2024 ヴァンフォーレ甲府 篠田善之監督解任について
ヴァンフォーレ甲府は篠田善之監督の契約解除と大塚真司コーチの監督就任を発表しました。
シーズン成績を見ても解任という結果は妥当であり、むしろ遅すぎた判断だったと言えます。
昨シーズンから度々ここで指摘しているようにシーズン中の積み上げ
つまりチーム全体の戦術を浸透させる力、また個人能力のレベルアップについては残念ながら手腕が乏しく
他のチームが試合を繰り返していく中で戦術が浸透し、個人を含めて全体の底上げを図っていく中で
甲府は足踏みをしていては当然ながら次第に苦しい試合を強いられていきます。
篠田監督は選手個人の能力をそのまま出すことは長けているため
今シーズンを例にすれば分かる通り、ACL予選およびリーグ戦序盤は存分に結果を出していましたが
他のチームは徐々に力を付けてきたリーグ序中盤からは失点を止められず、これが敗戦という結果に繋がり
J1昇格圏よりもJ3降格圏に近い順位も納得してしまいます。
篠田監督に指揮を委ねた佐久間社長にも当然責任は問われるもので
仮に「怪我人多数で」などと理由を付けるのであれば
J1時代、そして天皇杯優勝から何も変わっていない練習環境そのものをを突き付ける必要があります。
メディカル面、練習環境面で他クラブと比較して明らかに劣っている状況が目に見えていながら殆ど手を付けず
外国人選手を含め選手獲得をメインに進めてきた状況が今の多数の怪我人や練習を中心とした各種環境面に表現されています。
アダイウトンのようなクオリティが高い選手の獲得はチーム戦力向上に一番の近道ですが
根本的なチームとしての底上げ、そして未来への投資としては何をすべきがが問われています。
2024 J2 第22節 大分トリニータ 対 ヴァンフォーレ甲府
大分 0-0 甲府
大分は主力数人の出場停止の影響を抜きにして平等に見ても戦術面から選手の動きが悪く
甲府もこれに充分匹敵する厳しい内容で、主審の曖昧なジャッジを含めて何をしたいのか解らない90分でした
改めて甲府は選手の攻撃・守備の意識がバラバラで
前提として以前から指摘しているようにパスの受け手の動きが無さすぎて、容易に相手にカバーを入れる時間を与え
再び最終ラインから攻撃を組み立てることの繰り返し
クロスに関しても精度の低さから簡単にクリアをされたり、GKにキャッチをされることが殆どで
ターゲットとなる前線に上がる選手の少なさも重なり、期待できないプレーばかりでした
守備に関しては山内のセーブ以外に大分に助けられたことが大きく無失点でしたが
他のチームならばゴールを割られても仕方のない前節から修正が感じられないもので
結果だけ言えば試合開始すぐに0-0が見えてしまう何のための90分だったのかを感じてしまいました
2024 J2 第21節 ヴァンフォーレ甲府 対 愛媛FC
甲府 1-2 愛媛
【得点】
1-0 鳥海 芳樹(前半1分)
1-1 茂木 駿佑(後半1分)
1-2 深澤 佑太(後半12分)
こんにちはJ3降格圏、現在のチーム状況では昇格という言葉を出すのが全くもって現実的ではないです。
運良く先制点を挙げた甲府、しかし今の甲府にとって1得点とは守り切れるような点差ではなく
当たり前のように複数失点を喫し、1-2で敗戦となりました
後半の愛媛の守備を甲府ができるかと言われれば不可能であると即決できるもので
チームとして攻撃し、また守備をするという当然のことをしている愛媛に対して
試合全体の方向性、更に言えばワンプレーごとに判断が異なる選手が寄せ集まった甲府では
今節の勝敗、また内容の納得しなければならない結果でした
愛媛を例にしましたが「愛媛はピッチにサッカーチームがいる」
「甲府はピッチにサッカー選手が11人いる」という表現が適切で
チームとして戦っていないことが明らかに結果に出ています
チームを築き上げる、またチームとして同じ方向を向かせるのは指揮官である監督の大きな役目であり
ここがシーズン折り返した現在でも出来ていない段階で見切りをつける必要性があります
何度も言っていますが佐久間社長・GMには傷口が広がる前に判断を下さないといけません
細かい部分で言えば前半45分で今津が苦し紛れに左足でクリアをする場面では
曖昧なクリア、しかも逆足で蹴らせないように素早くサポートに入る
後半34分の荒木の武富へのパスでは武富が相手に囲まれるのは解り切っているので荒木はオーバーラップを仕掛ける
2つのシーンだけ見ても当たり前のことをしていない、寧ろさせられない判断をさせてしまう監督にも大きな原因があります
結果が出ていない、シーズン中のチームとしての積み上げができていないだけでその判断を下すには充分です
