『今日は指無し防振手袋+耐切創手袋(指先ゴム化)のお話だよ』
(※今までの防振手袋ネタの集大成に近い、回です⭐︎)
世界の
「振動病予防のためにチェンソーは一日2時間ぐらいの使用時間が理想って言うけど、それじゃぁ林業が成り立たないわ。もっといい防振手袋で対処していかないとなぁ…」
と呟く先輩に「一ヶ月に2時間も満たないチェンソー使用時間のアナタには無問題ですよね」と思ったことのある皆さん、こんばにちは。望創家ノリです。
本日の大分県山間部は曇り時々雨な寒空であります。三寒四温な春に向けての準備中なのでしょうか。スタッドレスタイヤもまだまだ外せません。
皆さんの地域は如何でしょうか。
さてはて、望創家林業生活8年目、数々の話題を取り上げて参りました。その中でも特に「誰得?」情報と人気が高かった[防振手袋ネタ]。
今から5年ぐらい前の記事からはじまりましたね。
あの当時は[とにかくボロボロになる]のを防止するために、例の…
無敵のコチラ↑のボンドでアレコレ補強をし…
更に[耐切創型防振手袋]をつくりだしたり、その手間をかけた分無敵な防振手袋が出来上がりましたが…やはり[一般向け]ではないその防振手袋に…
『このように指先が出ます』
こちらのインナーグローブをつけようと…
『怪しい中国の耐切創手袋です』
(※着け心地がヒンヤリで気持ちがいいのです。因みにワークマンでも似たような耐切創手袋が安く売っていました)
『このままだと滑るので…』
『耐切創手袋の指先だけボンド化』
(※小指はチェンソーに当たらないのでボンド化しません)
『指先だけボンド化』
(※目立て時はこのスタイルで)
(※指先ゴム化は親指、人差し指、中指だけでもいいかもしれません)
『指先ボンド済み耐切創手袋+アンセル』
(※手甲の布は弱々しいです)
『指先が抜けてるので涼しいです』
(※ニトリルゴム加工されているので耐油性もあります)
『耐切創手袋の指先ゴム化が面倒な方はどうぞ』
(※手のひら全体もゴム化なので夏場を考えると…。似た耐切創ゴム手袋がワークマンでも安く売っております)
『なかなかに簡素なつくりなので…』
『縫製部分にボンド(裁縫用)補強を』
『目立て時はアンセルを外しましょう』
(※指無し手袋は外すときにはコツがあります。手のひら側のどこかの指無しの縁布を引っ張りながら脱ぎましょう)
『手甲の生地のつなぎめが弱いのでボンドをしておきましょう』
(※今メッシュテープを探しております。通気性を保持しながら布補強のために)
チェンソーの排気量がどんどん大きくなると、防振手袋の必要性が特に出てくるかと思います。
望創家の扱うチェンソーの大型化に伴い、ここで防振手袋ネタを更新しておこうと思い、今自分ウチの流行りの防振手袋を取り上げてみました。
コレらの防振手袋ネタを一切無視して…安定の通常の防振手袋のオススメは…
『強そうですよね』
(※何気に手甲のプロテクターはあるといいです)
『コチラの手袋も勿論切りましたよ…』
(※二重手袋にしたい場合は、2L(XL)以上ではないとインナーグローブがキツキツで指が麻痺します)
『カービングの世界で有名なメーカーの防振手袋です』
(※コレをゴム強化するのもオススメです。長持ちします)
です。
防振手袋の手首の調整マジックベルトは[取り外すのに丁度いい位置で留めたら、二度と外さない]を推奨します。
そうすることにより[マジックが効かなくなり手首が締められなくなる]ことを防止できます。
因みにアンセルの指無し防振手袋のインナーグローブも「加工が面倒」と思いの方は…
モノタロウさんにある、
鈴木産業さんの[指先強化手袋]がオススメです。
コチラは薄手で涼しく、微妙な手のひらのツブツブな滑り止めのお陰で通気性もあり、この軽めのグリップ力のお陰でアンセルの防振手袋のズレが少ないです。
モノタロウさんのセールのときに購入するのがオススメです。他のサイトでは見掛けないので…似た商品がワークマンにはありましたが、手のひらも全て同じようにゴム加工されていたので、夏場は暑いと思い手を出しておりません。
ただの薄手のゴム手袋をインナーグローブとして使用する方は、とにかく[薄手]を意識してください。
指無しの関節部分の圧迫をなるべく軽減しないと、指先が痺れてきます。
コチラのアンセルの指無し防振手袋の最大サイズは[XL]です。望創家はこのXLに、Lサイズのインナーグローブをつけて作業をしています。
別段[指先作業]を考えていないのであれば、指先の滑り止めがないシンプルな薄手の軍手をインナーグローブにしてもいいですが、目立て時に指先の滑り止めがあるとしやすいです。
(※素手で目立てされる方には無問題です)
如何でしたでしょうか。
こうも長年にわたり防振手袋を研究してきた輩ですが、
「う〜ん、普通の厚手のゴム手袋でいいや」
な人も多いのではないでしょうか。
下手に本革系の防振手袋に手を出すのはやめた方がいいと思います。雨や泥で濡れることも多いので。
汎用性を考えたら、やはり2,000円前後が一番コスパがいいと思いますが、毎日使うものなので[なるべく長持ち]させたいですよね。
防振手袋でワイヤー引きなどをすると劣化が激しいので、そういうときに耐切創手袋(指先ゴム化)をインナーグローブにしておくと便利です。
そういう諸々の林業を考え行き着いた先が、今回の防振手袋ネタになりました。
少しでも皆さんの林業生活の足しになれれば幸いです。
No Ringyo
No Life
それではまた次回お会いしましょう。
Ciao!
(※あ…blog書きながら名案が!ミトン状の手袋の先無し(指無し)加工にしたら指先への圧迫感がなくなりますね!今度防振手袋の指無しミトン版[最終章]を書き上げます)
『参考画像のミトンタイプの手袋』
(※この指が繋がったままの指先無し状態なら圧迫感なしで面白い使い勝手な防振手袋になるかも?開発研究開始しまぁ〜す!)
追記:
『現在の望創家の右足首のレントゲン』
(※今度はMRIで靭帯の状況も診てきます)
6年前ぐらいに落下事故で足首を骨折し、そのときに粉った骨が独立し、他の神経などに干渉しはじめ…それでも痛みを快感に変えて頑張ってきました。
レントゲンの左側が足の甲です。独立した小さな骨が足の甲のところで成長してくれたお陰で、足首が手前にあまり曲がりません。
レントゲンの右側が踵ですが[三角骨]といって、本来要らない骨ができてしまい…これが神経にモロ干渉しアキレス腱の炎症を起こすこともしばしば。そうなると三日ぐらい歩けません。
労災事故後遺症で苦しむ望創家ですが…それでも生きていかなければいけませんので、今後を考える次第です。
皆さん、本当に「ご安全に!」
『足首正面のレントゲン』
画像右外側の粉砕度が分かりますか。それぞれが独立して変な風に写ってますね。
『事故当時のレントゲン』
全く違いますね。