NHK-FM「ベストオブクラシック」
「セミヨン・ビシュコフ指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団」
初回放送日:2026年5月15日
案内:東涼子
R. シュトラウス:ブルレスケ ニ短調※
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調作品65
※藤田真央(ピアノ)
セミヨン・ビシュコフ 指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
(2025.10.3,チェコ、ドボルザーク・ホール)
地震速報で中止となった放送を聞き逃し配信で。
お目当てはショスタコーヴィチだったが、リヒャルト・シュトラウスの《ブルレスケ》も面白い曲だった。こういうリヒャルト・シュトラウスだったら僕でも聴ける。どうも《ツァラトゥストラ》とか《アルプス》とかは、僕にはちょっと難しい。一方、この《ブルレスケ》は作曲者の若い時の作品だそうで、こういう作風なら、リヒャルト・シュトラウスでも「イケる」ことが分かった。
ショスタコーヴィチの8番は、やっぱ曲がいい。僕は「5番」に次いで好きである。1時間を超える長い曲だが、マーラーやブルックナーとは違い、あまり「長さ」を感じないのはなぜだろう。
思うに、ショスタコーヴィチの交響曲は、「そろそろ、終わるなー」と思ったら、ちゃんと終わる。長いフレーズでも「終わり」が分かる。「次のパートは、ここいらで終わるなー」と思ったらその通りに終わってくれる。そして、新鮮に次のパートに意識が移っていける。
一方、ブルックナーだと、「えっ、まだあんの?」って感じになってしまう。僕がまだアマちゃんだからであろう。
第2楽章も第3楽章も、意外と落ち着いたテンポで進んでいく。ビシュコフのこのテンポ観は、とっても心地よい。チョッ早でガタガタなアンサンブルの演奏もあるが、それだと一気に覚めてしまう。「ビシュコフ、ナイス!」である。
音も綺麗で、金管もうまい。
今まで聴いた「ショスタコの8番」の中で、もっとも感動的な演奏だったかもしれない。
録音は、ちょっとティンパニがデカい。おそらく、《ブルレスケ》のための収音マイクが、そのままのバランスでミックスされていると思う。それに比して、シロフォンとかスネアドラムが小さい。というか、そっちの方が自然なバランス。ステージの奥の方のひな壇上で叩いているのが、ちゃんと見える。
高校生の時、ビシュコフが初めてベルリン・フィルで「5番」を振ったCDが、僕の周囲でたいへん話題になった。カラヤンが「5番」を振らなかったため、「ベルリン・フィル初!」のショスタコの「5番」だった。
しかし、期待していたのとは違って、けっこう凡庸だった記憶がある。
その後、同じベルリン・フィルで「8番」を振ってCDを出していたらしいのだが、まだ聴いたことがない。どんな演奏なんだろう。
聴いてみたくなってきた。












































