MovingPlanet(惑星ブログ)~時をかける物語旅行~ -7ページ目

MovingPlanet(惑星ブログ)~時をかける物語旅行~

本、漫画、映画、音楽などの感想。
心が動いたポイント、物語の時と場所、作品同士のつながりを記録。

The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day/乙一
¥1,575
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を読んだ。

ジョジョ第四部のノベライズである。

ZOO〈1〉 (集英社文庫)/乙一
¥480
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で初めて乙一作品を読み、面白かったので、その作家が書いたジョジョワールド(しかも第四部)ということで
以前から読みたいと思っていた。

ジョジョに関しては、この記事 で4部についてまさに書いていて
すごく好きな部である。 (7部についてはこの記事 でレビュー)

この小説をかきあげるのに5年かけたと聞けば、読まないではいられない。

アマゾン書評には賛否両論だが、自分は一つの小説として非常に楽しめた。

ジョジョワールドには人それぞれ強い思い入れがあるだろうから
原作の小説化ってほんと難しいと思う。

その中で、この作品が成り立っているのは
ジョジョの舞台背景やスタンドという設定を借りているだけで
骨子はオリジナルストーリーで成り立っているからだろう。

そこにもちろん、岸部露伴や広瀬康一、東方ジョウ助などからんでくるのだが、
あくまでストーリーへの脇役でしかないことがむしろよかった気がする。

そして乙一オリジナルキャラクターにリアリティがあり、
ジョウ助とかとの対話もそうだが、
オリジナルキャラ同士の会話も思わずにやけるようなジョジョ的台詞が満載で楽しめる。

内容は悲しい話だが、物語に引き込まれてあっという間に読めた。

思ったのだが、この作品をさらに漫画化するのも面白いかもしれない。
もちろん小説だからいい話なところもあるが、誰かやらないかな?




峠 (上巻) (新潮文庫)/司馬 遼太郎
¥700
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先日「歳月」 を読み終えたが、その前に読んだのがこの「峠」である。

歳月もそうだが、タイトルからは誰の話かわからないので、
てっきり山岳ものかとすら思っていた。

きっかけは、社長100人がすすめる歴史小説みたいな特集で、
何人もの社長が司馬遼太郎作品の中でこれをあげていたこと。

「坂の上の雲」は有名だが、この「峠」って誰のいつの時代を描いたもの?
社長が感銘をうけるところってどこなんだろう?っていう観点から読んでみた。

主人公は河井継之助 新潟長岡藩を率いて
幕末、大政奉還により官軍となった薩長に対して、恭順する佐幕藩が多い中で、
それまでに準備した武力を交渉材料と市、1藩での中立を模索した物語。

今の時代から見れば、日本を改革し、幕府制度を崩壊しなければならない中で
薩長の革命に対抗し血を流すことになんの意味があるのか、という見方もできる。

彼の行動の論理は「立場」
長岡藩の幹部として、藩のためにどうすればいいかという命題に対しては
こう動くしかない、むしろよくここまでつきつけたというぐらいだろう。


彼はその才能と生涯を、越後長岡藩のためにという立場で貫いた。
よくも悪くも。


勝手なことをいえば、崩れいく幕府体制、反体制を考えれば、
立場を変えて、
脱藩して日本のために、という方法もあったと思う。

しかし、
これは、会社でもあることだ。

自分の事業のことだけを考えるのか、事業部全体を考えるのか、会社全体を考えるのか?

事業部製の組織は、その仕組み上、必ず縦割りで事業部のことしか考えない。
横串の仕組みが必要だろう。

さらには、世の中のためにはこのほうがいいと思っても、
自分が属する会社のためにはこっちのほうが利益があがる、というのは
当たり前にある、
つまり属する立場を抜きにしては何もかたれないのだろう。

そういった矛盾のなか、思考をつきつめた河井継之助を
現代の社長の方たちは共感と感銘をうけたのかもしれない。

また、
「行動をともなわない知識は必要がない」という言葉は非常に共感をうけた。

自分もインプットは多いがそれによってアウトプット(アクション)がともなっているか?
と反省することしきりで
一つの本から行動が一つでも変わるように心がけたい。

とりあえず、司馬作品をだいぶ読んできたがおすすめの一冊であることは間違いない。

次は、世に棲む日日 (主人公:高杉晋作)を読む予定です。








歳月〈上〉 (講談社文庫)/司馬 遼太郎
¥750
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昨日司馬遼太郎の歳月を読了。
幕末から明治維新、佐賀の乱まで一気に読んだ。

これまで「跳ぶが如く」で明治維新の頃のことは読んでいたが、
司法卿 江藤新平にかんしては佐賀出身で法律の基礎を作った人という程度の知識だった。

「峠」を読んだときに、この「歳月」が時系列的に「峠」と「跳ぶが如く」との間の作品であることから
興味がわいた。

・・・ほんとに時勢というものは人の運命をここまで変転させるものか、
というのが月並みだが最初の感想だ。

なぜなら、佐賀藩の中で江藤新平は足軽レベルの存在で
当時の藩主 鍋島直正(号は閑そう)とは話すことすらできない存在だったからだ。

そんな江藤がまさかその後参議にまで上り詰めるとは、その頃の藩の閣僚達は
想像もつかなかっただろう。

もちろん、江藤新平という人間の能力が前提にあるが、この時代でなければ身分の
壁がそれを許さない。

「歳月」は文庫では上下あるが、下の中盤からは、佐賀の乱にはいり、大久保利通により
処刑されるまでを描く。

最後は大久保利通という人間の目的のためならどんなことでも実行する冷徹さが印象に残った。

司馬遼太郎も引き合いに出しているが、戊辰戦争の幕府方の榎本武陽ですら処刑されておらず
旧法、新法どちらにもそんな法令はないことを考えると見せしめの感は否めない。

最後の瞬間、江藤新平は何を思ったのだろう。

遠い佐賀に思いをはせながら。






各駅の地域にちなんだメロディーを流すらしい
横須賀は山口百恵の横須賀ストーリー 上大岡は地元出身ゆずの夏色
といった感じ
こういう企画好きだなー
場所と音楽がつながることで新たな楽しみができるよね
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商業施設でセグウェイ試乗イベントをやっていた
見るのも初めてだったが初めて乗った

すぐ乗れたが不思議な感覚 縦に1本ついている棒をもち重心で向きやスピードが決まる
アクセル ブレーキがない
体が思うように動かなかったらこわいなと思った 普及は しない気がする
地図男 (ダ・ヴィンチブックス)/真藤順丈
¥1,260
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新聞でこの本を知り、気になっていて、
書店で見つけ、迷わず購入!

第三回ダビンチ文学賞らしい。

関東の地図帳を持ち歩く男、その地図にかかれた横溢する物語の数々。

俺はムサシとアキルの話が面白かったけど、
なんだろう、この感覚。この面白さ。

この人にしか書けない、メロウさ、ポップさがある気がする。

他にも、
庵堂三兄弟の聖職
¥1,575
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これがホラー大賞、あと、「RANK」という作品がポプラ社小説大賞特別賞らしい。

これらも読んでみたい!

色々ネットのブログで感想を読むと
「古川日出男」に似ているという声が多数あった。

読んだことがないのだが、これは読んでみないと!
アラビアの夜の種族〈1〉 (角川文庫)/古川 日出男
¥540
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地図男の地図帳はそれっぽいものを作ったら面白いだろうな、って思う。

誰もが自分だけの物語を紡ぐ地図男(女)だよね。








昨日は飲みすぎた。

ちょっと頭が痛い。

しかし結構仕事をしたなー。

何事もうまくいっているときはさらに脳のエンジンが回転して
頭の回転が早くなる、気がする。

昨日はそんな感じだった。

いつも思うのは今日は最高だ!というテンションになったときに
必ずそのテンションは落ちる。

振り返ってみると、バイオリズムというか、そうかと思えばとんでもなく気分が落ち込むこともある。

自分は何も変わっていないのに。

そういうバイオリズムがあることを理解しておき、今はバイオリズムが低いだけ、と認識するかどうか
でぜんぜん違う。

あとはそのテンションが高いとき、調子がいいときはそれをさげない、維持する工夫が必要。

まあそれも無理せず、あがればさがる株式相場のようなものだと思っておいたほうがいいのだが。

ということで朝ブログ終了。有言実行が大事です。

1秒後にやる、思ったときに実行をはじめれば、億劫になる暇もなく、できる。ってこと。




読了

朝起きたときに前日の記憶に残っていることを書きとめるクオリア日記

ロールモデルにしてみます

脳は生きるためにある
生きるとは生命の輝きを放つこと

輝いてみようか stay gold
これ

読んで思ったこと。

キャリア(ドコモ、AU、ソフトバンク)<アップル     <グーグル。

一つの軸でみれば。

それは対象に対する自由度。

キャリア対CP、
アップル、グーグルは開発者、という対象の違いはあれど、
アップルすなわち、アップストアが「壁に囲まれた庭」だとすれば
グーグルはインターネット的世界。

個人的には理念、哲学的にはグーグルに軍配があがる気ががしたが、
ネットの掲示板等、荒れる機能を運営側が排除するという意味では
アップルのほうが、となり、なかなか面白い戦いではある。

こんな戦いを見れるってある意味俺達は幸せかも。。しかもプレイヤーになれる可能性もあるんだから!!


ひきつづきこの本を読んでいて

透明ランナー
懐かしすぎる!
自分でルールをつくれということ

リミッター
ありまくりまくりすてぃ
あえて極端に外すようにしないと

タイムリミット
1秒後にやる

てなかんじな読書ライブ中継

明日の朝は起きたらブログかくぞ! 茂木さんのように