こんにちは!韓国狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センター
イ・ジェミン院長です。
うーん…髪を移植する最大の理由は何でしょうか?
当然「透けて見えるから」ですね!
ヘアラインを矯正するのと同じように、そもそも成毛が
存在しなかった部位に新しい髪を植えることは、
非常に多くの悩みを必要としないかもしれません。
ただ植えればいいからですね!
しかし、既存の毛髪が存在するところに「密度補強」をするのはかなりややこしいことです。
手術をしたときに得になるのか、損になるのかを
正確に考えなければならないためですね。
他の整形手術の場合でも、インターネットで手術が
台無しになった(?)患者様の方々が
「手術をしてからむしろおかしくなった。」、
「手術前の状態に戻りたい。」と投稿を書かれる場合を
しばしば見ることができますが、
自毛植毛もそのような状況が発生することがあります。
「どうせ髪を植えるのにだめでもともとではないか、
最悪でも植えた髪が生えてこないほどだろうし…」
と思われることがあるかと思いますが、そうではありません。
最悪の場合、植毛前よりも悪くなる可能性が
あるということですね。
また基本的に自毛植毛というのが、どこかで髪がジャーン!と
現れて植えるのではなく、本人の後頭部にある髪を持ってきて
それを移し植える概念ですが、
一言で言うと1500株移植をすると後頭部では1500株だけが
消えるという話です。
ところで移植をしたのに…もっと悪くはなっていないけど、
良くもならなかった?
それだけでも既に損害なのです。
もっと良くなったことはないのに後頭部の髪は
それほど消えたので…
それでつむじへ植毛をするときは非常に慎重に、移植をしたとき良くなるか、良くならないかをよく分析した上で行わなければ
なりませんね。
「生着率」
さて、それならつむじ植毛をした時、特に既存の毛髪が存在するところに移植をする際に結果がすっかりと出ないということは、つむじは限って生着率が低くてそうなのでしょうか?
特にそうではありません。
もともと髪がとてもよく育つところですが、
生着率が特に落ちる理由があるわけがないですね。
分け目の部分は、少し落ちることはありますね。
その理由は…
こちらの投稿で説明させていただきましたね?
毛髪が割れる部分というのは、むしろより細かく
植えられなければならない部分であるため、単位面積当たりの
移植ストレスが高いため、生着率が低下することがあります。
しかし、他の部分であれば特につむじがヘアラインに比べて
生着率が落ちる理由はないのですが…
つむじの手術をしたときに利益を得られないか、むしろ手術してより透けて見えるようになるのはなぜでしょうか?
実はこの質問に対する答えは、前の投稿でもたくさん
説明をさせていただきましたね。
すぐに本院のブログの自毛植毛カテゴリで「つむじ植毛」で
検索をされてみるとたくさん出てきます。
思い出したついでにリンクを一度添付させていただいてみます。
「つむじの生着率低下の最大の要因」
さて…こちらの投稿たちを読んでいただいてみると、
つむじの植毛で結果が良くならないことがある理由について
ご理解いただけますね?ー
最も重要な要因は何なのか...我々の肌は、単位面積当たりに
育てられる毛髪にはある程度限界がありまして、
あまりにきちきちに植えようとするとむしろ既存にある
毛髪たちが細くなったり、ダメージを受けて死んでしまうことも
あり、また新しく植えた髪の生着率も落ちることができると
いうのがその理由です。
これは木を植えるときだけを考えてみても当然です。
土の面積は有限なのに、欲に木をたくさん植えるとして
もっと良い結果が出るわけではないのですね。
つむじ植毛の結果物はあまりに変数が多く、
私もやはりつむじの植毛だけはいつも私が予想したものと
正確に一致する結果物が出ると100%確信はできないので…
上記の投稿の下段に見ると、有名な他の自毛植毛病院での事例を一つ添付しておきましたが、
「それでもたった500株でも植えれば植えた分はもっと
良くならないだろうか?」
という患者様の方々の一般的な期待を粉々にさせる、
手術をしたのにむしろさらに悪くなったと見られる場合も
あるということです。
手術を行った院長が限って手術が上手くできなかったから?
より良い医者が手術すれば技術がもっと良くてより良い結果が
出たのだろうか?
違うと思います。
そもそも手術をして利得を得ることができない程度のつむじにはトライもしないのが正解ということですね…
次の映像をご覧になったらすぐにご理解いただけると思います!
正常密度(左上端)、毛包の大きさ(右上端)、植蚊の厚さ(中下端)
頭皮、毛包、植毛器のサイズ比較!
「正常密度」
左上端に見えるのは、一般的な100%の密度、非常に密な
頭皮の平均的な外観です。
ご覧のように、良い髪の毛が生えている間隔は…
かなり細かいです。
もちろん、人によって多少異なる場合があります。
もっと細かい人もいるだろうし、より低い密度を持っている人もいるでしょうが…この毛包間の間隔というのは
生まれつきなので、生まれつきの毛包間の間隔が遠いとして
問題があるわけではありません。
まるで、韓国の俳優ソン・スンホンのようにもともと濃い眉毛を持って生まれた人もいるだろうし、元々薄い人もいるはずで…
元の眉毛が薄いとして問題があるわけではないですね?
ただ薄いだけで…
同様に胸に毛が多い人、腕、足の毛がひと際厚くて多い人もいるだろうし、本当に毛を持ってないようななめらかな手足を持った人もいるはずですが、これらのすべてが
生まれつきの毛の差(?)なだけで、どっちが良い 、
悪いの問題ではないのですね。
「毛包(毛根)の太さ」
毛髪のある肌の中には当然毛根が存在しますね?
毛包と呼ぶこともできますが…果たして毛包の図体はどれくらい大きいのか?
右上端の映像をご覧になったらわかります。
毛髪に比べてかなり太い姿が見られます。
おおよそ目分量で見ても厚さが毛髪の2-3倍程度に
なると思いますね。
あんなに太い毛包(毛根)が毛髪の下に
すっぽりぶら下がっているのです。
「植毛器」
さて、もう映像の最後のランナーはなんと植毛器です!
映像の中下端を見ると…何か太いものがありますよね?
キラキラしている…
あれが何なのかとしたらなんと毛髪を移植するときに
使う植毛器です!!
毛髪と植毛器の厚さを比較してみてください。
(同じ倍率で撮った映像です。)
ものすごい差ですね?(;゚Д゚)…こんなに拡大してみると
本当確かに差が出ますね。
この頭皮と毛包(毛根)、植毛器の大きさの差を
一つの写真にして比較してみたいと思います。
映像をスクショしてつなげば、
おおよそこんな感じになりますね。
(;゚Д゚)…髪と植毛器の太さの差...おおよそミュータリスクと
バトルクルーザーの実際のサイズの違いではないかと思います…
(なんの話なのか理解できない女性の方々にごめんなさい)
さぁ…この植毛器の実質的な太さと、100%密度で毛髪が
生えている頭皮の写真を見ると、実際に100%の密度で毛髪を
移植することが不可能なことだということ…
すぐに理解できますね?
100%密度(左)100%密度に相当する間隔で植毛器穴あけ(中)ボロボロになった肌(右)
絵で表現すると、上のようになります。
植毛器の直径が一般的に非常に細かい程度の毛包の間の間隔と
比較してみると、とんでもない大きさなので…その間隔で穴を
開けるということは、ほぼ肌を、肉を細く刻むレベルに
ボロボロにするようなこととも一緒なのですね。
このような理由で100%の密度で移植をするよりは60‐70%程度の密度で移植をすることになるのですが、
さて…再び本論に戻って、
「つむじ、欲張るとして必ず良くなるか?」
ご覧のとおり、植毛器の大きさを認識していただきましたら、今、我々が「望むからって全部作り出すことはできないんだね」という結論を理解できるようになられたと思います。
この自毛植毛手術の実体を認識することで、あえて私が多くの
ことを説明させていただかなくても…皆様直感的に多くのことを一瞬でご理解されるようになったと思います。
なぜ何の問題もない毛髪の間に移植をしたら移植しただけに
利益が得られなかったのか、なぜ1500株を植えたのに1500株
ほど良くならないのか、明らかに脱毛症が進行し悪くなったのもあり透けて見えるのに移植ができないというのかなどをですね…
結局、我々が1回移植を通じて作り出すことができる密度は、
いくら毛髪が多いとしても、正常対比最大70%程度なら最高限界であるということを受け入れていただかなければならなく…
それでは、これはどういう意味なのか?
ご本人の状態が例えば100点満点に80点程度である、だったら
明らかに20点ほどの欠乏を、不足を感じられるはずですが、
こんな状態で…移植をするとしても
90点、100点にはなれないという意味になります。
80点の人が移植をすると、むしろ植毛器によって既存の毛髪が
傷つき、80点から70点になってしまうことも
あるということですね。
「つむじ、結果が満足そうではないかもと
いう言葉は…」
つむじ自毛植毛手術の結果が微妙であることは、
まさにこの70-80点付近の患者様の方々に対する話です。
はっきり30点程度、あるいはそれ以下に下がっている患者様や、じゃなかたらまったく髪のない禿げているの方の場合には満足度がないはずがありません。
つむじだからって特に生着率が落ちるわけではないので、
空いているところに植えればそれだけは当然満足度が出ますが、
70‐80点程度の状態で移植を考えながら来院される患者様の方々の場合、総合的に...
まず、100点の状態を目指す場合が一般的だため。
第二、全体的に微妙に細くなって70-80点の場合、
植える場所がないため。
第三、周囲にダメージを与えずに70点の毛髪を100点の毛髪に
置き換えてあげたとしても、実際に植えた毛髪の量に比べて
約30%程度の改善効果しか見られないため。
第四、こんな中周辺毛髪にダメージを与える可能性も高いため。
第五、30%程度の効果、つまり500株を植えて大体150株ほど
良くなったとしても変化が非常に良く見えるわけじゃないため。
もっと多くの理由があるかもしれませんが、まずはおおよそ
リストしてみてもこのような理由で非常に満足感が感じられる
可能性は低いです。
その中で最も重要な理由は…先に説明させていただいた自毛植毛手術の実体について患者様の方々は全くご存じではないのが
一般的であり、漠然と「それでも500株植えれば500株ほどは
良くなるだろう。」と気楽に考えておられますが、そこからくる乖離がもっとも大きい満足度低下の要因になるでしょう。
(さらに500株がおよそどの程度の量なのかもご存じではない
場合がほとんどなので…)
成り行きで高密度の話からつむじ植毛の話に流れて
しまいましたね。
とにかく皆さん、十分に理解されたと思います。
自毛植毛は明らかに欠陥がある部分をある程度見栄えが良くなる
レベルまで作ってあげるものでありまして、皆さんがお考えの
ある…非常に完璧な程度まで作ることができる手術ではないと
いうことを心にお掛けに!
担当主治の院長が「それはできそうではないと思います~」と
言われましたら「できないんだな~」とある程度
お受けになられるのも必要そうです。
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