パス度よりも女の矜持を


これは書きたい。


パス度は確かに必要

でも重要度って正直あまり高くはない


私の骨格は完全男

身長高いし、骨太

可愛くもなければキレイでもない


手術のあと激太りお腹も太ももも冗談抜きのデブ

肌もそんなにキレイじゃないし、

メイクも敏感肌過ぎてノーメイク

はっきり言って干物www


でも年取ったらもうおばさんかおじさんかわからない人もいる。

でも、一つだけ大切な要素があると私は思う。

みんな「私は女だ」って自覚はあると思う。

けど、長らく女社会で生きてきて、

二丁目界隈には縁がない私が当事者を見ていて、

真に女社会に生きられない理由に気付いた。


それは女としての矜持


女社会で下ネタは笑えない。

女は大股開きで座らない。

セーフティエリアでおかしなことをしない。


中には女性でもはっちゃける人もいる。

二丁目のオカマの爆弾トークを楽しむ人もいる。

けど、ほとんどの女性はテレビで見るオカマだから楽しむ

リアルで横にいた時にオカマとしてなら目新しい


でも、いざ女性としてそこにいた時に、

オカマ的振る舞いは異物でしかない。


信頼できる立場の男性以外の男性は、

オカマはあくまでも男性としての扱い。

女性にしたら恐怖の対象でしかない。


心が女性だと名乗ろうが、

その振る舞いが男そのものであったり、

女性らしいものでなければ

女性だとは認めない。


論外な行動がさらに最近女性からの嫌悪感

著しく増幅させている。


女子が女子トイレで記念写真など撮らない。

女子が陰部を撮影などしない。


そんな自称女子を世の女性が

心から受け入れるわけがない


そんなことをしたい時点で、

ジェンダーとしての女性を目指していない。


ただ「らしくいたいだけ」


私たち当事者の生きる権利は当然守られたいと私も願う。

しかし、その一方で男性への恐怖心をもつ女性の安心を

根こそぎ奪う権利はあるはずがない。


本当に女性だというのなら、

その矜持を見せるべき


女性は幼い頃から我が身を守る術を教わり、

油断しては怒られ、正され、実際に不安に怯えながら、

中にはそれでも美しくあろうと飾り、魅力を磨く人がいる。


女であることを強いられ努力している


MTFがその努力なしに、

むしろ脅かす男性側と同じように振る舞い

女社会に踏み込めば必ず軋轢を生む


自分らしさを優先し、

女性らしい内面を育まなければ

真に女性として生きることは難しい


もうすぐ二十年女社会ばかりで生きてきた私の実感。

学校のママ友達、里ママ、習い事、PTA、仕事と

女性に囲まれて楽しく過ごしている私の個人の意見。


仲良しママ友と過ごす茶話会が何よりの癒やし。

子どもと亭主の愚痴が大好物。

ご飯を作って家族や子どもの友達に喜んでもらうのが幸せ。


地域の子どもたちに

「ーーのお母さんこんにちは!」

っていわれて

「ーーくん、このまえの凄かったね!」

って話すと照れ隠ししながら

はにかむ感じが可愛いなとか、

そういう普通の日常も実は手に入る


大切なのは、女性としての矜持


それがなければ延々オカマ扱い。

それだとなりたいはずの女性から

いつまでも認めてもらえない

そこだけはわかってほしい。


そして、私より明らかに

綺麗で細くて肩幅も華奢で若い

そんな当事者を数年前町中で見かけたときの話。


子どもとその友達を連れて歩いてたときだったけど、

子どもたちはなんて言ったか…

「うわぁ、オカマいた!オカマオカマ!」

いや、私、彼女より酷いけど…

でも子どもたちは私になんて気にも止めず、騒ぎ立てる。


ママ友との会話でも


「昨日のーー見た?

あのニューハーフさん

本当にキレイだよね!

あたしら全員完敗www

マジ女辞めるわ」


なんてね。

所詮そんなもの。



続き