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女は好きな男に言い出せないことが多々ある。

 

 

”どう思われるだろうか”とか

 

”冷められるのではないか”

 

とか考えすぎて、言うのが怖くなるのだ。

 

 

私は基本的になんでも言えるタイプだけど

 

彼に言えないことも少しだけあった。

 

 

 

その1つが「寂しい」と言葉にすること。

 

 

 

基本的に、長女気質でしっかりしている私は

 

彼に”本気の”寂しい思いを

 

ぶつけることができなかった。

 

 

 

少しの寂しさなら

 

すぐ口に出せる。

 

 

「寂しい〜〜〜」って冗談のように笑って言えばいい。

 

 

でも、本気の寂しいは気持ちも重い。

 

 

「寂しい」と口にするだけで

 

思わず涙が溢れそうになり

 

相手を混乱させてしまう。

 

 

 

別に特別な理由があって

 

寂しくなるわけじゃなく

 

突如爆発するように訪れる寂しい気持ちの波。

 

 

波は、ドドドっと押し寄せて

 

スーッと去っていく。

 

 

だからその気分の波に

 

彼も一緒に乗っかってもらうことを

 

したくなかったのだ。

 

 

 

彼が”寂しい私”を受け止められないと思った理由は

 

「寂しい思いをさせてる=自分が悪い」

 

みたいな方程式が

 

彼の中で勝手に成り立ちそうな気がしたからだ。

 

 

 

私は、これまで多くのもの、人、出来事を

 

受け止めてきた。

 

 

簡単ではなかったことも多くあったけど

 

最後は全て受け止めてきたつもり。

 

 

その受け止めるとはどういうことか?を

 

突き詰めたら

 

 

その出来事を俯瞰的に捉えて ”問題視せず” 

 

”あってもいいと許可すること”を

 

受け止めると言うのではないかと思う。

 

 

例えば彼を受け止める場合、

 

彼がどんな自分を見せてきても

 

「問題にするのをやめよう。これでいいんだ。」と思い

 

「彼は変わる必要はない!」と

 

心から思うのが、受け止めるということ。

 

 

問題視するとは

 

”それがあり続けると

 

もっと不幸なことが起きるのではないか?”

 

とあらぬ心配をすることに過ぎない。

 

 

つまり思い込み。

 

 

 

例え現実が変わらなくても

 

”私たちは絶対幸せになれる!”と

 

断言できたら

 

現実を変えようとも思わなくなるのだ。

 

 

それは、仕事も、人間関係も同じく…。

 

 

 

 

だから、

 

彼が私の寂しさを問題だと

 

捉えそうなうちは

 

言うのはやめておこうと思った。

 

 

 

私の寂しい波が

 

数ヶ月に1回訪れる時は

 

決まって前触れがあって

 

彼の仕事が忙しくてあまり話せず

 

自分の中で我慢が募っていたあとだ。

 

 

女って”誰か”じゃなく”好きな人”

 

に聞いてもらいたい話が多くある。

 

 

内容は、深刻でもなければ

 

面白味も、オチもない。

 

だけど好きな人に聞いてもらいたい話。

 

 

 

私にもそんな話がたくさんある。

 

 

 

ある日、私の寂しさはピークに達した。

 

 

いつもなら彼がいない夜も

 

愛犬と遊んで仕事をして

 

23時くらいには寝てしまうのに

 

その日の夜は

 

彼との心の距離が離れている気がして

 

眠れなくなったのだ。

 

 

その時のノートには

 

”寂しいのは辛い”

 

”人を好きなりたくない”

 

などと書いていて

 

完全に寂しさに取り憑かれていた。

 

 

お酒を飲みごまかそうと思ったけど

 

余計に寂しさが悪化し、失敗。

 

 

結局、”渾身の寂しい”を

 

彼にラインで送ってしまったのだ!

 

 

彼の反応は

 

「ごめんね」だった。

 

 

 

 

・・・

 

 

がーん

 

がーん

 

がーん

 

やってしまった。

 

 

 

案の定、彼は自分に非があると考え

 

悲しい絵文字で私に謝ってきた。

 

 

”謝って欲しいわけじゃないのに。

 

私は、何を期待していたんだろう”

 

 

 

そうやって更に自己嫌悪に浸っていたら

 

彼からまたラインがきた。

 

 

「明日は会えるよ」

 

 

笑顔マーク付きだった。

 

 

 

よかった。

 

 

あんまり問題視してなさそう。

 

 

彼のメンタルが好調だったのか

 

それとも単純に、

 

そこまで私が落ち込んでいるとは思わなかったのか

 

私の”渾身の寂しい”は

 

普通の”寂しい”と同等に扱われていた。

 

 

でもそれでいい。

 

 

自分の気持ちの重さを

 

理解して欲しいわけではないし、

 

ただ言えるだけでも

 

私は楽になるから。

 

 

 

彼への返事は思いきり明るく

 

「そうだね!明日も楽しもう!」

 

と前向きに返せていた。

 

 

 

私がずっと言えなかった

 

「寂しい」

 

という言葉も

 

これでやっと解放できる。

 

 

私にとっては大きな進歩だった。

 

 

本音を伝えるということは

 

時に覚悟がいるけれど

 

もしその結果

 

受け入れてもらうことができたら

 

パートナーシップはより深まる。

 

 

 

 

これからも彼には

 

私の全部を伝えていきたいと思った。

 

 

 

嫌われる勇気を持って♡

 

 

 

 

***おしまい***

 

 

 

 

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