本日のそうかんかいも一人一人の素晴すばらしい登壇に大感動だいかんどういたしました。
 せんせいの百箇日法要の翌日に三万の誓願せいがんを立てて戦いを開始した決戦場けっせんじょう第5年の初陣ういじん、先ほど発表されたごとく昨年のさいしゅう法戦ほうせんを上回る実に空前くうぜんの39,536名のだいしゃくぶくが敢行されました。
 あと少しで4万に手が届くほどの凄まじい大前進だいぜんしんです。まことにご苦労様でした。
 末法まっぽう濁悪じょくあくのこの日本国において日蓮にちれんだいしょうにんなんしんなんさんだいほうづうするわけですから心ないせいを浴びせられたり、家族や友人・知人にしんじんを反対されたり、会社内において上司や同僚の怨嫉おんしつを受けたり、しゃくぶくに当たれども逆縁の山を築くばかりであったりと様々なしょう困難こんなんがあるにちがいありません。
 しかし、それぞれが「我いちにん立つ」とのはくで勇み立ち、ついにげられた真心のづう、その一名一名の背景にある涙の出るような赤誠せきせいおもいを巡らせながら今朝私はせんせいれいぜんつつしんで報告ほうこくいたしました。
 せんせいを継ぎ、敢然と遺命ゆいめい成就の戦いに立ち上がった全顕正会員の熱請ねっせいを、せんせい霊山りょうぜんから必ずや御覧になり、かんと笑みをたたえられ「よく頑張った」とおうなずきくださっておられるにちがいありません。
 昨年10月16日にあさせんせいが御逝去されてより早くも半年余りが経ち、今私自身心から不思議ふしぎを感じております。
 当初は、全顕正会がいまだかつてない深い悲しみに暮れておりましたが、御金言に毫末ごうまつも相違せぬごとなまでのせんせい成仏じょうぶつの妙相を拝見した瞬間、それまでの哀惜あいせきの念は「本尊ほんぞんさま絶対ぜったい」の大確信だいかくしんだいしょうにんさまだいだいに対する有難ありがたさへと変わりました。
 それより、月々日々に全顕正会員のしんじんの純度が増し、れん渇仰かつごうしんじんは深まり、遺命ゆいめい成就に向けてしゃくしんみょうしんじんで戦う大情熱がたぎるに至りました。
 かくして、昨年の最終さいしゅう法戦ほうせん、本年の初陣ういじんにそれぞれ過去最高のだいしゃくぶくが敢行された意義はまことに大きいものであります。
 これこそ、私達の前進ぜんしんだいしょうにんさまこころに叶いたてまつり、せんせいの指さされるままに奉公ほうこうつらぬき通していくならば、本仏ほんぶつ遺命ゆいめい成就のお役に立たせていただけるあかしと伏して拝するものであります。
 せんせいあとしたい、熱涙ねつるいの中に立ち上がった私達をだいしょうにんさまが御守護くださり、またせんせいが我等の進むべき道を指し示し、今なおこう陣頭じんとう指揮しきをお執りになっておられるがごとくで、有難ありがたさにむせぶばかりであります。
 あらためて申すまでもなく、一国を動かす三百万の大陣だいじんを構築するには、北は北海道から南は九州・沖縄に至る全国に、そして、あらゆる社会の階層にれん渇仰かつごうしんじん、心かた絶対信ぜったいしんに立つ力あるこうの人材が無数に出てこなければなりません。
 私が日曜勤行ごんぎょうしょこうを再開し、またその冊子を発刊したのはひとえにそのためであります。
 しかして今、各組織の至る所で新入信者や未活動者など大勢の人材が立ち上がり、戦いの裾野が広がり、いきおいが増している事有難ありがたい限りであります。
 同時に、六百万がっかいいんを救う戦いにより多くの真面目まじめがっかいいんしょうに目覚め、どくの大歓喜のまま入阿鼻獄のがっかいいんを救わんと力強く立ち上がっております。
 これらはすべて時なるがゆえであります。
 せんせい「時というのはまことに不思議ふしぎである」として、広宣こうせん流布るふが近づくにつれて人材の成長の速さ、そして、本尊ほんぞんさまの賞罰の出方が変わってくることきょうくださいました。
 されば、迎える5月、その大確信だいかくしんを胸に抱き、機関紙購読を力強く推進する中に全組織が大勢の人材を育成・抜擢ばってきし、盤石ばんじゃくなる体制を構築していこうではありませんか。


令和6年 4月26日 4月度 総幹部会 浅井会長指導

令和6年 4月28日 4月度 男子部班長会 行成総男子部長指導