こんにちは!韓国狎鷗亭モウリム医院自毛植毛センターです。
ヘアライン並みに、つむじ部分が透けて見えることで来院される場合が多いです。
しかし、「つむじは手術すると結果が悪い、生着率が落ちる」などの話があるくらい、
むやみに手術をすることになるとその結果が満足な結果ではない場合が多いです。
実際につむじ部位に移植手術をしたが、植える前よりも透けて見えると
鬱憤を吐く患者様の方々も見たことがあります。
そのような問題が発生する理由は、以前に一度投稿したことがあります。
詳細については、次のリンクをご参照ください。
今回の投稿は、実際に曖昧なつむじ状態をお持ちの患者が
移植を行った場合、どのような変化が起こるのかを
図とともに理解してみたいと思います。
A図を見ると、もっとも良い状態の髪を持つ状態になります。
ここで毛髪の太さを約60%程度に細くしたのがピンク色の矢印の次のB図になります。
一見して細く見えることのように、この患者の場合、
明らかに透けて見えることを感じるでしょう。
さて、明らかにBの状態であれば患者様はご本人の密度が不足していることを
感じることになりますが、この時患者様にとってこれが全体的に細くて問題なのか、
毛髪の本数が足りないのかということは重要ではありません。
ただ「私の髪は100点満点に40点ほど不足している」と認知されることであり、
「それなら40点だけ移植をすれば改善になるだろう」と
考えるようになるということです。
たとえこれが全体的に細くなることが問題だと思っても、
漠然と手術をすれば、ご本人の状態がC図の状態になるとご期待されるのです。
しかし、もし患者様の毛髪の密度が普通くらいだけでもあったら、
移植をした時にC図の状態には行くことができません。
D絵の状態になってしまうのですね。
むしろ、既存の毛髪がきめ細かく生えていることが毒になったのです。
ご覧のとおり、既存に60%程度の太さを持つ毛髪が非常に細くなってしまうことにより
植えられた太い毛髪の間が空っぽに見え、これは場合によっては結論的に差がなく
見えたり、より空に見えることもあります。
「つむじは生着がうまくいかない」という話が出るのも
そのような理由のためではないかと思います。
一つを挿したのに元々あった毛髪一本が細くなって結局原点に見えるようになるので、結論的に良くなったことがないため生着ができなかったようだと思うかもしれません。
通常、既存に存在していた毛髪が約40%以下の太さであったり、
もはや長さの成長ができないほど退行した状態だとすれば、
既存の毛髪が存在するとしても、移植をしてみることもアリですが、
それ以上の状態なら移植をした時得より損が大きくなることがあります。
そのため、つむじの植毛を決定する時は、ざっと見て透けて見えるとして
手術を決めてはいけません。
移植をしたい部位を、手術計画を立てる時から一つ一つを慎重にチェックして、
どれくらい移植をするか、果たして移植をすること自体ができるかを
良く悩んでから決めなければなりません。
木ではなく森を見ろㅡという言葉がありますが、つむじの植毛をする時だけは、
木のこともとても細かく見なければならないという事実!
何よりも大事なのは、患者様からも手術を決定する際に
担当医師の意見をよく聞いていただかなければならないということです。
普通、移植を決定する時、3-4箇所程度の病院を決めておき、
カウンセリングに全部行ってみて、最も信頼感のあるところで
決定をすることになりますが、ほとんどの院長がみんな
「現在の状態では植毛ができません」とおっしゃったら、
「あ、本当に手術ができない状態だな」と受け入れられることも大事です。
そのためには、
手術が可能かどうかを正確に判断できる院長に会うことが本当に重要ですね?
全てのケースで手術が正解になるわけではないという事実、是非とも
肝に銘じるようにしましょう!
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