ムル☆まり同盟 -186ページ目

ものを捨てる

 4年と5ヶ月前のモスクワ行きに始まり、1年5ヶ月前の元のマンションへの帰国、1ヶ月前のそこからこの家への引越、と過去5年間で3回の引越を経験している。毎回山のような不要品を処分してきたが、今回の引越では、「使えるものを捨てることももったいなさ」をことさら痛感した。


 というのも、モスクワに住んでいる間、外国人から不要品を集め、仕分けをして、必要とする団体や個人に再分配するようなボランティアを経験し、自分が捨てるもののほとんどが、実は他の場所で役立てることができることを目の当たりにしてきたからだ


 私が第2の自宅(?) のように足しげく通っていたのは、Donation Office と言って、主に外国人からの不要品の寄付を受け取り再分配する事務所で、外国人女性の交流団体、International Women's Clubのチャリティグループの活動の一環として運営されている。毎週、日用品から衣料品、果ては大型家具まで、様々な寄付や寄付の申し出があるが、床を覆い尽くし、時には天井まで積み上げられたそれらの品々は、各種プロジェクトのコーディネータにより、瞬く間にそれらを必要としている団体やプロジェクトに引き取られていく。


 私は夫の仕事についてモスクワに行ったので、あちらでも日本並の生活を保証された大変ラクな立場で3年間を送ったが、一般的ロシア人の生活がそんなにラクなわけではない。社会情勢の急激な変化により、孤児やストリートチルドレン、路上生活者が山のように生まれ、たとえ住むところがあっても大半の年金受給者の生活は楽ではない。これらの人たちを支援するNPOにだって十分にモノがあるわけではないし、第一、また公共の施設で働く人々のお給料はとても生活できないほど安く、しかも重労働なので、長続きしない人も多い。


 そんなわけで、ゴミくずと残飯以外、およそ使えないモノはない、と言っても過言ではなかった。


 たとえば、駐在期間中だけのために購入したお鍋などの調理器具、布団、その他日用品。これらは、年齢が来て孤児院を出なくてはならない孤児たちの新生活スタートに役立てられる。ロシアの法律では、学校を卒業すると同時に孤児は孤児院を出なくてはならない。アパートは支給されるのだが、中の調度品の支給や仕事の斡旋はない。


 それから、不要な端布や毛糸などの手芸用品や材料。これらも役に立つ。予算の少ない青少年育成団体や孤児院の中には、手芸クラブや演劇クラブを持っているところもあり、それらが必要としているのだ。


 オフィス用品もしかり。孤児の新生活スタートにも文房具は必要だし、数が揃っていれば、公共あるいはNPO団体でも使用可能だ。美術品はバザーで販売したり、装飾品を必要とする団体に寄付したりする。 (余談だが、我が家のリビングに堂々とかかっている3枚の猫の絵、これらもそんな寄付品の山から見つけたもの。転勤族の方が趣味で描いたものらしく、寄付されたファイリングホルダーに不要書類とともに挟まれていたものだ。)


 古着やタオル、その他衣料雑貨は言わずもがな。。。「孤児の子にスーツなんて」とおっしゃる方もいらっしゃったが、その子たちも時が来れば就職活動をしなければならない。スーツなんて買うお金、あるはずもないので、たとえ多少流行遅れでも、そのような寄付の品が活躍する。


そんなふうに、自分にとっては要らなくなったものでも、色々な形で有効利用できる世界をちょっぴり垣間見てきただけに、今回の引越でモノを捨てるのは大変心が痛んだ。今朝も、大量のカーテンフックがゴミとなった。何か不具合があるというわけではなく、サイズ直しを依頼したカーテン屋さんがサービスで新しいフックをつけて納品してくれたため、今まで使っていたものは、不要になったのだ。使えるのに・・・。


  帰国直後、やはり大量のゴミが出たのでもったいなく思い、日本のInternatioinal Women's Clubに問い合わせてみたが、チャリティではモスクワのような中継集積所を持たないため、古着の寄付しか受け付けていないとのことだった。日本は豊かな国だし、100均でかなりのものが揃う。人のお古なんて必要としている人はいないのかもしれない。(100均で購入することを考えると、運送費の方が高くつきそうだし。)けれど使えるのに・・・。やはりもったいなく思いながら、日々大量のゴミを捨てている。


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 もし、モスクワでこのブログを見ている方がいらっしゃったら、不要品は、どうぞ、下リンクまで。

http://iwc_moscow.tripod.com/donation.htm



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猫の地理感覚

 ここ数日、猫の地理感覚にとても興味がある。


 少し前、勝手にベランダデビューを果たしたムルカ。手すりに上りたがるため、翌日からはリード付きになったものの、それでもベランダは現在一番のお気に入りの場所、朝な夕な、気が向くとベランダ前の窓で、出してくれと大声で鳴く。


 それはいいのだが・・・。


 気になるのは、ムルカがこの家の構造をどのくらい理解しているか、ということだ。ベランダに初めて出た日、そしてその翌日、ムルカが真っ先に向かったのは、出口から一番遠い手すりだった。そこからは屋根が近い。傾斜が急なのでムルカがその屋根の上に立つことができるかどうかは別として、興味深いのは、そこが、納戸の窓の真下で、ムルカが見慣れた場所だということだ。


aboutotjump

いち、にぃの、ジャンプっ・・・


 毎日、隣の庭でも眺めているのかと思ったら、そんな作戦を練っていたのか?


 また、リードが付いてショックを受けたムルカ、一度は部屋の中に入って作戦を立て直した。そのとき、真っ先に向かったのは、この納戸の窓の前だった。


ontheattic

さっき、あそこから見えたのが、このへんだからぁっと・・・。


 引っ越してきてちょうど1ヶ月。毎日毎日、色々な窓から外をじっと見ていたが、それは、単に景色を楽しんでいるものだとばかり思っていた。けれど、自分が連れてこられた場所を理解しようとし、静かに今後の対策を練っていたのかもしれない。となると、次は庭、次は前の道、と、テリトリー拡大を主張するかもしれない。対策を考えておかなくっちゃ。


 あらぁ~。


 ムルにゃんって、私が思っていたよりも賢かったのかしらぁ?


 人間の1歳半に匹敵するという猫の知能。1歳半って、私が考えていたよりもずっと賢いのかも。世の人間の1歳半のお子ちゃまたちもあなどってはいけない?

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お友だちいっぱい(?) -散々な1日 by ムルカ

 朝からつぐみがやってきて、隣との境のフェンスの上で、あたしのことを小ばかにするかのように、こっちに向かって鳴き続けていたから、じぃっとにらみ返した。あんまり長い間にらみ合っていたので、結構疲れた。


 午後。昼寝をしようとソファによじ登ると、見慣れない真っ赤なヤツがいた。「エルモ」といって、「セサミストリート」の中ではきてぃの一番のお気に入りだそうだ。ちょっと気に食わなかったけど、きてぃが仲良くしてくれっていうから一緒に寝てあげた。


elmo

このソファに一緒にいてもいいけど、なれなれしく近寄るにゃよっ。


 夕方。お昼寝から起き出して、きてぃに一緒に遊ぼうとおねだりしたら、「ダイナソー」という、これまた新顔が襲ってきた。なかなか手ごわい。1階と2階の両方を行ったり来たりして鬼ごっこに興じた。久しぶりに全速力でかなりの量を走った。ああ、疲れた、疲れた。きてぃは「お土産にお友だちよっ」っというけれど、お友だちっていうよりも「敵」。


dinosaur


 こんなふうに朝から晩まで敵(お友だち?)と戦っていたので、夜は早めにクローゼット上に退散した。もちろんきてぃも誘った。強引に誘ったから、きてぃは夕食後のすべての予定を読書に振り替え、読みかけの本を持って寝室に一緒に来てくれた。【ムルカ】


 【きてぃ】そういうわけで、一気読みしたのが下の本です。↓

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「羊皮紙に眠る文字たち-スラヴ言語文化入門」

黒田 龍之助
羊皮紙に眠る文字たち―スラヴ言語文化入門


 

 これからスラブ諸語のいずれかを勉強してみようかと考えている人、スラブ諸語に興味を持っている人、言語学者とは日々どのような研究をしているかということに興味のある人、を対象に書かれた本で、筆者はロシア語講師/通訳およびスラブ語学者の黒田龍之介氏だ。


 大学のみでなく、一般の語学学校でも教鞭を取る著者、ロシア語とはどのような言語なのかを、趣味として学習しようという初心者の様子なども交えて紹介するところから本は始まる。4年と少し前、キリル文字も読めなかった頃の自分を思い出し、なんとなくなつかしくなると同時に、当時に比べると少しは進歩したのだ、とほっとしたりした。


何しろ、ロシア語文法の入り組んだシステム、慣れるのにある程度時間がかかる。また、そのシステムに慣れたからといって、それに沿って正しく語形変化ができるわけではない。それに子どもの頃から慣れ親しんだわけではないからロシア語を見ない日が数日続くと、気持ちいいくらい(?!) さっぱりと忘れてしまう。「私って『若年性アルツハイマー症』じゃないのかしら?」と心配になることも珍しくない。けれども、この本で何が初心者に難しいのか、という説明を読んでみると、何もそれらは私だけにとって難しいことではないようで、ちょっぴり安心したりもした。


また、常日頃、「ロシア語と似ている」と耳にしてきた様々なスラブ系言語についても、その歴史や特徴に加え、著者が学んだ過程がエピソードとともに紹介されている。どこがどのように似ていて、どこが似ていないのか、少しではあるが具体的に想像できて興味深い。勉強してみる気はなくても、ロシア語やスラブ諸語に興味のある人には、わかりやすい導入書だ。

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勝手にベランダデビュー

 今朝のこと、ベランダで洗濯物を干していて、ふと隣の部屋の方に目をやると、なんと、ムルカがこちらに向かってゆっくりと歩いてくるのが目に入った。慌てて、隣の部屋の窓をチェックするが、網戸はちゃんと閉まっていた。どうも、大胆不敵にも、私の横をすり抜けて外に出、一番向こうまで歩いて行き、取って返したところだったらしい。


 現在のところ、ムルカはまだ、ベランダにも庭にも出ていない。というか、出ていなかった。脱走対策を何も施していないし、お掃除もしていないから汚れた足で家中歩き回られてもたまらないから、あえて出さないようにしてきたのだ。


 が。


 出ることを禁止していたわけでもない。だから叱るわけにも行かない。おまけに、悠々と向こうから闊歩してきて「あらぁ~っ、きてぃ、ここで働いてるのぉ~?」とばかりに見上げられれば尚更である。


 かくして、ムルカは強引にベランダデビューを果たした。30分ほどウロウロ、コロコロしていたのだが、手すりに飛び乗ったところで家に連れ戻した。悪いけど、ムルカの運動神経は、あまり信用していない。それに越して来たばかりの我が家の庭は、現在、資材置き場状態。万が一、そんなところに落ちて、泥んこになって家に入ってこられても困るからだ。


 完全に今の家に慣れた様子のムルカ、また、マンション時代同様、少~しずつテリトリーを広げようとする毎日が始まるのだろう。


veranda1

ネコ こんな気持ちいい場所、今まで何で入らせてくれなかったにゃっ。

シラー まだ、脱走対策ができてないからだよっ。



veranda2

ネコ そういえば、最近してないにゃ、脱走・・・。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



ここ数日の主なできごとと言えば、ムルカが「新しい隠れ場所」を次々と見つけることです。今度の家ではベッド下に入れないので、代わりとなる避難所を探しているのでしょうか?

windowdisplay

いなくなったと思って必死で探していたら、出窓の人形たちにさりげなく紛れ込んでいたり・・・



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おなじみ、ピアノカバー下に潜んでいたり・・・。



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これはどこでしょう?



hideherself3

この本棚の本の後ろです。今、私の目の前で入ったのでわかりましたが、目撃していなかったら絶対に見つけられない場所。

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