



こんにちはこんばんは。超絶お久しぶりです。
もうこのブログは終わった/もう復活しないと思われた方も多いのではないでしょうか。恥ずかしながらまた帰って参りました・・・・・・
空白期間の理由として、他ジャンル(AFVとか)に浮気していたり、Bトレは通常品や中古品をコツコツ増やしたりするだけで特にブログに書くような事が無かったり、Twitterなる便利ツールが出てきたお陰でわざわざブログ記事に起こすのが面倒になったり・・・・・・というのが主なところでしょうか。。空白期間中にもBトレかなり少なく見積もっても50両以上増えてます。ぐえぇ。
今回の「わざわざ記事にする気が起こった」ネタはこちら
富士急6000系「瑞雲ラッピング」編成
富士急に譲渡された205系のうち、6003編成に2017年6月17日から同年7月30日までの予定で施されたラッピング仕様車です。
同期間に富士急ハイランドで開催される「瑞雲祭り」とのタイアップ企画で、車体には「瑞雲(リンク先:Wikipedia)」が登場するブラウザゲーム「艦隊これくしょん」に登場するキャラクターがあしらわれています。
何度か実写を取材()するうちに何とか実車が健在なうちに立体化出来ないか?と思い立ち急きょ作り始めたネタ車両。
最初はBトレに拘らず鉄コレやNゲージ改造も検討しましたが、素材の入手や加工が困難だと判断、結局所々「てけとー」でも許されそうなBトレを種にすることで落ち着きました。
そうと決まればさっそく素材集めです。富士急6000系は客ドアが小窓の初期車なので再版された山手Historyの205系セットが使えそうです。と、この時既に予告されていたラッピング期間最終日(7月30日)までおよそ一週間。ますますBトレじゃないとどうにもならなそうなスケジューリングに。。しかし、運の悪い事にYamanoteHistoryシリーズ、何故か205系だけ見事に市場から消え失せていました(涙目)
皮肉にも大窓車は5月に205系総武線が再版されたお蔭で潤沢にあったのですが。。
わざわざ秋葉原まで探しに行っても小窓先頭2両だけ拾うのが精一杯。幸い富士急6000系は先頭にパンタが載るので2両編成でもなんとか見られるモノが出来そうです。
1・ラッピングデータ制作
最初にラッピングデータの制作から手を付けました。
実車を取材して集めた資料画像を基にラッピングデータを作り、インクジェットプリンターでデカールを制作、車体に貼り付けようという魂胆です。
集めた資料画像を元にinkScapeというソフトでラッピングデータを作っていきます。この時、フルカラーなキャラクターイラストを除いてなるべく「ベクタイメージ」を使って作りました。
ベクタイメージは通常のピクセルドットで表現される画像(ラスタイメージ)と違い、線の長さ、角度、曲率といったデータの組み合わせで画像を表現します。このため伸縮しても画質が劣化しないという特徴があり、特に単色イメージの伸縮に非常に威力を発揮します。(逆に繊細なグラデーションやタッチの表現に弱い)
こうして作った原稿をガイアノーツから出ている「おうちdeデカール」に印刷、自作デカールを制作しました。
2・車体加工
今回作る6003編成は元々205系初期車のうち、最初の最初「量産先行車」を元に、富士急行向けに短縮・転用改造が施されています。
主な特徴として「田の字」型の窓、先頭の2丁パンタ、ベンチレーターの撤去が挙げられます。これらの特徴をマトモに再現しようとすると一か月は掛かりそうですがデカールを仕上げて残りはおよそ4日前後。割り切りとデフォルメで乗り切ることに。
先ずは屋根の加工から。
ベンチレーターをニッパーでペチンペチンと切り取り、跡を屋根のビードを削り取らないギリギリのラインまでヤスリで均します。
パーツの撤去跡には穴が開くのですが通常のベンチレーター撤去車だとパテやら瞬着で埋めて整形というのがセオリーでしょう。しかしそんな事やっていてはとても間に合いません。そこでt0.35プラ板でフタを作って穴を塞いでしまいました。実車でも撤去跡には鉄板でフタがされているようでとても助かりました^^