今日の「スーパーモーニング」で、
フランスはなぜ、出生率が1.6から、2.02まで回復したのかを検証する番組を放送していた。

 それは、フランス政府からの手厚い保障(補助金)と、
市民の考え方の違いだ、と説明していたが。

 ひとつ気になったのが、放送では、フランスでの所得税の話はしなかった。

 福祉、教育、医療などで、手厚い保障のあるフィンランドでは、
所得税は、収入の40%だという。
 市民は、40%の税金は高くないか、と質問したら、
高くない、と言う。

 それは、あとで、必ず自分たちに返ってくるから、
国に貯金しているようなものだから、
と言う。

 フィンランドでは、子供が産まれれば、1m四方ぐらいの大きさの
コンテナに入った育児セットが、国から無料で支給されるという。
(もちろん、補助金も出る)
 確か、教育も医療も無料だったと思います。

 それらが、みんな40%の税金が支えているのですね。

 フランスも、手厚い保障と、子供がいても女性が働きやすい環境にあるため、
出生率が上がったのだという。

 フランスでは、初産年齢が、30歳ぐらいだというから、出産年齢は高いのですね。


 それに比べて、日本は、このまま出生率が下がれば、労働人口が減るから、
いずれ日本は沈没するという。


 日本とヨーロッパとどこが違うのか、考えて見た。

 日本は島国で、他国から侵略される危機というのは、今までなかった。

侵略の危機と言えば、
「元こう(漢字が変換しない)」と、
ペリーの黒船と、
第二次大戦後のソ連の北海道の侵略の危機、
ぐらいじゃないですか。

 それに比べて、ヨーロッパは、地続きで侵略の繰り返し。
 そして、フランスなどでは、真の自由を求めて市民革命が起きている。

 自分たちの国は自分たちで作る、という意識が強いのだと思う。


 日本はというと、終戦後、与えられた民主主義で、
国民は、自分たちで自分の国を作る、という意識が低いのだと思う。

真の民主主義の意味が分かっていないのだと思う。

 国会議員は、国民のために働くという意識は無く、
国会議員になったら、金儲けしようとしか、考えていない。

 小○一郎という人は、国民の福祉、医療、教育などは全く考えていなくて、
選挙のことしか考えていない。

 日本の国会議員は、選挙のことしか考えてていなくて、
(もちろん、選挙で当選しなければ、国民のために働くことは出来ないが)
国民のために、何が出来るか、ということは、全然考えていない。

 日本の選挙では、候補者の、名前の連呼ばかりで、政策を述べる人はいない。
 それは、名前の連呼をしないと、
政策を述べるだけでは
落選するからである。

 そんな、国民自身の民主主義の意識の低くさもある。


 元々、「明治維新」は、市民革命ではなかった。
日本史の先生が、そう教えてくれた。

 明治維新は、下級武士が起こした革命で、農民が起こした革命ではなかった。
 だから、「王政復古」という政策を行ったのです。

 もし、農民が革命を起こしていたら、真の市民革命になっていたのではないでしょうか。

 そして、自分たちの国は、自分たちで作る、という意識が芽生えたのではないでしょうか。

 日本の戦後の「高度経済成長」というのは、国民のためではなく、
企業のためだったのです。
 給料だけが増えても、福祉、教育、医療などが充実しなければ、仕方ないもんね。

 フィンランドの給料は、決して高くないんですよ。