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【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

読んだ本の感想とたまーに日常( ᐛ )

6冊目: 天国からの宅配便

柊サナカ

2026/03/14

 


★ひとことまとめ★

亡くなった人からの贈り物プレゼント





↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも



【Amazon内容紹介】

大切な人へ、あなたが最後に贈りたいものはなんですか?
友人に先立たれた孤独な老女、祖母と喧嘩別れした女子高生、幼馴染みと結ばれなかった中年男、顧問の先生を喪った部活仲間……。
依頼人の死後に届けものをするサービス「天国宅配便」の配達人が贈る心温まる感動の物語、待望の文庫化!

 

 


【感想】

 これはもうタイトルからして絶対泣かせにきてる小説だろうなぁ、と思いながら読みました本

実際そのとおりでした泣くうさぎ

 

遺されるのって辛いよなぁ本当に。

それまでが幸せであればあるほど、喪失感も大きいだろうし。

故人との関係が良好じゃなかったとしても、やっぱり遺された側は色々考えちゃうよね。

結局は時間薬じゃないけど、時が経つのを待つしかないんだよなぁ。

 

どのお話もジーンと来たけど、特に印象的だったのはエピローグのお話。

何事もなく健康で過ごせれば子供の成人までは生きていられるだろうと思う(思いたい)けれど、人生何があるかわからないし子供の成人まで自分が生きていない可能性もある…。

そうなったときのためにも、子供には何かを残しておきたい、と子供を産んだときから思っていて。

子供の誕生日には毎年手紙を書いて保管していて、私が急に死ぬことがあっても手紙は残るようにしている手紙

毎年子供の年齢にあわせた本をプレゼントもいいなぁと思った。私、本好きだし。

でも子供も本が好きかはわからないし、子供が高校生大学生になる頃に流行っている本ってどんな本なんだろう驚き?と見当もつかないから、とりあえずは手紙でいいかなぁ。

でもいざ病気とかになって、自分の残り時間があとこのくらいですよってなったら、もっと色々と準備するとは思うなプレゼント

 

私たちの小さなお家のお話もよかったなあ~、第二の人生に仲良しの友達とシェアハウスも楽しそう。

でも夕子みたいに遺された場合は辛いよなあ、楽しい思い出があればあるほど泣くうさぎ

 

自分の残り時間がわかっていたら、こういう天国宅配便みたいなサービスはぜひ利用したいね。先にいなくなる側のエゴかもしれないし、遺された人はもらっても迷惑かもしれないけれど、でも死ぬ時くらい最後のワガママ・エゴを通してもいいよねって思っちゃうかな。

 

続編が2冊あるようなので、読んでみたいな~と思います本ハートのバルーン

5冊目: 結婚させる家

桂望実

2026/03/01

 


★ひとことまとめ★

結婚は奥が深い…

 





↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも



【Amazon内容紹介】

40歳以上限定の結婚情報サービス会社で働く桐生恭子はカリスマ相談員。彼女の企画で、交際中の会員がしばらく一緒に暮らす「プレ夫婦生活」がはじまる。中高年ならではの問題を抱えながら、人生を再スタートする50代男女の滋味あふれる婚活物語。

 

 

 


【感想】

 自分自身も婚活アプリで出会って結婚している身なので婚活のお話に興味があったのと、桂さんは以前アンソロジーなどを読んだときに私好みの感じだったので読んでみました本


40歳以上限定の結婚相談所"ブルーパール"で働くカリスマ相談員・桐生恭子と、結婚したい会員たちのお話。

とにかくカップリングさせることにこだわり、会員一人一人の送ってきた人生や暮らしにはあまりフォーカスしていなかった恭子。

新しく始めたサービス、交際中の会員を泊まらせプレ夫婦体験をさせる宿泊体験を通して、恭子の考え方や会員との接し方が変わっていくのが面白かった。


小説だからというのはあるけど、当たり前だけど会員には人それぞれの人生があって。

ただのタバコ嫌いな女性かと思えば、実は元夫のタバコの火の不始末のせいで子供を亡くしていたり。

50代なのに自分の子どもが欲しいから30代の女性を希望するヤバおじさんかと思いきや、元妻からモラハラやDVを受けていた上に息子の親権も元妻に取られ、子供にも会わせてもらえなかった過去があったり。

流されるまま生きてきたように思える女性だけど、実は幼少期からずっと両親の言いなりで自分のやりたいことなんて何一つさせてもらえない生活を続けていたからだったり。

妻を亡くした喪失感を引きずり続けたまま婚活をする男性、相手には興味がなく自分に釣り合うか自分を満足させられるかで結婚相手を選ぶ美魔女など…。


プロフィール上からは、年齢・年収・出身地・趣味など上っ面のことしかわからないけれど、その人の人生を紐解いていくことで、なぜ結婚相手にそのような条件を求めるのか、そのような考え方になったのかがわかってくるニコ


話の途中途中で恭子の人生にも焦点があてられるので、恭子自身がどうしてブルーパールで働くことになったのかも知ることができました結婚指輪

会員を幸せに導く仕事をしているけれど、恭子自身も幸せになって欲しいな。

最後の方で今後の恋の予感みたいなシーンがあったから、続編とかで書かれないかなぁ?

恋愛とか結婚だけが幸せでもないと思うけれど、恋愛や結婚でしか埋められないものもあるよねショボーン


50代で子供がほしいヤバおじさん(失礼)の話を読んだときに、もしかすると、Xとかで「子供を連れ去られた!!」と騒いでいる人の中には本当に妻に子供を攫われた人も1人くらいはいるのかもしれないなと思ったなあ予防

大半は違うと思うけど。



本当に人生は運とタイミングというか、どんなにお互いが愛し合っていても結婚に至らなかったり、相性が悪いんじゃないかと思っていても意外と結婚したら上手く行ったり。

子供に関してもそうだよなぁ。欲しいと思ったタイミングで授かれるわけでもないし。

いろんな運やタイミングやその時の自分の選択の結果がいまの自分で。

戻りたい、やり直したいと思ってもそうはいかないから、過去をふりかえって悲しむより、人生はいつでもやり直せる!!って気持ちで自分を鼓舞するしかないよねぇ泣くうさぎ


家族や友達や職場の人など、みんながどんな人生を送ってきたかをもっと知りたくなる本でした本



4冊目: やわらかい砂のうえ

寺地はるな

2026/02/15

 


★ひとことまとめ★

手を離して、一人でしっかり歩く勇気あしあと

 





↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも



【Amazon内容紹介】

ためらいなくつないだ手を離せるように、あなたを信じたい。
圧倒的共感度で大注目の著者が贈る“人生がいとおしくなる”恋愛小説。
砂丘の町で育った万智子は大阪の税理士事務所で働く24歳。
顧客のウェディングドレスサロンのオーナー了さんに頼まれ、週末だけお手伝いのアルバイトをすることに。
了さんに連れていかれた「あつまり」で万智子は美しくてかっこいい年上の女ともだちに出会う。
そんなある日、サロンに早田さんという男性が現れ、人生はじめての「恋」のときめきを感じる万智子だったが……。
きれいになるのは誰のためかをぜったい間違えたらあかんで――
自分を好きになりたい万智子の、小さな勇気を抱きしめたくなる成長物語。

 

 

 


【感想】

万智子はご縁に恵まれた人だな~と感じた。

万智子自身は真面目で不器用で人付き合い下手なタイプだけど、周りの人達によって助けられているよね。

了さんの女友達の中に義姉と同じ名前の人がいて、そんで義姉も似たような感じの人だから、読んでいる間ずっと義姉を思い浮かべていたキョロキョロ

万智子ももっと柔軟な考えができたらいいのに~と思ったけれど、24歳ってそんなもんだったよなとも思う昇天

早田さんも早田さんで頼りない男というか、器の小さいやつだなぁ〜と思ったけれど、27歳だと思うとそうかもな。社会人5年目なんてまだまだだよな~。

菊ちゃんの言うように、自分が20代前半のときは27歳くらいってとても大人で魅力的に見えたんだけれど、今考えてみたら当時の彼ら(元カレs)はまだまだお子様だったよな。もちろん自分もね!!

 

 

「あんたが自分の思う『正しい生きかた』を実践するのは勝手やけどな。それを盾に他人を裁くのはどうなん。ちょっと傲慢なんとちゃう?」(P160)

 

「あなたは思っていることを言って、それを聞いた美華さんが怒った。ただそれだけ。それとも誰かに怒られたら主張を曲げるの?自分の意見を言う時は殴られる覚悟が必要よ。」(P163)

 

彼らの心は、彼ら自身のものだった。わたしはただ欠けたり不用意に傷つけることのないように、そっと手のひらにのせればよかった。正しいとか、間違っているとか、賢しらにジャッジするより大切なことがあったはずなのに。(P165)

 

「自分に自信を持つ」ということは「わたしは美しい」と思えるという意味ではなかったと気づく。わたしがわたしのまま世界と対峙する力を持つ、ということなのだ。不躾な他人の視線を、毅然とはね返せるということ。(中略)

もしも誰が何かを思っていようとそれはその誰かの心の中の問題であって、それはわたしのありかたとは、なんにも関係ないんだ。(P213)。

 

私も私のなかの基準で人をジャッジしてしまうことがあるけれど、相手の心や信条は相手のものなんだから、勝手にジャッジする必要も権利もないんだよね。同じように、私だって人からのジャッジを必要以上に気にする必要ないんだよな~。

結婚して子供産んだ今は私は私、うちはうち他所は他所的な考えに自然となったけれど、独身の頃は人と比べて落ち込んだり、自分にも他人にも「こうあるべき」みたいなルールでガチガチだったなあ。生きづらかったもん赤ちゃんぴえん

あのまま独身のままだったら、私も傲慢な人間になっていたかなあ~。

 

 

「もう誰の子どもでもなくなってしまったのだと思うと、心もとないですね」(P189)

 

本多先生の言葉だけど、自分の親も私にとっての祖父母を亡くしたとき同じような気持ちだったんだろうなあ。

やっぱり子供にとっての親って特別なんだよなあ。特に母親。基本的にどんな自分でも無条件に愛してくれた存在が、この世からいなくなる寂しさ。

私もいまだに夢とかで親に甘えたりわがまま言う夢を見るもん。この歳(3●歳)で魂が抜ける

多分この先もずっとそうなんだろうな。

人間だからいつかどこかのタイミングで自分の親も亡くなるわけで、その時私は大丈夫なのかな~。

子供の存在に救われるんだろうか。少なくとも子供を遺して後追いしようという気にはならない気がする。

つくづく、親や祖父母は自分の見本、お手本だと思うね。

特に葬祭関連が多いけれど、いつか自分にもこういう日が来るって思って過ごしている。

祖父母が亡くなったときは、悲しみの中葬儀やらなんやらの手続きをする両親を見て、いまは元気な両親もいつか祖父母のように入院したりして亡くなる日が来て、その時は自分がいまの両親のように対応しなきゃいけないんだって思ったなあ~ショボーン

こういうの考えすぎると鬱になるけど、自分の性格的にちゃんと想定をしていた方がショックが和らぐんだよね~。

とうとうこの時が来たな、って気持ちのほうが落ち着いて対処できる気がする…が、実際はわからないけど。

 

 

やわらかい砂のうえで二人手をつないで歩いたら、どちらかがふらついたときに両方とも倒れてしまう。

人は一人では生きていけないというけれど、時には手を離さないと転んでしまうこともある。

隣を歩く人を信じて、ためらいなく繋いだ手を離せるように、自分の足でしっかりと立つ。

 

そうだよなあ…。二人でお互い支え合ってってのが大事な時もあるけれど、基本は各々がしっかりと一人で立てることが大事だよね。同じく寺地はるなさんの作品で、「みちづれはいても、ひとり」って作品があるんだけれど、その作品を思い出したなあ。

人は結局、どこまでいっても一人なんだよね。子供がいても、夫がいても、友達がいても、それを生きる目的とか、了さんの言葉を借りるなら”ポラリス的なもの”にしたらだめなんだよね。

自分の人生や機嫌やその他もろもろは、結局自分でしかどうにもできないんだよね~ということを、改めて感じました流れ星