ラヴェル:ボレロ

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

交響詩《海》

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

(1966,1964,グラモフォン)

 

 

このレコードも素晴らしい! もともとは別の曲の組み合わせで出ていたレコードを再編成したもののようだ。

 

家のレコード棚を探したら、オリジナルがあった。《ダフニスとクロエ》とセットになったレコードだった。

 

よって、この《ボレロ》の演奏をレコードで聴くのは初めてかもしれない。おそらくソロを吹くのは、コッホやツェラーなど、伝説のスターたちであろう。

 

80年代のカラヤン&ベルリン・フィルの《ボレロ》も持っているが、この60年代の録音は響きが豊かで柔らかい。音楽もちょうどいいテンポ感で、ちょちょいのちょいと、何の苦労もなく(難なく)演奏しているような雰囲気が伝わってくる。要は余裕なんだな。

 

気持ちのよいレコードだった。

ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

(1959,ロンドン)

 

 

今年1枚目のレコード鑑賞である。昨年、ノーススター・デザイン(倒産)のDACを買ってから、デジタル音源ばかり聞いていた。これではいかん。

 

ブックオフで救出。ブックオフの良いところは、高値がついていたレコードでも、数か月売れ残ると次第に値段が下がってくることだ。このレコードも今日、仕事帰りに330円で買った。もう一枚、ベルリンフィルとのラヴェル&ドビュッシー管弦楽曲集も救出してきたが、それは明日以降に聴こう。

 

昨年のウィーンフィルの来日公演以来、なんだかウィーンフィルの録音ばかり聞いている。そんなものである。

 

ステレオ初期の録音だが、音が生々しい。さすがデッカ・レーベルである。

 

後年のベルリンフィルとの録音(1970年代、1980年代)に比べ、このブラームスはとてもゆったりとした感じで流れていく。ガチガチにはならずに、柔らかいと言ったらよいのか。

 

昨日まで、アコースティックで行くか、ロックで行くかと、少し悩んでいたが、もう決心がついた。やはり、僕は当ブログのタイトルのように「どっちも」やることにする。

 

いずれにしても、美しい音楽は人を前向きにさせる。

 

 

 

 

STANDARD/SCANDAL

(2013,エピック)

 

 

 なんでか、新年早々、スキャンダルの《下弦の月》のリフが頭から離れなくて、聴きまくっています。これを書いている今も、この『STANDARD』を聴いているんですね、これが。

 

喪が明けていないので、いつもより淋しい正月となりました。が、けっこう前向きにいろいろとやっています。年の始まりとしては、スムーズなスタートをきれました。

 

今年はアコースティックなことをやろうと思っているのですが、叶いそうな感じがします。部活動の顧問も、「音楽系」で希望を出していて、なんとなくウマくいくような気がします。

 

とにかく仕事が愉しくてしかたがない。

 

それから、年末に、欲しかったクルマに出会ってしまって、やっぱり即決してしまいました。あー、30年も前の車だからしんぱいー。でもその「しんぱい」が愉しみだったりして。

 

令和8年が幸せな年になりますように。

 

 

 

 

ベートーヴェン:

交響曲第9番ニ短調 作品125《合唱》
 アンネ・シュヴァンネヴィルムス(ソプラノ)
 バーバラ・ディヴァー(アルト)
 ポール・グローヴズ(テノール)
 フランツ・ハヴラダ(バス)
 東京オペラ・シンガーズ
 サイトウ・キネン・オーケストラ
 指揮:小澤征爾

(2002,フィリップス)

 

 

今年も実演は聴きにいけません。家での鑑賞です。へび年の今年は、長男が厄年でした。西大井の蛇窪神社へ祈祷に行ったことを思い出します。

 

大晦日の今日は、その長男が水戸に遊びに行ってしまったので、次男と二人きりの夜になります。毎年、大晦日はすき焼きで、深夜に年越しそばを食べる習慣でしたが、今年はヤメにします。銀のさらかどこかで二人前のお寿司を取ろうかな、なんて考えています。(年越しそばは用意しましたが)

 

ということで、お昼はゆっくりと「第九」鑑賞です。

 

このCDの録音場所は松本市・松本文化会館だそうです。結局、この会場には行けずじまいです。

 

23年前の入手時には、あまり感動しなくって、すぐに「お蔵入り」にしていたのですが、いま聴くとウルっときますね。なんていうんでしょう、「ああ、四半世紀前にはこんなに熱いベートーヴェンの第九がまだ残されていたんだなあ…」なんていうふうに。

 

これ、自身の年齢と世間的な流行りからの影響が「大」だと思います。

 

年齢を重ねていろいろと聴き込むほど、楽曲のさまざまなところに耳が行くようになります。それで、いままで感じなかった、種々の意図を理解できるようになります。この「意図」というのは作曲者の「意図」であり、指揮者の「意図」であり、演奏者の「意図」であるわけです。

 

例を挙げると、音符の並び(連符)が綺麗に整っています。ヴィック・ファースのティンパニが実質、音楽を導いています。フレーズの終端が揃っていて、余韻が美しいです。演奏者が一致団結しているのが分かってしまう。個人的には宮本文昭の、あのウェーブのかかったようなトーンが懐かしいです。素晴らしい個性でした。

 

世間的な流行りは、やっぱり古楽風というか、高速系なのでしょうが、私には無機質に感じてしまいます。面白いんだけれども感動はしない。演奏もカッコいいんだけど、何も残らないというか…。

 

だから、小澤征爾がこういう録音を日本人のオケで残してくださったことは意義深いと思います。後年の水戸よりも私はこちらを採りますね。

 

来年になると、もう「24年前の演奏」と言わなくてはならなくなります。およそ四半世紀、時は移ろい、人々も変わっていきます。

 

音楽があってほんとうによかったと思います。癒されているを通り越して救われている気分です。

 

来年もがんばりたいと思います。

 

2025年 マイ・オーディオ「最終形」

 

 

 

 

 

 

サザンオールスターズのレコードを40年ぶりに購入した。40年前の1985年といえば、言わずと知れた名盤『KAMAKURA』の2枚組。「レコード」でサザンの楽曲を買うのは、それ以来のことなのである。

 

『THANK YOU SO MACH』(2025)の発売時、実は、予約をしくじってレコードを入手できなかった。しかたなく、楽曲をApple Musicで聞いていたのだが、どうしても「レコードで」欲しいという気持ちが勝ってくる。

 

中古市場を見て買うタイミングを探っていたが、ぜんぜん価格が下がんない。新品時の2倍の1万円以上になっている。待っていても上がる一方だろうと思ったので、2か月ほど前に、中古盤を手に入れた。ハードオフさんで、ネット価格よりもちょっと安い1万1千円で販売されていた。「見本盤」のシールが貼ってある。だから安かったのかもしれない。盤面は購入前に確認させてくれた。とても綺麗。おそらく、一回ぐらいしか針を落としていないのではないか。

 

 

CDでは一枚だと思うが、LPでは2枚組である。奇しくも、40年前の『KAMAKURA』と同じである。なにか、不思議な感慨を覚えてしまう。

 

音を聴いてみたら、これはもう完全にレコードの勝利。

 

以降、Apple Musicでは聴く気がなくなった。で、カセットテープにダビングして、日ごろはそれで愛聴している。レコードは擦り切れないように温存しておくのが、1980年代に生きた者の「礼儀」みたいなもんなのである。

 

 

 

令和の現代に、新作をレコードで聴くことの意味はあるな、と痛感した次第。なんか、次々に「新譜」を求めてしまいそう。

 

 

 

 

愉しい年末で、よござんした。高校のブラスの仲間と会って音楽談義…じゃなくクルマ談義。飲み会の締めは、たまプラの一点張。まだ健在って素晴らしい! もう40年以上だね。学校帰りによく食べに行ったな。その頃の友人と再訪できるなんて最高じゃないか!

 

 

一夜明けて、今日はオーディオを聴く。

 

音楽を聴く、ではなくて、オーディオを聴く。

 

今年はメイン・スピーカーを換え、アンプを衝動買いし、DACを加えた。出てくる音が高級になった。価格バランス的にはスピーカーが廉価だが、まったく劣っていない。昔の国産オーディオは、ちゃんとしている。というか、好みにあっている機器を使うのが一番なのだ。だから、ストレスがたまらない。

 

 

クルマも同じなんだろうな。いくら新型のクルマであっても機能性ばかりで、乗ってて愉しくないんじゃ本末転倒。交通手段としてなら電車・バスの利用で事足りる。

 

義弟が、今月、1974年製のミニを買った。まだ見せてもらっていないが、うらやましすぎる。購入店のホームページには、次のような文句が並べられていたそうな。

 

クラシックミニで毎日を楽しく
想像してみてください、ミニのドアを開ける音から始まる一日。
きっと、通勤も旅行も、ちょっとした買い物さえ楽しい一日になります。
走る、曲がる、止まる、ミニにはそのすべてに「楽しさ」があります。

そんなミニを毎日の生活の足になる安心をプラスして、「より身近に」お届けします。

 

 

これ、趣味の世界全般に通じる至言なのではないか。そんな風に思う。

 

で、オーディオの話である。

 

オーディオ・チェックには何がいいのか。私の答えは新垣隆 作曲(昔は佐村河内守 作曲といっていた)交響曲第1番《HIROSHIMA》だ。

 

 

この東響の演奏は、いまさらながらすごいよね。しかし、このCDの良さはそこだけじゃない。どこから聴いても金太郎飴、頭から聴いてストーリー性に感嘆するCDでは、けっしてないこと。各楽器が「映える」書法が駆使されていて、オーディオ的な解像度が高く、音響の世界を客観的に堪能できる。

 

これを流しっぱなしにしてオーディオを聴く。

 

いまは一切の不満がない音が出ている。シンバルも金属の鳴りとして耳に届くし、膨らんだ嘘っぽい低音もない。僕のダイヤトーンの普及機は、中音域の音離れがとても良いので、「木管楽器がもっと出てきてほしいのに…」などといった小さなストレスの堆積もない。(Technicsの時はこれがあった)

 

よし完璧だ。もうオーディオにお金をかけるのはよそう。

 

…といつも思うのだが、半年後には飽きている私がいるであろう。

 

これもヒーリングだと思えば、安いもんだ。次の興味は、義弟の影響を大いに受けつつ、旧車に向かっている。8月に買ったスカイラインはどうする? 「mota」で見積りするしかない(笑)

 

ほんとに愉しい年末だ。

「癒やし」とは英語でヒーリング(英語: healing)、心理的な安心感を与えること。またはそれを与える能力を持つ存在の属性である。

 

…と何かに書いてあった。

 

今の自分は完全に癒しを求める人である。オーディオ・ヒーリングだし、音楽ヒーリングだし、ドライブ・ヒーリングだし。

 

それに、最近またカメラ・ヒーリングも加わった。

 

めんどくさい世の中になり、現在ではいわゆる「写真趣味」はできないんじゃないか、ということを日記に書いたことがある。

 

 

上の日記では、民生用のビデオカメラだけ残して全部処分した、と書いてあるが、ちっこいカメラではすぐに満足しなくなって、すぐに業務用を買い足した。同時に一眼レフもEOSの初代フルサイズデジタル(5D)を買った。やっぱり、「趣味は百歳まで」なのである。ただ、街頭での撮影はしていない。親しい者へレンズを向けるのみである。

で、先月、キヤノンのレンズを活かそうという気持ちも後押しし、懐かしのフィルムカメラ、EOS-1N HSを購入した。新品同様の完全動作品が現存している奇跡。そんなことってあるのかね。しかもその中古屋にはそういうのが三台もあった。だれが平常心でスルー出来ようか。シリアル番号がもっとも新しい個体を一台、自分のものとした。

 

ネガフィルムは辛うじてカメラのキタムラで買える。が、実に高くなった。コダックの36枚撮りが1800円である。

 

ひえー。

 

売れないASA200の商品は、まだいろんなところで流通在庫が残っているのかもしれない。

 

さっそく装填して撮影。なつかしいシャッターのフィーリング。レンズはEOS 5Dでも常用の50mm/f1.4 USMである。

 

被写体は何がいいか。そうだ、「ネオクラシックカー」を撮影に行こう!

 

…ということで行ってきたら、ああ、だめだ。自分も乗りたくなってしまった。ネオクラシック…。

 

 

これってヒーリングなのかなあ…。

 

NHK-FM「ベストオブクラシック」

「ベルリン・フィル/ワルトビューネ・コンサート2025」
初回放送日:2025年12月24日
案内:田中奈緒子

バーンスタイン:

《ウエスト・サイド・ストーリー》から

「シンフォニック・ダンス」ほか

グスターボ・ドゥダメル 指揮

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

(2025.6.28,ベルリン、ワルトビューネ野外音楽堂)

 

 

音がめっちゃいいー。

演奏も最高!

さすがベルリン・フィル!

 

NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」

初回放送日:2025年12月21日
解説:小石かつら(音楽学者)

 

ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》
沖澤のどか 指揮

京都市交響楽団
(2025.6.20,京都コンサートホール)

 

 

オーケストラの技量の高さとホールの響きを最適にとらえた価値ある放送だった。

 

コーラングレなどの管楽器の独奏が安定的に聴取できる演奏で、これを自室にて手軽に聴ける状況に感謝する思いだ。

 

この度のDACの更新によって、出音に高級感が付加された。

 

 

この放送で聴いた《マ・メール・ロワ》は、「美女と野獣」の後半部のフレーズの作り方が特有で、とても好みの演奏となっていた。一方で終曲の盛り上がり方はいま一つ。ラスト・ノートも淡白だった。ここのコーダ部分の管楽器はもっと派手に鳴らすのが僕の好みだから…。そこはちょっと物足りなかった。

 

スコア片手に聴いていたから余計に気になる。

 

 

でも、いい演奏だった。フランスの薫りがした。

これまで、SONYの「Music Center for PC」という音楽再生ソフトを使っていた。リッピングからタグの書き換えまで、全部これで済ませていた。無料のソフトだったのでお金もかからなかった。

 

しかし、先般導入したノーススターデザインのModel192(DAC)&M2TECHのhiFace(DDC)との相性が悪く、途中で必ずシャットダウンを強要されるようになってしまった。

 

おそらく、デジタル信号を受けるだけの「Model192」の方には問題がなく、hiFaceとの相性の問題だと思われるのだが、古い製品なので新しいWindowsに対応したドライバーも公表されていなく、お手上げだった。

 

他のDDCを試してみる価値はあったと思うが、確保したり検証したりするのがとても面倒なので、とりあえずすぐにできる対処として、PCのソフトの方を変えて再生してみたのである。

 

有名な「foober2000」を入れてみたが、これは問題なかった。しかし、僕はこのソフトが昔から嫌いなのである。プラグインをいろいろと入れないと、WASAPIすら対応しない。画面のレイアウトも自分好みではなく、カスタマイズするのもめんどくさい。

 

そこで、探していたら、「TuneBrowser」というのがあることがわかり、さっそくインストール。結論から言うと、これはたいへん良いソフト。クラシック音楽のプレイリストも見やすくて、素晴らしい。作曲者ごとに、タイトルをまとめてくれるのである。

 

 

何もカスタマイズせずにこの見やすさ! とにかく欲しい情報が一目で確認できるのが嬉しい。

 

音の方も、他のソフトと比較したわけではないが、ぜんぜん悪くない。今は無料体験版で使っているが、ちゃんと購入して使い続けたいと思う。

 

(2025.12.16 追記)

「ちゃんと」聴き比べたら、TuneBrowserの方が音が良いのですが、そんなことってあるんでしょうか。私の耳がおかしいのでしょうか。音調がまったく違い、TuneBrowserの方が私好みの音を出します。ソフトでこんなに変わるものでしょうか。まだ疑心暗鬼です。