クリスマス1日前、
クラウディオからの許可がおり、二人でパネットーネを買いに行く。
クラウディオは、家族といろいろ過ごさないといけないので、結局は私と一緒に入れない。
そういう意味では、本当に自分は公式な不倫相手なんだろう、と思いました。
私が彼に気がないから。
クラウディオの息子が早速ナポリでカバンをなくしたらしくて、
警察に通報したり、新しい携帯を買ったり、バタバタ。
息子は、新しい彼女ができて、両親から切り離して自分の生活を送っているような気がします。
元音楽教師だったので、彼のことはよく知っていますが、遠くで私が見守っていることも、アンドレアはちゃんと分かってくれている気がします。
子供は、見守られて、育つ。
そういう理念を自分の中で掲げています。
そんな感じで、迎えた当日。
初めての恋人とのクリスマス。(何気人生初)
は、最高でした。
何より12時間一緒にいれる喜び。
ルーチョの自分に対する結婚宣言から、私は精神を壊して(クラウディオとの不倫、両親の思い出、過去のフラッシュバックや未来への不安など)
彼とのコンタクトを切ったのが12月初め。
それから20日間、電話が来ても、でない、メッセージが来ても返信しない、
相当ひどい扱いをしていました。
彼はそれで参ったのか、
クリスマス当日、
オルフェオの曲を献上(プレゼントくれたというより、YouTubeの動画納品のようなクオリティに近い)してくださりました。
そのときに「オルフェオは無くした妻を探して、森を今でも彷徨い続けている」というストーリーを3回くらい聞かせてくれて。
3日後たった今、あれは「僕は君を無くしてここまで辛かったんだよ」というシャイな気持ちを表してくれていたのか、と思いました。
(かという自分も毎日ベッドで泣いていたわけですが)
当日は、お姉さまと姪っ子ちゃん2人とランチ。
ソファーで囲んで他愛のない雑談、というのが、私の望んでいた幸せなのかと。
私が確実に欲しいものを確実に持ってきてくれるルーチョは魔法使いだと思います。
彼は自分の隣でちょこんと座って、心地よさそうに何も言わずにじっとしていました。(本当に静かな人です)
その後は私の自宅でイチャイチャと。
クラウディオのようなパック化して儀式化したような恋愛関係ではなく、
ルーチョは「一緒に作り上げる」ような恋愛関係。
家に入った瞬間、彼は私のベッドで、一人で寝る。
本当に寝ていました。(笑)
そんな感じで、本当の家族になったような(なってしまったんだろうか)、
新しい恋人というより、妻認定されてしまったような、老夫婦のようなクリスマスを過ごしました。
(そして、その後3日間、思い出が美しすぎて、また泣き出す毎日が続いた)
ブログへようこそ。
いいね、友達申請が後進の励みになっています。
いつも訪問ありがとうございます!
登場人物の説明です
![アップ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
ニコレッタの演奏。よかったらどうぞ。
![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
バツイチ。
薬剤師の息子。
パリと、Pugliaというイタリアの大学で育った彼。
ありとあらゆる(おそらく500人以上)女性と寝続け、
なぜかニコレッタにたどり着いた。
息子はニコレッタの元音楽生徒。
同居人でもあるので、ニコレッタの壮絶な、公式不倫が始まる。