NHK-FM「音楽の泉」

ベートーベンのピアノ協奏曲第4番
初回放送日:2024年6月30日

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58

エリーザベト・レオンスカヤ(ピアノ)

トゥガン・ソヒエフ 指揮

トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団

 

 

 

非常に新しい、最近の録音で聴くベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。私は、3番が一番で、第5番《皇帝》が二番で、その次がこの4番かもしれない。(文字面がやや混乱w)

 

新しい録音には、ステレオ録音以来の先人技術者たちの知恵が自ずと詰まっている。ピアノは明晰で透き通り、オケとの遠近感もリアル。えっ、目の前で演奏してる? みたいな。

 

「らじるらじるは音が悪い」と散々言ってるのに、ここまで感動できるのだから、まあいいかな、なんて思い始めたり。

 

楽曲の解釈は好みの問題だが、とろっとろの浪漫溢れる演奏と音色ばかり聞いてきているので、先鋭すぎる最近のベートーヴェンみたいのだったらイヤだな、と思って聞き始めたラジオだったが、そんなことはなかった。3楽章の出だしなんて、非常にロマンティックな自由さに満ちていて、「そうだよ、こういうのが好きなんだよー!」と朝から心の中で喝采。

 

ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集は、ケンプ(ライトナー&BPO)とゼルキン(小澤&BSO)をよく聴くが、変わり種では、杉谷昭子(オスカンプ&ベルリン響)のCDも、たまに思い出しては聴いている。

 

この杉谷盤は、バックのオケが超美しく録られているというい意味でも、出色だと思う。もちろんピアノ独奏も。

 

ところで、昨日は久しぶりにアマオケの演奏会に出かけた。仕事場の同僚がコンマスで出演していた。レコードばっかり聞いていないで「生」で聞かないといけないなと思った次第。

 

 

やっぱり生は良い。楽器もホールも生で味わわないと、人間でなくなっていっちゃうような気がする。

 

一方、僕は2024年の年初に「ロックに生きる!」とか言っておきながら、何もせず、もう一年の半分が過ぎてしまった。いかんいかん。

 

今日の休日は…。

 

楽器でも磨こうw