私が今年の小売り・サービス業のトレンドの一つになると思っているキーワードの一つが「没入型」「没入型消費」があります。
まわりのことが気にならないほど目の前のことに集中するさまを没入感と言います。
この状態にお客様をもっていけたらお客さんはいい気分になり、物を買ったり、サービスを受けたくなるものです。
その没入感を最大限に引き出すことだけを考えた新しいテーマパークが今日3月1日にお台場にオープンします。
それが、「イマーシブ・フォート東京」です。
もともとヴィナースフォートが使っていた施設を活用して作られて新テーマパーク。元USJのマーケティングを取り仕切っていた森岡毅さんの会社が企画・開発・運営まので手掛ける新しいコンセプトの施設です。
一般公開に先駆けて昨日、記者発表と記者用プレ体験がありましたので、弊社メンバーと体験してきました。
(画像:イマーシブ・フォート東京にて撮影)
イマーシブ・シアターというものが2012年から13年にかけてロンドンやニューヨークなどで話題となりました。
一つのストーリーをいくつかの場面にわけてそれぞれを担当する役者が演じていて、それを観客が見ながら、移動する役者を追いかけながら自分なりにストーリーを理解して答えを見つけていくようなリアル体感型の舞台(?)のようなものです。
これを完全没入体験=イマーシブ体験と呼びます。
このイマーシブ・フォート東京は、そのような体験ができるアトラクションを11個用意していて、世界でも初めてここまでのイマーシブアトラクションを用意した施設として注目されています。
このイマーシブは表現が難しいのと、まだオープン前なので内容をお伝えできないため、内容を理解するにはいくしかありまん。
行って体験するしかないのでぜひ一度、没入型とは何かをリアル体験していただきたいと思いますが、今までのテーマパークとの違いを3つ打ち出されていました。
刀の森岡さんからのオープニングセレモニーでの話によると、
1.突き抜けた当事者性
2.百人百様の個別体験
3.ライブ感の圧倒的な強さ
という3を挙げています。
特に百人百様というのは、見る人によって、見るストーリーが違うので、「こうだったよね」と話をするというより「ああ、そんな場面もあったん゛」と一緒に行った仲間と新しい発見をすることが可能です。
また、見る機会が増えるほど新しい発見があったりします。
時にはその劇中に連れ込まれ、一人の観客から一人の演者になる場合もあります。
そのようなライブ感を感じながら自分ならではの個別体験ができるという点で、今までの同じパレードを見て同じアトラクションに乗って同じ体験ができるテーマパークとは違う と表現しているのです。
従来のテーマパークだけでは満足できない大人に向けた新たなテーマパークが誕生すると言ってもいいかもしれません。
主要なアトラクションをいくつか体験させてもらいましたが、どれもがよく考えられた内容で、よくトレーニングされた役者さんたちが没入感を高めるための仕掛けを随所にしていて感心しました。
集まっていたメディア関係者も歓声があがったりね興奮気味に話をしている姿があるなど、イマーシブ初体験の人にとっては刺激的な内容のようでした。
これからの一つのトレンドとして没入を切り口にしている私としてはとても学びがありました。
と言うより、単純に没入型は興奮する ということです。
あれこれ考えないで済むからです。
2024年新たな東京の注目施設。
今日も没入していけるいける!!