の続編というか伝えたいこと



悩めるトランスジェンダーの罠


悩み深いトランスジェンダーさんに多い事。


辛すぎて辛すぎてネガティブなことを沢山書く。

フォロワーや友達が減る

嘆く、気に病む、認められないと自信をなくす


そこ構図に私はずっと問題意識を持っています。

ブログに限らない、リアルでもそう。

悩めるトランスジェンダー当事者は

そういう悩める自分の苦しみ

理解してもらうことが

自分自身への理解だと

勘違いしています。


はっきりいいます

それ、誰も理解しません。

何度も言います

絶対に

理解されません。



有限な「優しさ」という資源


愚痴は沢山書いてもいいと思います。

しかし、多くの人は

望んでいないのが真実です。


みんなも自分なりの苦しみを抱えながら

必死に生きています

困ってる人に寄り添ってもあげたい。

生きる中のわずかな余裕を分けてくれています。


しかし、それが自分たちには

助けられないと理解すると去ります


極論、目の前で車に轢かれる事がわかっている人を、

助けもできないところからまじまじと見ていることは

誰だってまともな人ならできません。


自分自身心を病んでしまうんです。

どこかで目を背けるんです。逃げるしかないんです。

僅かな余裕をストレス源に

向けたくないもん。


それは当事者のあなた自身を

認めてないわけではない

認めてあげたいし幸せになってほしいけど、

支えたい人のキャパを超えてるんだ。


それなのに当事者はさらに傷を深める

支援者も心に傷を負う

支援者の中にはあの人は頭がおかしいから…と

負のレッテルを貼ることで

ストレスを回避する人もいるだろう。



理解してほしい。

支援する人の優しさは無限ではない

ものをもらってないから無限なのではない。

ストレスフルな社会でみんな生きていて、

その余裕を少しでも役立てたいという善意だ。

性同一性障害のニュースや特集を読んで

感動して力になりたいと願っている優しい人たちだ。


その感動話を提供し続けていれば

次から次に支援者が現れる。

そして優しさを使い切って去られる



「可哀想な私」→「未来の私」


その構図は当事者が常に悲しい存在じゃなきゃいけない。

悲しい存在から脱却しなくてもいい。

可哀想な存在の私

理解してほしい。


いやいや、待ってほしい。

「可哀想な存在の私」という時点で

理解してほしい「私」というのは

常に可哀想な存在

になってはいないだろうか。


私は常に未来を描け、実現に向けて行動しろ、

みんなの優しさに謙虚でいろと書く。

その理由は多くの人にこの時点で

理解してもらえるのではないかと思う。


私がいい友達に恵まれていたのは事実

でも、この負のスパイラルに気づくまでは

たくさんの友達に逃げられた

人の優しさは限りがあることを知った。


そんな優しさに感謝すべきだし、

その優しさを頼りに生きていてもだめ

真に目指すところは「私自身の幸せ」ではないか。

それを「未来の私」として

進む必要がある。


「可哀想な私」のに籠もっているうちは

進む「道」も「可哀想な道」になってしまう。


私の主張の目的


優しさの自転車操業ではだめだ。

少しでも軌道に乗せる必要がある。

当事者を軌道に乗せることこそ

支援者に求められるスキルだと私は考える。


このブログは当事者への喚起と

支援者へのアドバイスの為に発信しています。

当事者を傷つける為に書いているわけではない。

支援者の思いやりを否定するために書いているわけでもない。

私が恵まれていると自慢するためでもない。


私も陥った罠が何故恐ろしいのか。

それにはまっている皆さんを

私一人では助けられない

支援者の優しさを

どれだけ効率的に使うのか。

本人の苦しみに耐える力を、

前に進む力に換えるのか。

 

だからここをただの感動提供の場にはしたくない

当事者と支援者に向けられた教本だと思っています。

だから内容が難しいです。

トランスジェンダー向けの話は重すぎると思います。

でも、その構図を変えない限り

悩める当事者は絶対に幸せになれません。



変わらなければ…


恐らく食いぶちも失い、友も失い、

ひっそり闇の中で死にます。

薬に侵され、精神を失い、死にます。


さらに言えば、若いうちは助けてもらえる。

でも、そんなおじさんやおばさんには

社会は無関心になります。

イタイだけと全く見なくなります。


子どもたちの悩みに関心があるのも

可能性の塊だから。

周りが助けなきゃ生きられない存在だから。


青年期に支えるのも未来があるから。

輝く時期に輝けない人たちの

輝きを取り戻して欲しいから。


おじさんおばさんでも輝いてほしい…

けど、みんなそこまで輝いてないしね。

てか、何でそこまで何もできなかったの?

頑張ったところで未来そんなにないし


最後のおじさんおばさんは極端だけど

現実ってこれに近いと思う。

でも綺麗事ばかり言ってられない


そんな現実を見たときに、

どうやって軌道に乗せるのかは切実な問題。

軌道に乗せられてる人も沢山いる。

みんな本当に輝いてるし素敵。


私も病んでる当事者に引っ張られるのがいやで、

当事者との関係をしばらく断ってた。

見たら助けたい、けど助けられない、

だから辛くなって、一緒に病む。

そうなるのが見えてたから。


私の道


今、当事者に向けて発信してるのは私なりの覚悟。

難しい話だろうし、一見すると当事者により沿ってない。

だからバズるとも思ってないし、

バズって生活脅かされたくもない。


けど一緒に考えてほしい。

あなたが生きるための「道」を。

「私」になれる方法を。



さらには、先端をひっそり生きるサバイバーとして、

脚光を浴びるわけでもない普通の幸せを手に入れた者として

普通に生きるってどういうことなのか

私の生活からも垣間見てほしい。


性同一性障害の自分ではなく、

ただの自分がどうなのかを、

まずは自分自身が認めていってほしい。

その自分が認められる人になって

初めて承認欲求が真に満たされると思う。


当事者にとって「私」という存在の認識は

そのまま「道」になってしまう。

今の自分を認められるより

未来の自分を描いて、認めてもらえるようにしなきゃ


自分も幸せになれない。

誰からも認められない。

誰も過去のあなたと付き合いたいわけじゃない。

あなたにとっとも辛い過去なら重荷。


私にとっても書いたとおりつらい過去はつらい過去。

でも、それを笑えるのは今が幸せだから。

一日一日を一歩ずつ幸せに向けて進むこと。

何度も逆戻りしたけど、それでも諦めずに

「私」に向かって「道」をすすんできた。


苦しみの多いトランスジェンダーだからこそ


その結果、過去は過去になった。

もう弱者じゃない。

こんな私も昔は精神系の薬を山のように飲んでました。

一日で十数錠飲んでました。

薬でお腹いっぱいとか笑えるくらい。

だからこそ伝えたいんです。


私達は悩み、苦しみ、ストレスの多いこと

ホルモンの副作用で死ぬまで冷静にいられない


そんな私達だからこそ

ストレスマネジメントは重要です。

そして、問題解決のための方法論は重要です。

優しさを沢山分けてもらってるのにワガママはだめです。


その為に書いたのがこの記事。



これを踏まえて実践して欲しい。

未来を描くこと、

謙虚でいること、

この2つはその為の指針です。


騙されたと思って実践して欲しいです。

お願いします。

みなさんに早く幸せになってほしい。

その息することも苦しい時代を終わらせてほしい。

心からのお願いです。

少しでも闇から這い上がれる人を増やしたいんです。




続きのような