フィギュアスケートネタです。
田村明子氏の「パーフェクトプログラム」という本は、全部読みましたが、
まとめて1回で書くのではなく、各項目に分けて書くことにします。
まずは、バンクーバーオリンピックのプルシェンコとライサチェックについて。
田村明子氏は、
「五輪で露見した、終わらぬ冷戦」とか、
「北米に根強く残る反ロシアの感情」
とかのタイトルや、
疑惑のメール事件など
いろいろ書いているけれど、
フリーの演技を見て、解説の本田武史氏も言っていたように、
プルシェンコ選手のジャンプの着氷の乱れが何回もあったため、
私も、これは高いGOEは、もらえないなと思いました。
プルシェンコ選手は、4回転を跳んだのに優勝できないのは、おかしい、と言っているけれど、
(田村明子氏も同じことを書いている)
もう一度、ライサチェックとプルシェンコのプロトコルを見比べて見ました。
プルシェンコ選手は、基礎点が1.1倍になる後半のジャンプは、3つしかないのに対し、
ライサチェック選手は、5つあるのです。
しかも、プルシェンコ選手は、3連続のコンビネーションは跳んでいないし。
これは、ライサチェック選手の作戦勝ちなのです。
基礎点を比べて見ると、
ジャンプだけの基礎点を比べて見ると、
プルシェンコ 59.33
ライサチェック58.23
で、その差1.1しかないのです。
これで、もう、4回転のアドバンテージはなくなっているのです。
スピン、ステップを含めた全体の基礎点は、
プルシェンコ 75.03
ライサチェック74.93
で、その差0.1しかないのです。
これは、スピン、ステップのレベルが、プルシェンコ選手が、
レベル4が2つ
レベル3が3つ
ライサチェック選手は、レベル4が4つ
レベル3が1つ
で、これの基礎点の差で、さらに全体の基礎点の差が縮まったのです。
だから、プルシェンコ選手は、GOEで点差をつける必要があったのです。
しかし、ジャンプの着氷の乱れが続いたプルシェンコ選手は、
高いGOEはもらえなかったのです。
旧採点方式では、4回転は跳びさえすれば良かった。
しかし、新採点方式では、高いGOEがもらえないと勝てないのです。
プルシェンコ選手は、3年間、競技から離れていて、競技に復帰するために、
厳しいトレーニングをしたというけれど、
ルールの習熟や、トレーニングの詰めが
もう少し足りなかったのでは。
4回転論を強調するのなら、記者会見場で先に席を立ってしまったのは、良くないと思います。
先に席を立ってしまうと、4回転論の説得力がなくなってしまうからです。
ライサチェック選手も、2つジャンプでマイナスのGOEが付いています。
しかし、ほかのところで高いGOEが付いているのですね。
ライサチェック選手も、ミスが続いたら、プルシェンコ選手の優勝だったでしょう。
ただ、ライサチェック選手は、ケガをしたから4回転をやめたと言う。
しかし、プルシェンコ選手も、膝の故障を抱えている。
ランビエール選手も、内転筋を痛めている。
高橋大輔さんも、ケガのあと、一度も4回転は成功していない。
プルシェンコ選手も、
ランビエール選手も、
高橋大輔さんも、
全員、4回転に挑戦しているのです。
だから、ライサチェック選手は、やっぱり、アメリカ人だなと思いました。
失敗しても、失敗しても、4回転を跳び続ける高橋大輔さんのような
考え方は、ライサチェック選手にはないのですね。
確かに、今の採点方式には、問題があると思います。
しかし、トリプルアクセルを4回転を跳んだだけで、高い得点がもらえる、
というのも問題があると思います。
世界ジュニア選手権の女子の演技をテレビで見ていて、村上佳菜子さんは、
ジャンプの着氷の形がきれいで、
明らかにほかの選手との違いがはっきりしていました。
それで、2位とは大差をつけて優勝しているのです。
そのように、きれいにジャンプを跳ぶということも大事なのです。
それは、難しいジャンプも同じだと思うのです。
だから、新採点方式は難しいのです。
芸術要素を10点満点の減点方式で点数を付けるなんて、どだい無理があるのです。
田村明子氏の「パーフェクトプログラム」という本は、全部読みましたが、
まとめて1回で書くのではなく、各項目に分けて書くことにします。
まずは、バンクーバーオリンピックのプルシェンコとライサチェックについて。
田村明子氏は、
「五輪で露見した、終わらぬ冷戦」とか、
「北米に根強く残る反ロシアの感情」
とかのタイトルや、
疑惑のメール事件など
いろいろ書いているけれど、
フリーの演技を見て、解説の本田武史氏も言っていたように、
プルシェンコ選手のジャンプの着氷の乱れが何回もあったため、
私も、これは高いGOEは、もらえないなと思いました。
プルシェンコ選手は、4回転を跳んだのに優勝できないのは、おかしい、と言っているけれど、
(田村明子氏も同じことを書いている)
もう一度、ライサチェックとプルシェンコのプロトコルを見比べて見ました。
プルシェンコ選手は、基礎点が1.1倍になる後半のジャンプは、3つしかないのに対し、
ライサチェック選手は、5つあるのです。
しかも、プルシェンコ選手は、3連続のコンビネーションは跳んでいないし。
これは、ライサチェック選手の作戦勝ちなのです。
基礎点を比べて見ると、
ジャンプだけの基礎点を比べて見ると、
プルシェンコ 59.33
ライサチェック58.23
で、その差1.1しかないのです。
これで、もう、4回転のアドバンテージはなくなっているのです。
スピン、ステップを含めた全体の基礎点は、
プルシェンコ 75.03
ライサチェック74.93
で、その差0.1しかないのです。
これは、スピン、ステップのレベルが、プルシェンコ選手が、
レベル4が2つ
レベル3が3つ
ライサチェック選手は、レベル4が4つ
レベル3が1つ
で、これの基礎点の差で、さらに全体の基礎点の差が縮まったのです。
だから、プルシェンコ選手は、GOEで点差をつける必要があったのです。
しかし、ジャンプの着氷の乱れが続いたプルシェンコ選手は、
高いGOEはもらえなかったのです。
旧採点方式では、4回転は跳びさえすれば良かった。
しかし、新採点方式では、高いGOEがもらえないと勝てないのです。
プルシェンコ選手は、3年間、競技から離れていて、競技に復帰するために、
厳しいトレーニングをしたというけれど、
ルールの習熟や、トレーニングの詰めが
もう少し足りなかったのでは。
4回転論を強調するのなら、記者会見場で先に席を立ってしまったのは、良くないと思います。
先に席を立ってしまうと、4回転論の説得力がなくなってしまうからです。
ライサチェック選手も、2つジャンプでマイナスのGOEが付いています。
しかし、ほかのところで高いGOEが付いているのですね。
ライサチェック選手も、ミスが続いたら、プルシェンコ選手の優勝だったでしょう。
ただ、ライサチェック選手は、ケガをしたから4回転をやめたと言う。
しかし、プルシェンコ選手も、膝の故障を抱えている。
ランビエール選手も、内転筋を痛めている。
高橋大輔さんも、ケガのあと、一度も4回転は成功していない。
プルシェンコ選手も、
ランビエール選手も、
高橋大輔さんも、
全員、4回転に挑戦しているのです。
だから、ライサチェック選手は、やっぱり、アメリカ人だなと思いました。
失敗しても、失敗しても、4回転を跳び続ける高橋大輔さんのような
考え方は、ライサチェック選手にはないのですね。
確かに、今の採点方式には、問題があると思います。
しかし、トリプルアクセルを4回転を跳んだだけで、高い得点がもらえる、
というのも問題があると思います。
世界ジュニア選手権の女子の演技をテレビで見ていて、村上佳菜子さんは、
ジャンプの着氷の形がきれいで、
明らかにほかの選手との違いがはっきりしていました。
それで、2位とは大差をつけて優勝しているのです。
そのように、きれいにジャンプを跳ぶということも大事なのです。
それは、難しいジャンプも同じだと思うのです。
だから、新採点方式は難しいのです。
芸術要素を10点満点の減点方式で点数を付けるなんて、どだい無理があるのです。