なんか前回あてくし、年を取ると心に刺さるものとかこだわるものがなかなか増えなくなってくる、みたいな意味合いのことを書いたと思うんですよ。
でも別に今全くないって訳ではなくて、単に新しいものが増えにくいってだけで、好きなものや魂が揺さぶられるようなものはあるんですよ。
今回はそれをちょろっと語ってみますね。
まずは音楽。
音楽は私結構好きな歌手やグループであっても好きな曲そんなでもない曲があるタイプなんですよ。
たいていの人は恐らく「お気に入り」か「大好き」みたいな感じじゃないかと思うんです。
全部好きだけど特にこれが好き! みたいなね。
私は「すんごく大好き」と「普通に好き」みたいなイメージです。好きなんですけど熱量はそんなに高くない。
昔はバンド(趣味)でベースとかギター弾いてたので音楽は好きなんですよ。
ただ好きなものがピンポイントになりがちと言うか、好きなものだけとことん好きって感じです。
ほら例えば、ONEOKROCKとかすごくいいじゃないですか。
TAKAの声を聞いてると元気になるっていうかパワーになりますし。とんでもなく上手いし。
私はすんごく好きなのは「Renegades」(反逆者)と「WE ARE」なんですけど、それ以外は別に普通というか歌上手いなあ、と感心しながらPVとかライブをyoutubeで聴くぐらいで、繰り返し何十回も聴くのは好きな曲ばかりなんです。
Adoも大好きですけど、「唱(SHOW)」と初音ミクの「神っぽいな」(ピノキオPカバー)、「unravel」(東京喰種のオープニング。TKカバー)ばっかり聴いてます。
同じように優里は「ペテルギウス」ばっかりだし、米津玄師は「馬と鹿」と「感電」みたいな。
多分こういうのは本当のファンではないと思うんですよね。その曲が、歌詞が、声が自分に刺さって好きだってだけで。
ただマンガや小説はもう少し受け皿でかいです。
……でもやっぱりこれもピンポイントというか同じ作家の作品を繰り返し読みがちですね(笑)
もう亡くなられたんですが、私がこの世で一番敬愛している池波正太郎先生の「鬼平犯科帳」と「剣客商売」は年に一度ぐらいの頻度で引っ張り出して読み返したりね。島田荘司先生の御手洗潔シリーズも定期的に読み返します。
別に内容はもうほとんど分かってるんですけど、何度読んでも面白いんですよねえ。
宮部みゆき先生は池波先生と同様で我が家の数千冊の蔵書(アパートの床が抜けないかだけが心配)の多くを占めてますが、「模倣犯」と「初ものがたり」シリーズが好きですね。
マンガも冨樫義博先生の「レベル4」と「HUNTER✕HUNTER」は電子も買ってますし、西炯子先生はほぼ全部持ってますが、「三番町萩原屋の美人」が一番好きですね。西先生の描く男性はとても色気があるんですよねえ。
好きが「偏る」ってのは私の昔からのクセみたいなものなんですが、まあ別に困ってないからいいですね。
「好きなアーティストやクリエイターなら何でも好きじゃないとおかしい!」
みたいな押し付けがましい人は周りにいないですから( ̄▽ ̄)
いやほっとけさ。こういう人は嫌いですよあたしゃ。
攻撃的なヴィーガンの人を苦手とする理由と一緒で、
「あなたがそう感じるのは勝手だし好きにすればいいが、こちらにそれを強制するな」
であり、
「自分の正義を振りかざしてマウントとるな」
じゃないですか。
不思議なんですが、ヴィーガンの人は野菜だろうと植物の命を食べてるし、動物実験を繰り返した上で人体に安全だとみなされた薬とかを飲んだりしたこともあるだろうに、何故肉類や魚介類を食べてる側を一方的に責めるんでしょうかね?
私は肉も魚も美味しく頂きますけど、別にヴィーガンの人に肉食えだの魚食えだの言いませんけどね。
好きにすればいいじゃないかと思うし、こちらも何も言わんのだからそちらも何も言うな、でおしまいだと思ってしまうのは私の脳が劣化して来てシンプルにしか考えられないせいなのでしょうか。
多分全員がヴィーガンになったら国が滅ぶと思うんですけども。
あ、野菜で思い出した!
聞いて下さいまし。
私ほうれん草や小松菜とかの胡麻和えが大好きなんですが、市販の胡麻和えの袋みたいなのを買ってたんですよ今まで。
でもあれ簡単に作れたんですね!
材料は「めんつゆ」「いりごま」「砂糖」の三つしか要らないじゃんと最近試してみて気づきまして。
作ってみたら簡単に美味しい胡麻和えが出来たでござる。
野菜茹でたら味付けの分量は適当(甘めなのが好きな人は砂糖少し多め、ごま好きな人はいりごまマシマシ)でOK。
今近所のスーパーでは小松菜が安いんで二袋買って来たんですけど、これであっという間に胡麻和えで消費出来ますわ。
知らなかった奥様がいらっしゃいましたらざっぱ飯アイテムですわよ。
すっごい楽ちんなのに手間かけた風に思わせられるので、おかずに困ったら是非お試しを。