いやもうマジで暑いっすね。体から蜃気楼が生産されるような気がしますよ。

 夏生まれでもうすぐ誕生日も来るような私ですが、本当に夏は弱々しい生き物になります。

 今は昼間は体力仕事してるんで尚更フラフラですが、何とか秋風が吹くまで生き延びねばなりませぬ。

 それにしてもいつ食べてもピノって美味いなあ。ガリガリ君も美味しいなあ。

 

 ああそうそう本題です。

 それでも小説の仕事はしなければならない、というか好きでしていることなので苦痛はないのですが、書き始めた皆さんの中には「長編」(十万字前後で、まあ一冊の本になる程度)を書くのに苦戦している方も多いようです。

 私は昔から文章を書くのは嫌いじゃないので、一万文字前後の短編なんかは全然気軽に書けるんですが、長編は手探りでした。初めての作品は無謀にも長編でしたけども(笑)

 ただ本にもして頂いた「異世界の皆さんが優しすぎる。」も、実際は異世界にうっかりいっちゃった女の子が飯テロしながらのほほんと生きて行くだけ、という題材だったので何とか続けられただけです。

(要はいくらでも思いつきでエピソード増やせたから)

 

 でも、後で大変だったので、自分と同じ轍を踏まないように、これから長編を書きたいと思っている方には、これだけ押さえておくとのちのち楽だよ、というのだけアドバイスさせていただきます。

 ただこれも個人差があるので、自分に合いそうかも、と思った方だけ参考にしていただければと思います。小説を書くのに正解なんて人それぞれですので。

 

●長編を書くやり方(来栖方式)

 

1:ざっくりと大筋の話を決める。

(騎士団の男性が不遇な貴族の女性に惚れて幸せにしていく物語、程度とかで構いません)

 

2:最初と最後のエピソードだけ決める。

 

3:主要な登場人物の名前やキャラクター設定を決める。

 できれば口調やこだわり、性格や好き嫌いとかできるだけ肉付けしておく方が後で話を書いて行く時に自分が本当に楽です。私はついでにカラーで簡単に似顔絵書いて色付けしたりもします。後で髪型や目の色とか間違わないように(笑)

(後からキャラが増えても構わないように別データにしておくのをお勧め)

 

4:そのキャラクターに合いそうな大きめのエピソードを三つか四つぐらい考える。伏線などもある場合はそれをどこで出すかなども考える。

(一冊程度の内容の場合、あまり沢山ありすぎると深掘りできないし、読者の注意力が散漫になりがち)※個人目線

 

5:ここまで来ればあと一息です。粘土細工の土台の針金がおおむね出来上がって来ました。

  もう書き出したいところですが一旦我慢。最後にもうひと踏ん張り。

  章設定です。

  大体の小説を読んでいる方なら分かるでしょうが、目次に見出しがついていますよねたいてい。読者の方もその辺が区切りとか始まりと思って読むわけです。

  面倒だなと思われるでしょうが、書く側も「この章ではこれを書く」という目安があると楽なんです。

  いや、私は少なくともあると楽ですものすごーく。

  なので、例えば恋愛ものならば、

 

1、ヒロインの状況とヒーローとの出会い、関わり

2、とある事情でヒーローと接触が増えることに(エピソードA)

3、いがみあっていた二人だが、内面を知ることで少しずつ親しさを増す

4、ヒーローの苦難、ヒロインの同情、恋の目覚め(エピソードB)

E、ハッピーエンディング

 

 ……とまあ、ざっくり分けて詰め込む内容を決めるんです。タイトルはとりあえず適当でいいです。後からいくらでも変更できるので、自分が分かりやすい内容にしておくのが便利です。

 

 最後の最後で私はプロット(あらすじ)をまとめます。

 色んなエピソードとか出してからじゃないと流れがつかめない人間なので( ̄▽ ̄)

 実は、昔はプロット細かく書くのとか章つけて内容決めるとかまったくやりませんでしたよ。

 理由は面倒だからです。はっはっは。

 だけどですね、後でプロット書いておかないと自分が苦労するんですよ。

「あれ、これどういう展開にしてたっけ」

 とか自分で読み直したりとか、適当に決めた些細な設定を自分で忘れてたりするんです。

 手間と時間が無駄にかかるんです。

 何しろ自分は会話や行動とかでキャラへの厚みや理解を読者さまに持たせたり、楽しくさせたいとか思う人間なので、油断してるとその場の勢い的な発言をさせたりしてることもあるんです。

 あとでなかなかその発言が見つけられなくて冷や汗書きながら探したりとか、心臓に悪いことこの上ないです。

 

 しかもですよ、書くの好きな人間なんて、長編一本だけで終わるわけないじゃないですか。

 何本も何本も書くんです。短編だって書くんです。内容が被らないように気をつけないと混在しますので、私のようなアホには大切なんだと実感しました。

 

 「俺は(私は)もっともっと長い、何十万、何百万字越えの大作を書きたいんだ!」

 という方も基本は同じだと思います。

 エピソードが増えて、登場人物も増えるだけなので。

 ただ最初はともかく「エンディング」だけは決めた状態で書いていかないと、人物像がぶれるので、個人的にはケツだけは確定した状態で書いていた方がいいのではないかと思います。

 復讐ものだとしたら、最後は結局復讐するのかしないのか、主人公はどう結論を出すのか、というのかが曖昧な状態で書いて行くと、エピソードの合間合間に「あんた前にこう言ってたじゃん」「こういう態度してたじゃん」みたいな芯のない結果で、エンディングに納得ができない物語が出来上がる気がします。

 

 これは私がキャラクターの人物設定にこだわるというか、主人公に共感できるか、理解できるか、好意が持てるか、などに重きを置いているからです。

 主役に上記の感情が持てないと、私の中では読む話の面白さが半減しちゃうんですね。

 どうでもいい人の自叙伝を読んでる感覚になってしまうんです。

 マンガならまあサブキャラやストーリー的な華やかさで読めるんですが、ノベルは文字ばっかりですからね、当たり前ですけど。興味が持てない人物がどうなろうと正直どうだっていいし、長い文章読みたくもないでしょう?

 だからストーリーに自信があって壮大なものを書きたい人であっても、主人公にはある程度魅力的な人物を置かないと、読み続けてくれる人は多くはないと思います。

 口が悪いけど動物にはやたらと愛情深いとか、何かしらのプラス要素は必要だと私は感じます。

 

 まあこれは個人の考えなので、他の方の考え方が違う場合もあります。

 ただまだ良く分からない人は、「自分が読んで面白いと思うものはどういう作品か」と考えてみると、自分なりの答えが出るんじゃないかと思います。

 

 

 おっといけねえ。最後に宣伝させて下さいましよ。

 ピッコマ様で、新作が配信されております。

 待てば0円でけっこうなところまで読めますので、機会がありましたら是非よろしくお願いします。

 

「元貴族令嬢はコワモテ店主のいる洋菓子店でお仕事中!」

 

 

 

 

それではまた! 夏バテには皆様お気を付けて!

 

 

 

 だんだん暑くなってきて、雨も増えてと個人的には嫌な季節が近づいておりますが、お知らせです。

 

 書き下ろしの新刊が本日より各電子書籍サイトで配信が始まりましてございまする。

 

『元貴族令嬢はコワモテ店主のいる洋菓子店でお仕事中!』(夢中文庫)

 

来栖もよもよ (著)

ぽぽるちゃ様 (絵) 

 

https://amzn.asia/d/fe0dLxo

 

 

もう、表紙のお菓子のおいしそうなこと!

ヒーローも頼りがいありそうだし、ヒロインは可愛いしでもうマーベラスですよ。

ぽぽるちゃ先生に乾杯でございます。

 

それでこちらなんですが、通常だと880円の電子書籍なのですが、実はPOD(プリントオンデマンド)というのがありまして、Amazonで購入するときに1056円と少々割高にはなるのですが、何と紙書籍で購入ができます。

 

私は古い人間なもので、紙の書籍をことさら愛しているのでぃす。

まあ慣れてるのと、何度も手元に置いて読み返せるのが好きなので、好きな作品は可能であれば紙で欲しいんです。

あ、デジタルを信用してないわけではないんですよ? 楽ですし。

ただ、紙をめくりながら読む楽しみってのもあるんですよ。

これは少数派かも知れませんが、紙の書籍で読んだものって、電子で読んだだけのものより内容がちゃんと頭に入っている気がするんです。記憶に残るんです。

読んでめくる手と脳への刺激を関連付けしているのか、他に何か理由があるのか分かりませんけど。

私はそういう脳に刺激をより与えないとダメな人間なのかも知れません。ははは。

 

 

家族との縁がないけど頑張って生きている女性と、

コワモテ過ぎて周囲に誤解を受けやすいパティシエのゆっくり進む恋愛ものです。

紙でも電子でもよいので気になったら是非、是非買って下さい!(ド直球)(笑)

 

 

それと別件ですが、現在WEB連載している異世界転移コメディーの紹介をさせて下さい。

 

「ハイパー営業マン恩田、異世界へ。」

https://ncode.syosetu.com/n1012ja/

 

 

フリーの腕利き営業マンの恩田が、テンプレっぽく事故死して異世界に行くんですが、持ち物が営業している商品を入れたトランクだけ。モブ顔でこの国の金もない、あるのはトランクの商品だけという状況で、持ち前の営業スキルで生き抜いていくお話です。

まあトランクだけは今のところモノが減らないというチートですが、それ以外は剣も魔法もありませんし、変わった生き物や変な花が咲いているぐらいで、淡々と進んで行くほのぼのストーリーなんですが、個人的には「異世界の皆さんが優しすぎる。」という長編ファンタジー書いていたのと同じテイストだと思っています。

まったく恋愛とかも絡まず、いつの間にか家族になるペットたちと楽しく生きて行くだけです。

 

気づけばもう十万文字近くいってしまってるので、まだ長くなりそうですが、そういうのんびりした話が好きな方は読んで頂けると嬉しいです(*´ω`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここ数年、故人の声や表情、性格的なものをAIで甦らせるようなサービスが始まってますよね。

 まあ倫理観の問題ですとか、それは実質本人ではないとか、有名な人であれば詐欺的なAI広告塔に使われるのではなど、考えることは多々あり、議論は尽くすべきではあるかと思います。

 ただこれは本当に求めている人、そうでない人の落差がとても大きいものじゃないかと思います。

 

 今の個人的な価値観でいえば、それは「まがい物」であるという考えであり、AI生成してまで故人が実際に言うかどうかも分からない内容の会話を聞いたり見たいとは思わない側の人間です。

 故人の冒涜であるような気持ちにもなりますしね。

 これは私がもう若くはない年齢なのも無関係ではないでしょう。

 既に両親も鬼籍ですし、写真ですらだいぶ昔のものしかない。音声なんてどこにもない。

 もしやりたいと思っても、どうにもならない事情がある。

 

 ですが、例えばもし自分がもっと若く、亡くなったのが大切な存在の自分の子供だったら?

 両親、兄弟姉妹、友人、恋人だったら?

 突然失ってしまった愛する人たちの写真なり、スマホなどで撮影した音声が入ったビデオがあったら?

 

 私は考えてしまうかも知れません。

 例えまがい物でもいい、故人を偲び、思いを馳せるためのよりどころにしたい。

 そんな風に思うかも知れません。

 

 こういう風に考えてしまうことも不謹慎だ、と思う人も中にはいるかも知れません。

 それも間違ってないと思います。

 ただ、年を食った自分が言えば説得力あるんじゃないかと思いますが、脳内の記憶って色あせるんですよ。

 どんなに愛していた人でも、顔も、声も、なんとなくしか思い出せなくなる日がいつか来るんです。

 印象的な出来事や思い出の記憶は鮮明でも、顔の辺りがすりガラスみたいに薄ぼんやりしてしまう。

 改めて写真で確認しないとハッキリしなかったりするんです。

 

 その人が存在していた時間が止まるからだ、と私は感じてます。

 情報が更新されないんですよね、脳の中で。

 そうすると、他の新しい今の生活で付き合う人たちや情報にどんどん追いやられてしまって、思い出したくても上手く思い出せなくなる。

 私はそんな感じになったりします。いや、自分はまだボケてはないと思いたいですが( 一一)

 きっと大なり小なり、薄れてしまうものじゃないですか、記憶って。

 

 だから、こういうものがあってもいいんじゃないかな、と私は思います。

 それで癒えていく心の傷だったり、気持ちの折り合いをつけられることもあるでしょうし。

 故人にとっても生成AIの是非じゃなく、死んだ後も自分を忘れないでくれている、記憶にとどめておきたいと思っていることを、不快だ、嫌だと思う人はほぼいないのではないかと思います。

 

 ……とはいえ、ですよね。

 まだまだ難しい問題なのかなあとも思ったりします。

 

 岸田首相のAI生成映像を作って酷い言動を喋らせて炎上した件もあったり、あたかもその有名タレントがお勧めしてるような生成AIを作って広告にしたりしてるのに騙されたりする人もいるぐらいリアルで、一般人には区別がつかないようなものもあったりします。

 

 だから故人生成AIにだって、自然に要らん商品やら商材を勧めて来るプログラムを組もうと思えばできるじゃないですか? 私はプログラムとか詳しくないですけども、悪用しようと思えばいくらでも出来そうです。

 有名芸能人の生成AIより、故人の顔や声で毎日さり気なーくさり気なーく勧められてたら、洗脳に近いというか、潜在意識の中で「買わないと」みたいな状態になる人もいそうですよね。

 なんかこんなこと書いてるとSFとか妄想の世界になりそうですが(笑)

 でも、物事には絶対なんてものは存在しないわけで。

 

 こういう悪用の危険を出来るだけ排除出来るようなプログラムだったり、セキュリティーや罰則や賠償のある契約などが整えばいいですね。

 といっても私ごときの知能ではいかんともしがたいので、頭のいい人に頑張って頂きたいものです。

 

 

 

 

 

 

いやあ、気づけば前のブログ更新から一カ月近く経っておりました。

いやはや申し訳ございません。

 

まあ何をしていたかというと、昼間の職探しと、とにかく必死で書いていた訳です。

作品を増やさないと、良いプレゼンも出来ませんからね。

ぶっちゃけ小説だけ書いて安泰に暮らせるのは、ほんのごくごく一部の方々です。

私もコロナが流行し出した時だったこともあり、結果的に専業状態になってしまっている時期もありますが、書く仕事をしていない時は、ちょこちょこ派遣やったり短期のアルバイトをしたりしてお金を稼いでいるのです。

世知辛い世の中ですわねえオクサマ、本当に。

心のささくれ、誰か抜いてくれねえもんじゃろか、といつも思っております。

 

マンガ、イラスト、小説。

クリエイター作業全般に言えることですが、とにかく気力と体力が奪われがちです。

経年劣化というものがあるからです。

 

いや、普通の会社員だってそうでしょう?

残業しまくってなんとかこなしていた仕事量も、10こなせていたものが8になり、7になる。

フル回転出来た脳も、本人はフル回転しているつもりでも時間がかかるようになる。

そんなもんです。

特に座り仕事していると運動しませんからねあんまり。

人によっては違うんでしょうけど、私はスポーツは見る派閥でございますので、家ではストレッチぐらいしかやりません。

 

今まだ十代二十代の方で、マンガ家になりたい、作家になりたいと思っている方は、後でやろうとか思ってないですぐに取り掛かるべきです。なぜなら全力で頑張りたくても、年齢を重ねるにつれ頑張れる度合いが変わってくるし、体力以上に気力が衰えてくるものなのです。

私なんか小説書くようになったのは四十代も後半でしたからね。

今半世紀以上生きてるので相当あちこち劣化してます(笑)

まだ若いじゃろとあがいても、一冊分の執筆するのにもろもろで一カ月ぐらいかかります。

定職で働いている時には、合間を縫っても同じぐらい書けていたんだけどなあ、と切なくなります。

まあ私の場合は書いては消し、書いては消しというのが未だに減らないのも原因ですけども。

私が一番重要視しているのはキャラの動きとセリフ回しなので、

「もうちっといいセリフ言わせたい」

と思うとそこで書き直したり、ここでもう少しヒロインが粘るようなところを見せたいと思えば、平気で文章削ったりトラブル放り込んだりします。

プロットは決めていても、私の場合は最初から最後までの大まかなイベントと流れを作るだけなので、いわゆる線だけ描かれたぬり絵みたいなものなのです。

色付けするのは書きながら、というやつですね。

たまに、その方が面白くなると思った時には、プロットで決めていたイベントも土壇場で変更したりします。

 

これは本当に作家さんによって作り方違うんでしょうけど、私はそういう「遊び」とか「余白」があった方が話を転がせるタイプなので、今後もこのやり方は変えないと思います。

 

で、私は商業デビューが遅かったのもありますが、きっと、あと書けても十年とか二十年ぐらいじゃないかなと思うんですよ。

気力が続かないんじゃなかろうかと。

今ですら「やだやだーもう書きたくねーよーーっ」とかちょいちょい集中力が途切れることがありますから、ええ(°∀° )

 

だから本当に若いうちから出来るならマンガや絵の勉強するとか、WEB小説書き始めるとかやった方がいいんです。

最初っから完成度MAXの作品なんて出来ないですからね。無理が出来るうちに学校の合間、仕事の合間でひたすらやった方がいいと私は考えます。画力も文章力も確実に伸びると思います。

 

いやもちろん、そうしたら確実にデビュー出来ますよ、売れっ子になれますよ、なんて口が裂けても言えません。

上手かろうと下手だろうと、運も左右する世界ですから。

私もいい年になってからデビュー出来たぐらいなんで、始めること自体はいつだっていいんですが、全盛期を保てる期間は人それぞれ違いますし、長くても数十年です。

人間、いつポックリ逝くかなんて誰にも分からない。

ですから気力体力が充実している若いうちに、創作速度を上げるコツだの、無駄のない執筆スタイルを学ぶ方が、長い期間有効的な活動が出来るんじゃないかな、と思います。

 

 

……とはいえ、私はまだまだ頑張りますから、是非WEBで書いているものを読んで頂き、気に入って下されば、加筆修正した上位互換書籍を購入していただければ、拙者の今後の活動にとてもとても有効です(笑)

どうぞよしなによしなに。

 

そういえば今月末で、商業デビュー丸三年になります。

五年、十年と継続して面白い話を書けるよう頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

味噌漬け。美味しいですよねえ。大好きです。

魚も肉も味噌漬けにすると何故こんなに美味いのだろうと思いませんか?

日本の調味料万歳ですよ。

 

でも、私は料理は好きですが、面倒な手間はなるべく省きたい人です。

つまりは楽をしたい。

料理をしない人には理解されにくいでしょうが、料理はこだわろうと思えばいくらでもこだわれるし、とても長い時間が溶けるものなんですよ。それを趣味だったり仕事としている人にはいいんでしょうが、あくまでも生活の一環で仕事以外に使える時間が限られている場合は、

 

「出来るだけ楽をして短時間で美味しいものが食べたい」

 

なんていうのは多くの人間の本能なんですよ。

まあ確実に言えるのは私ですが。

人間で唯一公平なもの、それは時間です。

どんな人も一日24時間しかない。

いかに働く以外に自分のやりたいことが出来る時間を作るか、睡眠時間を作るかなどを考えたら、料理に2時間3時間なんて使いたくない訳です。

高校生ぐらいまでは親が何とかしてくれることも多いでしょうが、大学で一人暮らししたり社会に出たり、さらに結婚して子供が産まれたりすると、自分のために使える時間というのはどんどん減ります。

「生活のために」

「家族のために」

使う時間も大切ですが、それだけじゃ心がささくれます。

自分のためにのんびりしたり、好きなことをして過ごすことでまた心機一転頑張れたりするのです。

 

と力説しましたが、決してだらだら怠けて生きたい訳ではなく、時間を有効活用するのは大切だってことです。

 

そして冒頭に戻りますが、味噌漬けは外で買うと結構するんですが、実は自分の家で割と簡単に作れます。

冷凍保存も出来て、お弁当のおかずにもなって、時間のない時に大活躍します。

私の大雑把な性格でできるざっぱ飯ですが、一度良かったらチャレンジして下さい。

 

●基本の味噌漬けベースの調味料●

・味噌(液体タイプが楽ですが一度鍋で加熱するので固形でも可。だし入りの方が美味しいかも)

・みりん

・砂糖

・日本酒

・コチュジャン(うまみと色付け。ピリ辛苦手な人は少な目で)

・味の素(なくてもいいけどコクが出ます)

 

これだけです。

鳥肉、豚肉、切り身の魚など色んなものに使えます。

具体的な数字を入れないのは、人によって甘めの味付けが好きな人と辛めが好きな人がいるからなのと、私自身まず計量スプーンで計るなんてことをしないからです。

なので大体の目安でだけ言いますと、私は甘めが好きなので、

 

お玉に1杯の味噌(液体)

みりん、日本酒同じく1杯

コチュジャンをカレースプーンでひとすくい

砂糖をカレースプーンで2杯

味の素 数振り

 

これを片手鍋で加熱して溶かします。みりんやお酒の酒臭さを飛ばすのも兼ねてます。

味見をして、甘みが薄かったら増やしたり、逆にコチュジャン増やしたりします。

ちなみに、長期間漬かると何でも塩分が強くなりがちなので、少し甘めの方がお勧めです。

(上の量は大きな胸肉一枚ぐらいの時)

 

んで冷ましている間に漬けるもののカットです。

私は先日鳥胸肉が安かったので大量に購入しました。

いいですね胸肉、タンパク質多くてカロリー少ないし。

良くどんぶりとかに載っているマグロの漬け丼ぐらいのサイズでそぎ切りにします。

胸肉はそぎ切りにした方が焼いても固くなりにくいです。

それと余談ですが、胸肉っていちぢくみたいな形になってて均等に切りづらいと思いませんか?

通常は皮を取っていったん半分に切ってからそぎ切りにしますが、半分にする際に、幅の広い部分から一番細い部分までカットするのではなく、斜めにずらして一番細い部分より左側に5センチぐらいずらして切ると、変に小さすぎる部分がなくなって楽です。三角形ではなく二つの胸肉がゆるく長方形になるようにカットするってことですね。伝わります?

 

鳥の皮も味噌漬けにすると美味しいので私は半分ぐらいにカットして一緒に漬けます。

ジプロック(百均とかのでOK)にそれぞれ適量(お弁当用とか食事用とか)突っ込んでタレ流して揉む。

その日のうちに食べたければ冷蔵庫で一時間ぐらい入れとけば味つきますし、すぐに使わなければ平たくして冷凍庫に保管しておけば一カ月ぐらいは私は普通に美味しく食べられました。

もっと長く保つかもしれませんが、そこまで残ったことがありません。

焼く時には弱火で焼いた方が肉が固くならないので良いです。

薄く切ってるので、ものの数分で焼けますしね。

ごま油で焼くと大変風味が出ていい感じです。

ただ少し焦げた感じもいいんですよねえ。トウモロコシ焼く時に塗った醤油を焦がした時と同じで( ̄▽ ̄)

まあこれは好みですね。

食事の支度がものすごーく時短にもなります。

 

豚肉を漬けても美味しいですし、タラなどの白身の魚なんかも美味です。

ただ節約生活をしている自分としては、鳥の胸肉が一番安くて使い勝手が良いので頻度が高いですねえ。

胸肉グラムで60円とか70円とかでお得に買える日が結構ありますからね。

お弁当のおかずに味噌漬けとか入っているとテンション上がりません?

あと労力も掛かる時間も少ないのに、ちょっと手間掛かっている風に見えるという二次効果まで付与されます。

漬け込んで冷凍庫に放り込んでおけるし、必要な時に解凍して焼くだけですからね。

いやあこりゃあ便利だ。あっはっは。

 

ただこういう漬け込み系は、個人個人の好みがありますので、試しに少ない量で一回作って見ることをお勧めします。

私には美味しくても他の方にはどうか分かりませんから。

でも美味しかったら楽でいいよね、ってことで( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

 

最近ですねえ、本当に嫌だなあって話がありまして。

ろくに詳細を知りもせずSNSで発言する人が多いじゃないですか。

特に犯罪絡みの案件で擁護している人がいると本当にびっくりするんですよ。

 

先日の「薬屋のひとりごと」漫画家のねこクラゲ氏の脱税行為についてもそうです。

4700万の脱税って相当ですよ?

3年で2億6千万円の印税収入があって全く確定申告してないってあり得ないじゃないですか?

ご本人の声明も出てましたけど、2022年に過去3年間の無申告の指摘を受けて支払い済みであると仰ってて、これに対して

「もう支払い済みならよいですね」

「昔の話を今更」

「もう済んでいることなので頑張って下さい」

みたいなコメントをSNSでしてる方がかなりいてビビったんですよ。

この方2010年にデビューしてますしもう三十代半ばの大人です。

それまで確定申告したことがないとか流石に考えにくいし、不動産購入までしているぐらいなので「無知だった」で済ませられる範囲じゃないんですよ。いくらなんでも無理がありますよね。

 

そして、過去のことをいつまでも、みたいな話も間違いで、告発するかしないかもその「悪質さ」に影響される訳で、調べるのに時間が掛かるのは素人でも分かります。

多分一般的な会社勤めの社会人の方は、自分がやらなくても会社が勝手に支払うべき税金だの保険だの引いてくれますからピンと来ないかも知れませんが、フリーランスつまり自営業で仕事をする場合、納税金額が決まる確定申告ってのは

「何を差し置いても確実に行わなければならない重要なもの」

なんですよ。これで払い過ぎた場合は還付金も受けられるし、収入の割合に応じて免除される税もありますから。

 

で、ですよ。

「過去の話をいつまでも」

とか思う方は考えてみて下さい。

万引きして捕まって、お金払ったからって万引きしたことをなかったことに出来ますか? 出来ません。

名前売れてる人間だからスケープゴートだ、とか言う方もいらっしゃいますが、そもそも納税は【国民の義務】なのです。

支払った税金が道路を整備したり保険料の補填に使われたり年金に使われたり助成金に回されたり、様々な国の運営に使われるんです。

 

ですから脱税というのは大変に悪質な行為であり、見逃してはならない犯罪なのです。

政治家は色んなグレーゾーンの抜け道があるので、はっきりした法規制で何とか出来る部分とそうでない部分があるんだろうと思うので、私のような一般市民に線引きは難しいです。

ですが、自営業の場合は同業者(クリエイター)が脱税なんてして、しかも告発までされているという悪質さMAXな犯罪をされると大変に迷惑するのです。

自分たちはきちんと確定申告して納税しているのに、「脱税してるんじゃないか」など痛くもない腹を探られる人が増えるからです。

多分多くの方は

「うっかり払い忘れたんです今は払いましたテヘペロ」

程度の軽い話だと思っているかも知れませんが、国税局は一度や二度申告漏れを指摘したぐらいで告発までされないんですよ。

数回警告が言ってそれでもダメなら悪質である → 告発・逮捕

という過程になるので、少なくとも数回は意図的に放置しないと「悪質」であると認識して告発までは行かないのです。

 

告発までされたということは、ねこクラゲ氏は軽くても執行猶予、下手すれば実刑になります。

もう納税済みだからといって、脱税した罪については裁かれていないので支払ったかどうかは関係ないんです。

そのぐらい脱税というのは重い罪なんです。

 

「うっかりはあるあるだわ」みたいな擁護するような意見をしている人で同業者の方も散見されますが、個人的には

(多分税務調査入るんだろうなーこの人たちも)

と発言の軽率さに震えます。

税金をバックレてたら払わないで済むならみんな払わないでしょう。

バレたら加算して払えばいいなら、バレるまで逃げ切ろうとか思われたら国が立ち行かないし、現在国民が受けられている恩恵も維持することが難しい。そして他の国民の負担が増えるんです。

だからこそ脱税というのは国が強く取り締まる犯罪ですし、そうでなくてはならないんです。

ちゃんと納税している人たちが不平等であると考え、犯罪思考よりにならないとも限らないからです。

 

いくらその漫画家さんや作家、クリエイター全般において好きだから許す、許したいという気持ちがあっても、決して許される行為ではありません。

 

これからプロになるであろうクリエイターの皆さま。

出版社から印税が入った場合など、どうせどの人にいくら払ったかなんて調べればすぐ分かりますし、遅かれ早かれ申告してないのはバレます。沢山売れようが売れまいが変わりません。

会社員が本業で、副業として本が出た場合でも、二十万を超える収入があれば雑所得として税務署に申告しなければなりません。

無申告だった際に支払う税金はやたらと高くなります。前歴があれば今後チェックも入りやすくなります。

 

「確定申告はプロになったらやらなくちゃいけない」

(アマチュアでも同人誌などでそれなりの収入を得ていれば当然やります)

 

これだけは忘れないで下さい。

十代ならまだしも、無知だったで言い逃れが出来ないお年頃になる前に、脳に染み込むまで叩き込まないとダメです。

自分が犯罪者になるかならないかの大事な問題ですからね。

そして犯罪を擁護するような意見は本当に慎んで下さい。

周囲のまっとうに生きている多くの人間が風評被害、誹謗中傷など多大な迷惑を被ります。

 

真面目な人間がバカを見る世界は本当に嫌いです。

 

 

 

 

いやあこの数日雨が降ったり急に温かくなったりまた冷えたりと体調が崩れやすいわ、地震は頻繁だわで何だか心も体調も慌ただしい日々ですねえ。

先日の台湾地震も亡くなられた方のご冥福と早い復興を願っております。

頻発する地震に日本もまたちょっと危ない気がしなくもないんですが、台湾は日本に対して事あるごとに大国に負けないぐらいの善意の支援をして頂いていたりするので、日本も国内の事が優先なのは当然ですが、台湾にも出来るだけの援助はして頂きたいものですね。

 

善意で思い出しましたけど、先日SNSでイオンシネマの車いす利用者の映画鑑賞について炎上していたことがありましたね。

わざわざ車いす席エリアのないところのシアターのチケットを購入し、職員に車いすを持ち上げさせたり座席に移動させたりして、

「このような対応が毎回できるとは限らないので、車いす対応のシアターを利用するか介助者を連れて来た方がいいですよ」という提案をされ大変不快な思いをした。もう二度といけないみたいな発言をして大炎上してました。

 

これはイオン側が大変正論なのは皆さんお分かりかと思うのですが、根本的に

「車いす+人間」

という組み合わせはどう軽く見積もっても五十キロ以上あるじゃないですか。

シネマの従業員(男女問わず)が二人がかりでも大変な訳ですよ。

しかもつまずいたりして横転したりの可能性もありますし、異性の場合だと接触そのものがセクハラになったりします。

万が一映画館が火災や何かしらのトラブルに遭った際に、車いすに乗っていないと迅速な避難も出来ないし、他のお客様対応でそれどころじゃないって事もあるんですよ。つまりは安全性が保障できないのです。

これは車いすの方だけでなく健常者の安全も、ということです。

一人以上の人間が車いすの利用者の対応に追われれば、従業員にも危険が及ぶ可能性があります。

だからこそ車いすには専用のエリアが設けられている訳なので、障碍者だから優遇しろっていうのは本当に間違っている考え方で、車いす利用者からも「車いす使っている人間はモラルがないと思われて迷惑だ」とまで言われてるぐらいなので、いかにこの女性が非常識な振る舞いをしたかが分かると思います。

 

まあこの方は連絡もせずに勝手に新幹線に車いすで乗ろうとして怒られて、懲りずにまた勝手に乗り込んだり、多目的トイレで動画撮影するとかちょっと尋常ではない行動をしたりしているので、この方は特殊だと思った方がいいと思いますけども。

普通電車や新幹線の乗り込み口で渡し板みたいなものを乗務員がするのは、乗客の安全性や列車に傷を付けないようにとか考えているからであって、勝手に行動して隙間に車輪が挟まった、助けろみたいなのって、自業自得感がすごいですよね。

 

警官に増水で危ないからって注意されてるのに川でBBQ止めないで流されて何人か亡くなった事故がありましたが、この時もそのBBQしていた側が「さっさと助けろ!」みたいなことを言っていたDQNの川流れみたいな話もあったように、注意されてるのに止めなかった人たちが上から目線で救助を求められても「知らんがな」じゃないですか。

 

満員電車でご老人がいたら座席を譲る、エレベーターで車いすの人を優先して載せるために譲る、迷った人に道案内をする、など世の中には誰かのためにすることは色々ありますが、基本的にこれは利用者の「善意」「良識」であって、強制されてするべきことではありません。

強制されればそれは「善意のカツアゲ」であり、上から目線で偉そうに言われればこちらだってムッとしてしまう訳で、いやそんな事言われるならやんねえしとなり、次回以降も面倒事になるから最初から近寄らない、結果助けてくれる人がいなくなる、みたいな負のスパイラルに繋がると私は思っています。

 

これは別に障碍のあるなしに関係なくて、脳の出来以外はぼちぼち健常者と言えなくもない私だって、段差にこけそうになった時に近くの人に助けてもらったり、間違った切符を買おうとした時に近くの地元の人が手助けしてくれたり、まあ色んな方々の善意に救われたことも多々あるんです。

私はそのたびに感謝の意は必ず相手に伝えるようにしています。

ああ、善人だからとか言いたいんじゃなくて、普通にご自身に置き換えてみれば分かると思いますが、当たり前のようにされると腹が立つ場合がありますが、お礼を言われて悪い気分になる人なんていないんです。

私もお礼を言われる側になったこともありますが、感謝されると悪い気はしないし、また何かあれば手助けしようかなという気持ちになるものです。

情けは人の為ならず、という言葉がありますが、結局そういう善意の精神はお互いにとってリスペクトになるし、結果的に自分に返って来るんだと個人的には感じています。

 

ですから先ほどの車いすの方も、車いすだから配慮されてしかるべき、優遇されてしかるべき、そうでない世の中は間違っているみたいな弱者マウントを取られていると感じて私は不快になるし、他の車いす利用者が肩身の狭い思いをしないかという心配をしてしまいます。

自分も事故や病気などで車いすを利用するようになるかも知れないし、正直老若男女問わず誰にでも可能性としてあることなので、こういった誤った行動をしないように気をつけねばと思います。

まあぶっちゃけ、善意のカツアゲスタイルの方はスルーされていく世界になると思いますけどね。

やっぱり感謝の心は忘れたらいけません。

 

私の昨日の感謝は、スーパー行った時に(ちょっとマグロのお刺身食べたいなあ、でも高いなあ、いやでも食べたいなあ……)と悩んでいた時にジャストタイミングでさっそうと現れた「割引シール張りマン」です( ̄▽ ̄)

いやあ、お陰で炊き立てご飯で美味しいマグロの刺身を頂けました。わんだほーわんだほー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか前回あてくし、年を取ると心に刺さるものとかこだわるものがなかなか増えなくなってくる、みたいな意味合いのことを書いたと思うんですよ。

でも別に今全くないって訳ではなくて、単に新しいものが増えにくいってだけで、好きなものや魂が揺さぶられるようなものはあるんですよ。

今回はそれをちょろっと語ってみますね。

 

まずは音楽。

音楽は私結構好きな歌手やグループであっても好きな曲そんなでもない曲があるタイプなんですよ。

たいていの人は恐らく「お気に入り」か「大好き」みたいな感じじゃないかと思うんです。

全部好きだけど特にこれが好き! みたいなね。

私は「すんごく大好き」と「普通に好き」みたいなイメージです。好きなんですけど熱量はそんなに高くない。

昔はバンド(趣味)でベースとかギター弾いてたので音楽は好きなんですよ。

ただ好きなものがピンポイントになりがちと言うか、好きなものだけとことん好きって感じです。

 

ほら例えば、ONEOKROCKとかすごくいいじゃないですか。

TAKAの声を聞いてると元気になるっていうかパワーになりますし。とんでもなく上手いし。

私はすんごく好きなのは「Renegades」(反逆者)と「WE ARE」なんですけど、それ以外は別に普通というか歌上手いなあ、と感心しながらPVとかライブをyoutubeで聴くぐらいで、繰り返し何十回も聴くのは好きな曲ばかりなんです。

 

Adoも大好きですけど、「唱(SHOW)」と初音ミクの「神っぽいな」(ピノキオPカバー)、「unravel」(東京喰種のオープニング。TKカバー)ばっかり聴いてます。

同じように優里は「ペテルギウス」ばっかりだし、米津玄師は「馬と鹿」と「感電」みたいな。

多分こういうのは本当のファンではないと思うんですよね。その曲が、歌詞が、声が自分に刺さって好きだってだけで。

 

ただマンガや小説はもう少し受け皿でかいです。

……でもやっぱりこれもピンポイントというか同じ作家の作品を繰り返し読みがちですね(笑)

もう亡くなられたんですが、私がこの世で一番敬愛している池波正太郎先生の「鬼平犯科帳」と「剣客商売」は年に一度ぐらいの頻度で引っ張り出して読み返したりね。島田荘司先生の御手洗潔シリーズも定期的に読み返します。

別に内容はもうほとんど分かってるんですけど、何度読んでも面白いんですよねえ。

宮部みゆき先生は池波先生と同様で我が家の数千冊の蔵書(アパートの床が抜けないかだけが心配)の多くを占めてますが、「模倣犯」と「初ものがたり」シリーズが好きですね。

マンガも冨樫義博先生の「レベル4」と「HUNTER✕HUNTER」は電子も買ってますし、西炯子先生はほぼ全部持ってますが、「三番町萩原屋の美人」が一番好きですね。西先生の描く男性はとても色気があるんですよねえ。

 

好きが「偏る」ってのは私の昔からのクセみたいなものなんですが、まあ別に困ってないからいいですね。

「好きなアーティストやクリエイターなら何でも好きじゃないとおかしい!」

みたいな押し付けがましい人は周りにいないですから( ̄▽ ̄)

いやほっとけさ。こういう人は嫌いですよあたしゃ。

 

攻撃的なヴィーガンの人を苦手とする理由と一緒で、

「あなたがそう感じるのは勝手だし好きにすればいいが、こちらにそれを強制するな」

であり、

「自分の正義を振りかざしてマウントとるな」

じゃないですか。

 

不思議なんですが、ヴィーガンの人は野菜だろうと植物の命を食べてるし、動物実験を繰り返した上で人体に安全だとみなされた薬とかを飲んだりしたこともあるだろうに、何故肉類や魚介類を食べてる側を一方的に責めるんでしょうかね?

私は肉も魚も美味しく頂きますけど、別にヴィーガンの人に肉食えだの魚食えだの言いませんけどね。

好きにすればいいじゃないかと思うし、こちらも何も言わんのだからそちらも何も言うな、でおしまいだと思ってしまうのは私の脳が劣化して来てシンプルにしか考えられないせいなのでしょうか。

多分全員がヴィーガンになったら国が滅ぶと思うんですけども。

 

あ、野菜で思い出した!

 

聞いて下さいまし。

私ほうれん草や小松菜とかの胡麻和えが大好きなんですが、市販の胡麻和えの袋みたいなのを買ってたんですよ今まで。

でもあれ簡単に作れたんですね!

材料は「めんつゆ」「いりごま」「砂糖」の三つしか要らないじゃんと最近試してみて気づきまして。

作ってみたら簡単に美味しい胡麻和えが出来たでござる。

野菜茹でたら味付けの分量は適当(甘めなのが好きな人は砂糖少し多め、ごま好きな人はいりごまマシマシ)でOK。

今近所のスーパーでは小松菜が安いんで二袋買って来たんですけど、これであっという間に胡麻和えで消費出来ますわ。

 

知らなかった奥様がいらっしゃいましたらざっぱ飯アイテムですわよ。

すっごい楽ちんなのに手間かけた風に思わせられるので、おかずに困ったら是非お試しを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は午前中に姉上と二週間限定上映のチェッカーズGOツアーの中野サンプラザでのライブ映像を観に行って来ました。

私の中学高校時代を語る上で絶対に外せないグループです。

 

まあ私もバイト代を全て注いでライブ遠征とかしていた時期で、サンプラザも三日目には行ってましたけども、この映像が36年前ってことで私の世代も分かりますやろ。半世紀以上生きてますわい(笑)

心は永遠の二十代ぐらいってことであえてぼかしますけどもね。

 

まあ大昔のライブなので、ステージはシンプルだし、姉上は知っている曲が少なかったってことで今一つだったようでしたが、私は懐かしい思いが沢山蘇って来てですね。

この若かりし頃の音楽漬けだった私の学生時代を少し話してみますかね。

 

チェッカーズが出て来た当初から他のアイドルとちょっと違うぞ! と惹かれたんですが、何しろ中学生だったものでそんなにお小遣い貯めてもLP(当時はCDじゃなくLP言うてたんですよ)買うのがやっとでして。

その頃は尾崎豊も好きでファンクラブとか入ってて(まだ会員番号3桁とかだった)そんなゆとりもなかったし、コンサートなんて滅多に行けないぞおお、と悶々としているうちに高校生になります。

 

するとどうなるか。

高校生はバイトが出来るんですよ。

キタコレ、と思って必死こいて出来る限りバイト入れまくって稼ぐようになりますわな。

豆屋にパン屋、喫茶店に軽作業。そらもう勉強より頑張ったもんです。

いやそういう何かに夢中になっている時期、皆さんもありましたよね? | ˙꒳​˙)ノあるあるー(自演)

 

でもスタジアムとか大きな会場しかなくて、音とかも割れるし豆粒みたいだし、で切なく思っていたら、メンバーがすべて作詞作曲を手掛けた「GO」のアルバム出す時に、今度のツアーは中ホールを沢山回るってことになって、友達と

「これは行けるところ全部回らねば!」

と地方遠征に乗り出したんですよ。

だってどんなに二階の後ろとかの席でも会場のホールは大概が3000席前後ですから、スタジアムとか武道館で見るより全然近いんですもん。

そりゃ頑張りますよ。

意外とファン同士も会場で仲良くなったりチケット譲り合いとかで親しくなる人もいたので、チケット網はぬかりはありませんでした。でも多分ジャニーズとかのチケットよりは全然確保しやすかった時代ですから、そんなに大変ではなかった記憶です。

 

北は北海道から南は広島まで、本当にお金の続く限りチケット取って、青春18きっぷとか深夜の高速バスとか使って、とにかく安く移動できる手段を探して動いたりしてました。

若いからこそこのハード遠征ですね。

今は往復深夜バスで今週は大阪、来週は広島とか弾丸ライブツアー遠征とか確実に命のともし火が消えますからね(笑)

 

でも今回の映像は四日目のサンプラザだったんですが、これ最初は三日間で、後から追加公演で二日増えたんじゃなかったかな?

後から追加公演は取れなくて諦めたんですが、考えてみるとこのころのチェッカーズのライブツアーとか地獄のような日程で、サンプラザ五連チャン、武道館三連チャンとか移動日休息日が一日とかしかなかったんですよ。

昔のアイドルやアーティストは本当に過酷だったんだろうなと今になると思います。

メインボーカルのフミヤなんて喉を休める暇がないレベルですよね。

その間に歌番組とかの出演もありますし。

 

そんなライブ三昧をしているうちに私も他のUNICORNとか筋肉少女帯とかボガンボスとか洋楽とか、まあ色んなジャンルの音楽を聴くようになってたもので、解散する頃にはライブも行ってませんでしたが、GOツアーだけは思い入れが強いです。

今聴いたら素晴らしい楽曲とまでは思わなかったものもありますが、当時は本当に惚れ込んでました。

 

 

今は小説やマンガの方が詳しくなって、見事に好きなものだけ詳しい中途半端なオタクとなりましたが、今も米津玄師やAdoなど若い世代の曲で、心が揺さぶられる瞬間も多々あります。

 

ただこれは別に、若者ぶりたいとかじゃなくてですね、人によって感情が動くものって異なると思うんですけど、年を取ると段々とその頻度が下がって行くことも多いじゃないですか。興味が薄くなるというか。

体力的にとか精神的、生活環境的に……とか。

 

でもだからこそ、インスパイアされることってそれをぶっちぎっても自分に訪れるし、それは大事にしたいんですよ。

 

これはすごいなあ、とかいいなあ、とか好きだなあ、とかふわっとした感覚でも、それは自分が受けた光明だったりモノの考え方の変化だったりするでしょう?

間違いなく自分の変化に繋がるんですよ私は。

個人的には今よりもっと良い自分、好きな自分になる取っ掛かりだったりすることもあるので。

 

こういうことがいくつもあると私は幸せなんですよ。

気分が上がります。

 

だから言っちゃうんですけど、「年齢相応」とか考えるのは人生の無駄遣いです。

こんなオバハンだって好きなマンガ読んでは「おいおいどうすんのよこっから」とか「うひひひ甘酸っぱいぜええ」とか脳内で叫んでたりしますし、Adoの「唄(SHOW)」とか聴きながら家でしゃりら♪しゃりら♪とか踊ってたりします。

人前でやるとアレなんでまあそこらへんは大人の事情が絡むこともありますけど。

 

ぶっちゃけ、若くてもパッションが枯葉のような人も沢山いるし、ジジババでも元気に好きなものを追い求める人もいます。

……まあ昔は還暦過ぎると本当におじいちゃんおばあちゃんって感覚でしたけど、今は全然若いし、正直財力も人脈も若い子よりはありますから興味持ったものへのアプローチは無数ですからね。強いっすよほんと。

 

無理して若ぶる必要もないし、年を取ってもキティちゃんが好きで、とかでも良いと私は思います。

 

小学生の頃から時代小説に夢中になって母親の本棚を荒らしまくってましたし、

「あんたは幾つなんだ」

と呆れられたこともあるので、結局は相性ですよねこんなもん。今でも好きだし。

人に迷惑さえかけなきゃいいんですよ。

 

皆さんも好きとか心が動かされることをなるべく受け止める方が楽しい老後です。

あ、犯罪とかはダメですよもちろん。

 

 

 

 

 

 

 

吐き気を催す善意、というのもあると私は思っておりましてですね。

純粋だから良い訳でも、善良だから最善でもなくて、本人の悪気ない言動が周囲の迷惑になる場合があると思っています。

逆に悪気がないからたちが悪い、みたいなことないですか?

 

例えば、

「これを食べないなんて人生損してる!」

みたいな感じで自分の好きな物を勧めてくる人とか。

「●●さんの対応お願いね。こういうのは助け合いだから」

とか同級生に過剰な負担を求める教師とか。

 

そういうの自体は別に悪いことじゃないとは思うんですけど、あくまでも個人の価値観の押し付けであって、相手の好みだったり体調だったり精神的にキャパオーバーだったり、様々な理由で「それはちょっと難しい」と思うことがありますよね。

でもまるで拒否することが悪みたいな扱い受けること、時にはあるじゃないですか。

「助け合いって言うけどお前に助けてもらったことなんてねえわ」

「なんでこっちばっかが我慢しないといけないの」

と心の中で不満が起きたことがない人はいないんじゃないでしょうかね。

 

昔の友人の話ですが、父がお人好し過ぎるって言うか、頼られると断れないタイプの人だったんですよ。

それでその父親の友人が仕事を起業する時の連帯保証人になって、仕事上手く行かなくてその人が逃げたそうなんです。

友人の家はそれで結構な借金を被ってしまって、友人も大学も行くゆとりなくて勤めに出て、借金返済に明け暮れて当時大変だったと。

七年か八年ぐらいかかったそうです返済まで。

母親もそれで体調崩して鬱になったりとかぐちゃぐちゃな時期があったと。

これも「友人を助けたいと思う気持ち」は確かに良いことなんですけど、結果的に家族が不幸な状態になっているんですよ。

 

それは結果論じゃないか、実際に何の問題もなかったケースだって沢山あるだろうという方もいると思います。

そんなん当たり前です、分かってます。

でもその善意によって、実際にしなくていい苦労や不幸を背負ってしまったケースがあるのをチャラに出来ないじゃないですか。

 

お金関係でなくても、恋人がいないと分かると、頼んでもないのに勝手に異性を紹介しようとする人とかも結構います。

全ての人に当てはまるか分かりませんが、

「あなたのためを思って」

というスタンスであり、実際に善意の場合も多々あります。

でも好みでもない異性を紹介されても、断るに断れない状況に追い込まれる場合もあるでしょう?

理由は友人の顔を立ててだったり、気遣いだったりまあ色々です。

そして、塩対応出来ないことで変に勘違いして彼氏彼女面をしだしたり、ストーキング紛いの行動を取り出す人もいます。

接客業だからなるべく笑顔で丁寧に対応してるだけなのに、

「こいつは俺に(私に)気がある」

「付き合っているも同然」

とか勘違いして付きまとう人もいる怖い世の中です。

 

警察に相談したって、

「勘違いされるような言動したんじゃないのお?」

「(別に美人とか美男子でもないし)気のせいじゃないんですかあ?」

みたいなことを言われて、実際に何か事が起きないと対応できません、とか言われちゃうんですよ。

殺されてから対応されても困るじゃないですか。

他人ならそれでも多少なりとも注意はしてくれるかも知れませんが、身内親族関係は民事不介入とかでDVされてようが子供が虐待されてようがなっかなか対応してくれないところもあります。

これは正直、都道府県によって地域差もあるように思います。

ちゃんと真摯に対応してくれるところもありますので、警察全般への批判ではないのはご理解下さい。

 

これ、何が言いたいかっていうとですね、

「善人であればすべての言動が正しい訳ではない」

「悪意がなければ何をしてもいいと思っている人もいる」

ってことですよ。

そして、

「良かれと思って言ってくれてるのに……」

「嫌だと言えない自分が悪いのか」

とか考えすぎてはダメだってことです。

加害者みたいな気持ちになるのはばかげてます。

 

善意の押し付けは相手に毒になる場合もあるし、受ける側も嫌だと思ったら拒否したっていいと思います。

拒否し切れなかったことで、自分だけでなく周囲にも不幸をまき散らす場合もありますから、そこは冷たいとか思われてもしっかり防御しましょう。

結構こういうの断れないタイプって気のいい優しい人の場合が多いんですけど、結果自分が被害者となって周囲には加害者になるのは本末転倒です。

あとは優柔不断だったりちょっといい顔をしたい人もいますね。

 

そういうのは結局自分や周囲の人間がバカを見るので、

「事情や状況は理解した。──さてそれはそれとして客観的に考えてみようか」

と突き放して眺めるのも大切です。

経験者が言うんですから是非とも参考にして下さい。

ああ年寄りくせえ説教になってしもた。

 

でも、負わなくていい傷は負わないのが一番ですからね。

自衛は大事っすよ。