こんにちは!韓国狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センターです。

 

今日はつむじの植毛についてもう一度語ってみたいと思います。

​​つむじの密度不足、つむじ割れなどを理由で病院を訪れる方がとても多いんですが、

わたくしイ院長、すべての方々にまるまる植えさせて頂きたいですが、

残念ながら手術ができないと返す場合が結構多いです…

​一体何の理由でお金を払ってでも植えてほしいと来られた患者様の方々を

返すようになるのでしょうか?

​今日は、実際の写真を参考に一度説明させて頂きたいと思います。

 

 

 

 

患者様が横になっている様子です。

写真を撮った時、ヘアライン付近の前つむじが透けて見えるということで

その部分の密度補強を考えて来院された場合でした。

​​このように光を当てると少し透けて見える気もします。

​​あのくらいのの状態であれば、明るい照明の下で写真を撮ったとき、

今のように少し透けて見えることがあります。

​​ここまでご覧頂き、「あの程度ならちょうど正常なんじゃない?

もっとひどい人もどんだけ多いのに…」と怒っている方がいるかもしれませんがにっこりあせる

意外に上の写真と同じくらいのつむじ状態を持ってもっと埋めたいということで

来院される方がかなり多いです。

​​普通の場合、あまり気にされないようですが、完璧に対する基準値が高く、

敏感な方はこの部分により非常にストレスを受けたりもします。

患者様から特に気になるとおっしゃった部分をもう少し細かく見てみたいと思います。

 

 

 

つむじの中でもちょっと右側が気になられてるということでして、

植えて欲しい部位に正確に少し分け目を作ってみました。

​​果たして患者様のおっしゃる部分の実体がどうなのか、

もう少し正確に根の部分を観察してみるためですね。

 

 

 

​​

緑で強調表示してみました。

​​正確にあの部分が、特に気になられているとのことでした。

​それでは、あの緑色の部分が拡大した時にどのような姿を

見せるかをより細かく観察してみたいと思います!

 

 

 

ジャーン…私が大切にしているカメラ、1億200万画素のGFX100とGF110mm

f4.0マクロレンズの組み合わせで(突然?)毛穴から生えている産毛まで

観察できる写真が得られましたが、実は別に拡大ショットを撮ったわけではなく

上の写真をただ切り取っただけです。

​​信じられない場合は、上の写真を一度クリックして拡大してみてください!

(突然な撮影実力自慢…)

​さて、一見すると、つむじ部分が特に結構弱く見えることもあったりして、

「え?結構空いている?」と思われるかもしれませんが、

「透けてに見えるもの」とは別に、実際の毛髪の分布がどうかを調べるために、

毛髪が生えている毛包に点を打ってみました。

 

 

 

現在有意味な太い毛髪が育っている毛包にのみ黒い点を打ってあげました。

​​空の毛包や、非常に薄い毛髪が生えて密度感の役割を果たせない毛髪を持つ毛包は、

ただ空にしておきました。

​毛髪のせいで正確に見えにくいので、毛髪を全部消して、

毛包の位置関係だけ一度把握してみたいと思います。

 

 

 

このように見たら空いているところがちらほら見えますが、

もしも「あんなに空白が多いから毛髪の間に全て植えてやればいいな!」 

と思われている方、いませんか?

​​もしそう思われているなら、

 

 

 
 

こちらの投稿をもう一度精読して来ていただきます!!

​​さて、でしたら、上の状態で太い髪を植えることができる場所はどこでしょうか?

一度表示してみたいと思います。

 
 
 
 
あの多くの部位の中にちょうど髪を植えてあげたら周囲に被害を与えずに
よく育ちそうな部分は、薄緑色の点で表示したところ3箇所くらいになります。

​残りのスペースは? 概して「一般的に髪の毛が生える間隔」で見ることが
できるということでしょう。

​​私は患者様と自毛植毛相談をする際に60-70%の密度で植えることを強調して
説明をさせて頂いておりますが、いくら細かく植えても普通の人の毛髪が生える
間隔以上に細かく植えることはできないということを患者様に完全に
理解させていただくことが非常に重要だと思っているからです。

​​これを裏返して言えば、移植をするときに一般的な毛包間隔以上を欲を出しても
いけないということですね。

​​薄緑色の点を打った部分は、通常髪の毛が生える間隔の2〜3倍以上離れていて、
その間に多めに髪を植えることができる余裕のある部分です。

​なぜ、髪の間の間隔が少なくとも2倍以上が離れていなければ安心して
植えることができないということになるのでしょうか?

​​普通、髪の間の間隔が1だとし、どの部分からは1.5だけ離れていても
平均毛髪の間隔より広いので、多めに植えてあげられるのではないか?
と思われることもありますが、

​​もし1.5だけ離れた空間に1本の毛髪を植えるようになったら、
各毛髪の間隔は0.75になるということを考えてみれば「あ!」ってなると思います。

​​空白には1.5があったが、新しい毛髪が入ってきたせいで、
既存の毛髪と新しく植えられた毛髪の間隔はむしろ一般の人よりも
さらに狭くなるということ。

​​下の絵を見るとより理解されやすくなると思います。
 
 
 
そもそも自毛植毛の目標は100%密度の1の間隔を作るのも難しいと
申し上げていましたね?

少なくとも2のスペースがあってこそ新しく髪を植えた時
植えられた髪が1の間隔を持つということです。

​​ただ空いていると無理やり入れまくると、植えられた毛髪と既存に存在する毛髪の
間隔が0.5にもならなくなることもありますが、
こうなると周辺の髪が被害を受ける可能性が濃厚ですね。

​文字通り、植えてからより透けて見えるようになるということです。
 

 
薄緑色の点が既存の写真のどの部分に該当するかを表示してみました。

​​真ん中の薄緑色の点だともともと空に見えて、大体で見ても
3つの毛包が空いているように見える部分なので
当然多めに植えることができる部分のようだが、

​左上端と右下端の薄緑色の点は…初めて写真を見た時
「植えてあげなければならない」という気はあまりしませんね。
 
 
 
それに比べ上の赤い点を打った部分は、一見初めて写真を見た時は空白のように
感じられたが、いざ毛包に点を打っておき平均的な毛包の間の距離を予測してみると
それほど広く空いているところなわけではないということが分かってきましたね。

​​なぜでしょうか?

​​どうして赤い点は一見して空に見えるのに植えた方が良い空間ではなく、
薄緑色の点の中、両方の2つは植えられそうな空間であるにもかかわらず

それほど空に見えないのでしょうか?

​​その理由はまさに、分け目を作ってあるからです。

分け目を作ってあるから、広げておいた部分は実際にスペースがあるのかないかに

関係なくただ空に見えるのですが、これはあまりにも当然のことです。

​​分け目を作ったのにどうやって空に見えないことができるのでしょう。

​​つむじ、分け目というのは毛髪が割れる部位を言うものですが、

毛髪が割れるので当然その部分は覆ってくれる毛髪が少ないか、ないので

それじゃ空に見えるようになります。

​​極めて単純な原理ですね?

「先生、こちらに分け目を作る時だけ透けて見えます。」 とおっしゃる方が

多いのですが…当然、分け目を作ったから透けて見えるのです。

 

 
 
透けて見えるとおっしゃった部分、毛包の方向を青い線で表示してみました。

​​こうしておいてみると、この患者様の場合、さらに毛髪の方向まで
ぶっちゃけより透けて見えるように生えています。

​​一方向に生えても分け目を作れば透けて見えるようになるのに、
ちょうど前の部分に根本的な毛髪の方向まで広がる形で生えているから…
これは透けて見えなさそうにないことですね。

​​結局患者様の前つむじ、植えようとしても植える場所が多くなく
いっぱい植えさせていただくことはできなかったです。

​​但し、一部空いているところのせいで、その部分の密度感は大きく落ちて見える
ことがあるので植えることができる部位はできるだけ細かく探して植えてあげた方が
良いでしょう。にっこり

​​あまり欲張って既存の100%の密度で毛髪の間に入れまくろうとするのは禁物です!

ただ今植えた直後には結構満足して見栄えが良くなるかも知れませんが、
それによる結果は9ヶ月、1年後に現れることになりますので…

​​後で患者様から疑問を持って「ちゃんと生着したので間違いないですか?
なぜもっと透けて見えますか?」ということを言われないようにするには、
手術計画から慎重に立てた方がいいでしょう!

何卒自毛植毛を望まれていたのに病院から植毛ができないと言われ
失望して悲しんでいた方々、今回の投稿をご覧いただき
ご本人の状態を理解されるのにお役に立てればと願っています。ニコニコ
 
 

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