今朝はチャック・マンジョーネを聴いております。先月、訃報がありました。ジャズ好きの方以外にも、よく知られていて、例えば、吹奏楽をかじったことのある人なら、どこかでこの方の音楽に触れているはず。僕もその一人で、だから、そんなにいろいろな曲を知っているわけではないです。

 

上掲のアルバムには、シングルよりも長いオリジナル版の《フィール・ソー・グッド》が収められています。これがまた良いんです。

 

でも、僕が高校時代からよく聴いていたのは次の一枚。

 

 

A&M時代のベスト盤(1986年発売)。日本だけの企画盤だったらしく、いま探しても、この10曲を収めたリイシュー盤はどこにも見当たりません。FLACで保存しておいて、本当に良かったです。

 

《フィール・ソー・グッド》は高校の時、吹奏楽でやりました。ドラムではなかったです。トライアングルかなんかだったかな…? ちなみに、この曲の吹奏楽編曲をしたのは、(売れない頃の)久石譲でした。当時は、「Hisaishi Yuzuru」の表記があったような気がします。だから、吹奏楽の人はみんな「ゆずる」だと思っていました。もしかしたら、出版社の表記ミス(確認ミス)の可能性もありますね。

 

 

《サンチェスの子供たち》も高校時代にやりましたね。こちらは、ドラムセットとスネア(ロール)が別楽譜になっていて、僕はスネアの方をやりましたっけ。

 

 

後になって分かったんですが、原曲のドラムは、中高生にはちょっとコピーできないような難しさです。だから楽譜上で二人に分けたんでしょう。

 

と書いてきて、突然思い出したのですが、この曲、30歳ぐらいの時に、中高生の合同バンド(130人ぐらい!)で、指揮したことがありました! いやぁ、汗が出ます。大先生のお歴々のなかで、若造が独りで指揮したなんて…。若気の至りですね。

 

また思い出したのですが、ドラムを担当してくれた他校の女子生徒が「もっとうまくなりたい!」と言って、本番までの間、毎週土曜日の午後に僕の勤務校に通ってきていました。僕がドラムの手ほどきをする間、クルマで送ってこられたお父様は、近くに控えて読書していらっしゃいました。本人もすごいけれど、親も素晴らしい方でしたね。

 

本番の演奏は、とても素晴らしかったです。あまりに素晴らしいので、僕は全然タクトを振らず、ずっと踊りまくっていました。恥ずかしいったらありゃしない。繰り返しますが、若気の至りです。

 

チャック・マンジョーネとはまったく違う話になっちゃったので、戻します。

 

上掲のベスト盤で次に好きなのは、なんといっても《Give It All You Got》(栄光をめざして)です。この曲は、1980年のアメリカでの冬季オリンピックのテーマソングだったそうです。そんなこと言われなくても、自然に盛り上がってきてしまう曲。冒頭のエレピ、ギターのカッティングに続いて、チャック・マンジョーネのフリューゲルですよ。素晴らしい!

 

 

いろいろ、思い出したくないことも思い出しちゃうとイケナイので、これぐらいにしておきます。

 

音楽はタイムマシーンですね。