冒頭の《Give It All You Got(栄光をめざして)》は、僕の知っているシングル・ヴァージョンじゃなくて、長尺のフル・バージョンだった。各ソロが長くて、こっちの方がいいに決まってんじゃん! と思わず独りごちた。
他の曲も全部いいんだが、驚いたのが、《Give It All You Got》の別ヴァージョンとも言うべき楽曲が、《Give It All You Got, But Slowly》というタイトルでB面2曲目に収められていたこと。題名の通り、スローバラード調にアレンジされている。どちらも素晴らしい。作編曲者:チャック・マンジョーネとしては、どちらも捨てがたかったに違いない。それで、両方とも(同じタイトルで)収録してしまった…。
上掲のベスト盤で次に好きなのは、なんといっても《Give It All You Got》(栄光をめざして)です。この曲は、1980年のアメリカでの冬季オリンピックのテーマソングだったそうです。そんなこと言われなくても、自然に盛り上がってきてしまう曲。冒頭のエレピ、ギターのカッティングに続いて、チャック・マンジョーネのフリューゲルですよ。素晴らしい!