昨日のメガネトップさんのMBOはびっくりしました。プロのPEマネージャーを介さず、メガバンクが直接数百億円を融資します。ブラックストーンで読んだアメリカの場合、資金の出し手はプロフェッショナル マネージャーに運用を託すのですが。日本では銀行が直接多額の融資をする事例がある分、PEファンドに回る資金、案件が少ないのでは。その貴重な案件を日本のマネージャーの方々は、アメリカのマネージャー以上に心血注いでバリューアップに努めておられるように感じます。


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ブラックストーンを読み終わりました。後書きによれば、創業者らへの膨大なインタビューをベースにしているそうです。投資とリターンの金額規模に驚きます。LBOに投資する年金、保険会社などが、PE会社の活動を支えているようです。米国では会社を売るのも、会社を買うのも、それにお金を出すのも、ごく当たり前のようです。不動産の売買のよう。そう、PE会社は、言い方は悪いですが、企業の地上げ屋のようなものかと思われます。言葉は悪いですが、間違った使われ方で、潜在力を発揮していない会社、タイミングを外した投資で過剰債務を抱えた会社などを財務リストラクチャリングと、事業の選択と集中で、再生。潜在力を発揮。そういう面と、それ以上に大きいのは、景気の底で投げ売りされるものを買い、景気の回復時期に、プレミアム付で売る。その目利き力。アメリカでは、そういうことのようです。ただ、日本のPEの方は少し異なるように感じます。それは…また。


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商事法務NO.1995に、シンポジウム「コミットメントと企業:日本企業改革の方向」の記録が掲載されています。オックスフォード大学のコリン・メイヤー教授の講演と、パネルディスカッションです。


日本企業の株主には、純粋な株式投資家以外に、銀行など債権者、取引先、従業員(持ち株会)などの各種のステークホルダーがいる。こうした株主は、純粋な投資家でなく、純粋な株式投資の利益だけでなく、いや、むしろそれ以上に、債権保護、取引の継続、雇用の継続などを重視する。

こうした株主が多数を占める企業の経営者は、企業として本来目指すべき成長のために取るべきリスクがあるところ、こうしたリスクを過度に嫌い、保守的な経営になる。


一方、欧米の企業はと言うと、純粋な株式投資家・投機家が株主となっている。こうした株主は、株式投資のリターンの最大化を望む。株主のリスクは出資に限定される有限責任。経営者に圧力をかけ、レバレッジをかけ、株式リターンの最大化を要求。それに応じて、企業が過度なリスクを取ると、リスクは債権者・取引先・従業員に移転する。

自分のリスクは限定、債権者にリスクを押しつけ、短期的なリターンの最大化を要求する、株主。


こういう対比で、日本企業と欧米企業は正反対の問題を抱える。

日本企業は、企業の責任、社会に対してフェアなリターンを提供するために、必要なリスクは取らねばならない。現在は保守的過ぎる。

欧米企業は、株主のために過度なリスクを取り過ぎる。

これは納得感のある整理です。リスクをとって成長し、社会に貢献する商品・サービスを提供し、雇用を維持拡大、税金もたくさん納める日本企業もあります。しかし、このくらいでいい、無理しなくていい、という感じの、保守的、既得権益維持の会社もたくさんあると思います。


株主のため(だけ)でなく、社会への利益の提供(よい商品サービス、雇用、納税、株主へのリターンも一つとして含まれる)のため、取るべきリスクは取って、がんばる。そういう企業経営者は、目立つくらいの報酬インセンティブが付与されていいのだろうと思います。


今日は、たまたま、株式懇話会の講演会で、著名な久保利弁護士のお話を聞きましたが、その中でも、純粋投資家株主の過度なリスク選好、リスクの移転などのお話があり、商事法務と合わせて考えて、なるほど、そういうことか、と自分の頭の中では整理された感じがしています。


15㌔の大会が再来週に迫ってきました。

練習のピッチもアップ。

いつもの練習コースで

6㌔28分15秒 5㌔25分35秒 10㌔49分15秒

いずれも ベストタイムです。

昨日は横浜に来て鶴見川沿いで16㌔の長い距離に挑戦。

1時間27分ほどでした。

足も痛くならずに、無事完走。本番前に同じ距離を走れて安心しました。

本番15㌔は1時間20分が目標かなと思います。


今日は県立図書館でまとめて本を借りた後、いつものスポーツセンター周回コース、600m×17周で、10.2キロを走りました。3日前のハーフに挑戦、は後半へばりました。

どうかな~と思いながら、このコースでは久しぶりに10キロ走でした。

結果は・・・・ 今日は非常に好調でした。1周常に3分(1キロだと5分のペース)を切り、最初と最後でペースをあげて、タイムは49分18秒でした。このコースでは50分切るのは初めてだと思います。

久しぶりにタイムの更新で、再び前進!   今日は昼食後5時間ほど、夕方の時間でした。今日の新潟は薄日も差したものの、夕方の気温は低く、5度以下だったかもしれません。

こういうコンディションが一番いいようです。本番は午前中の早い時間なので、いかに近いコンディションに持っていくか。そうとう早寝、早起き、早飯にしないとなりません。

それと気温はやはり低いほうがいいです。先日のかるがもマラソンは20度超の中で惨敗。

来月の15キロ大会はまだしも、5月のハーフは20度以上になるかもしれません。そこはもう、完走が目標で、タイムは気にしない、ということでいきます。


本は、「ブラックストーン」(デビッド・キャリー&ジョン・E・モリス、東洋経済新報社)と

「競争優位で勝つ統計学」(ジェフリー・マー、河出書房新社)。

前者は、世界的に活動するプライベート・エクイティの雄を描く本。

後者は、MIT卒の若者が、カジノのブラックジャックを、統計分析に基づき勝負、合理的に、必然で勝っていく、というお話。ともに読み始めたところですが、面白そうです。


資生堂事件。社外取締役を務める、著名な法学者、早稲田大学上村教授のコメント。

先進的なガバナンスで評価されていた会社だけに、そういう評判が重荷になって、業績下方修正など悪い情報を、積極的に出せなかった、という内容。

これは衝撃的であった、と、これまた著名な弁護士さんが自らのブログで書いておりました。

確かに。 形がしっかりしていても、厳しい経営環境になった時に、うまく機能しない、というケースはあるようです。AV家電の雄、ガバナンスでも先進的な取り組みを色々やってきた、あの会社も、近年はガバナンスの評価が低下しているようです。

厳しい環境になった時は、新たに登場した強力なリーダーが、既存の仕組みを壊して、シンプルな原理・原則を徹底して進む、ということで立て直すほうが成果を出しているように思われます。

自動車のN社、航空のN社。

システム的な、よいガバナンスは、平時~好調時にしか、ワークしないのでしょうか・・・

もう、だいぶ時間が経ちましたが、3月10日に、横浜市の三ツ沢公園を舞台にした、かるがもマラソン大会に参加しました。結果は惨敗。。。

当日は気温20度超、風もあり、コースは上り下りのきついコース。それに、狭い歩道を走る部分が長い、というマラソン大会の設定としては、あまり上等とは言えないコースでした。

スタートから、記録更新を諦めたような感じで、タイムも昨年のベストから3分半以上遅れるものでした。

いかん、いかん。そういうコンディションでも頑張らないといかんのに。そもそも、週末だけ、クルマで夜間走って往復するという移動方法も、コンディション調整の観点では、よろしくありませんでした。

4月は15キロ、5月はいよいよハーフ。ともに地元新潟での大会なので、しっかり準備して臨みます。

昨日もハーフの練習に臨んだものの、17~18キロまでは快調も、やはり、その辺からガス欠、足動かず、急減速。いかんですね。


読書では、「企業価値評価改善のための財務・IR&SR戦略」を読みました。

仕事でお世話になっている、宝印刷の常務執行役員の近藤さんと、優れたガバナンス・IRで有名なエーザイのIR部長柳氏の共作です。大変勉強になる、良い本です。

この1年、自分も、たくさんの機関投資家、個人投資家の方々と接する機会を持ってきただけに、この本に書かれていることは、多くのことが自分の普段の活動と比較しながら、色々考えながら、読んでいくことができました。

株式市場は、非常に好調。バブルの感もあり、いずれ、大きな調整もあるかもしれません。

油断せず、しっかりやっていかねば・・・・



この週末は高校入試を終えた(結果はまだですが)娘が新潟まで来て、一緒にスキー+温泉に出かけました。温泉は父も参加の3人旅。

福島に近い三川温泉スキー場へ。

娘をスキーに連れてきたのは、なんと初めてでした。

中3まで経験させていなかったとは申し訳ない気持ち。。。。

スキー教室に入れよと言ったものの、本人は「小さい子ばかりで恥ずかしいから」、ということで、

歩く練習と、小さい山に登って滑りおりるだけでした。

それでも雪とわずかのスキーを楽しんでくれたようでした。

私は、せっかくだから、と山のてっぺんまでリフトを乗り継ぎ、登りました。

すると・・・・・・ 下から見ても結構勾配あるなとは思ったのですが、てっぺんからの下りは、一部上級者コースを含むハードなものでした。

昨年は、息子と二人スキーで、15年ぶりくらいにスキーをしました。

それから1年ぶりのスキーで、15年ぶりくらいに挑戦する急斜面。

1回目は、当然のごとく転倒、顔から雪へ・・・・ メガネの鼻当てが曲がりました。

めげずにもう1度同じコースに挑戦。今度は慎重かつ大胆に。

何度も止まりながらも、転ぶことはなく、なんとか滑り降りました。ふ~

ソフトボールのバッティング、センター守備でのフライ処理、そしてスキー。

まだ、このくらい体が動く、反射神経がある。そういうことを確認する上で、貴重な経験かなと思います。

そんなことを言っていられるうちはいいけれど、大怪我しないように気を付けないと。

さて、いよいよ木曜日は高校入試の結果発表。どうなりますか。。。


今日の新潟は朝から雪で寒い一日。路面も凍り、交通事故も多かったようです。


現在の読書は「企業価値経営」ダイヤモンド社、マッキンゼー・アンド・カンパニー。

先週、今週は休んで来週、と立場の異なる投資家との面談が続きます。


企業価値? 株主の利益? そもそも論のところを

改めて考えております。


今週末は、高校受験の終わった(結果はまだですが)娘が一人で新潟に来ます。

父も参加して、親子三代で、温泉スキーに行きます。

娘も大きくなると、あまり一緒に何かするということもないので、貴重な時間。

親子スキーを楽しみたいです。


金曜~土曜と、イベントに出展して、立ちっぱなしで足が疲れました。

それにもめげず、昨日は長距離走、16キロ。

横浜の新羽橋から鶴見川沿いを下り、鶴見区、河口まで3キロ地点まで8キロを往復して、計16キロを1時間31分でした。ゆっくりペースで、一定のスピードで完走。何より足が痛くならずに、走り続けたことが成果です。ハーフマラソンで2時間を切るくらいのペースなので、時間制限もクリアできそうです。



元ゴールドマンサックス社員である、グレッグ・スミス氏の著書

「訣別 ゴールドマンサックス」を読み終わりました。

顧客第一をうたっていた同社が、顧客第一のサービスの提供、顧客への助言提供、顧客の取引執行から、圧倒的な情報格差を維持しながら、自らも 対等なプロ投資家同士の取引の一参加者であるとして、自己売買で利益をあげ、また顧客に不適切な商品も販売している。

自己の利益最優先のカルチャーになってしまったことを憂いての、著作、ということです。

同社の真実はわかりませんが、

金融機関において、顧客第一主義、誠実、倫理、などを維持することは難しいことであろうな、と思います。わずかの情報格差、タイミング、知識の有無で、簡単に大きな利益が生まれ、それが自分の報酬にダイレクトにリンクするような環境では、このくらいいいだろう、ということで自分の利益優先にしたくなるのは、抗しがたいものと思います。