制の枠組みの見直しが盛り込まれましたが、今後じつじょう衛隊えいたい米軍べいぐんの指揮下に置かれ、完全一体化がはかられることちがいありません。これ安保政策の大きな転換であります。
 台湾たいわんゆう、あるいは朝鮮ちょうせんはんとうゆうが発生した際、衛隊えいたい米軍べいぐんの下請けとしてその指揮下で戦えば、中国や北朝鮮きたちょうせんからの反撃により日本にっぽんの国土が戦場になることは火を見るより明らかであります。
 たとえアメリカの下で軍備増強をはかっても、諸天の守護がなければ一切の軍備も空しくなり、かえって国侵逼こくしんぴつを受けるのであります。
 ゆえにだいしょうにんさまは『せんしょう』に

たとてんつわものあつめて、てっせんしろとせりともかなうべからず。
 かならほんこくいっさいしゅじょう兵難ひょうなんうべし」

おおせであります。
 すなわち、諸天の責めによる国侵逼こくしんぴつならば、いかなる武装をしても役に立たない。必ず日本国の一切衆生は兵難ひょうなんに遭うと御断言であります。
 アメリカはにっぽんの柱ではない。
 にっぽんの人々はこの国に絶大威徳・だいだい本仏ほんぶつ日蓮にちれんだいしょうにんがましますことに早く目覚めなければいけない。
 かかる亡国眼前のにっぽんにあって日蓮にちれんによりてほんこくはあるべし」の重大聖語を叫ぶ資格と実力を有するは、遺命ゆいめいを命かけて守りたてまつられたあさせんせいが築かれた顕正会以外には断じてあるべくもない。
 さあ、迎える5月一切の油断を排して三百万を急ぐ大前進だいぜんしんを成し、霊山りょうぜんにましますあさせんせいに全員でおこたえしてまいろうではありませんか。


令和6年 4月26日 4月度 総幹部会 浅井会長指導

令和6年 4月28日 4月度 男子部班長会 行成総男子部長指導