秋・冬果物の代表格、リンゴ。


生食でも、菓子、ジャムやジュースなどの加工をしても美味しいリンゴ。

栽培されているリンゴは、今は西洋リンゴだけになりましたが、日本では天平時代には和リンゴの栽培が行われていたとされ、平安時代の書物に栽培の記述があるそう。

実が大きい西洋リンゴの品種改良は進み、今では六千以上もの品種があるそうです。


このリンゴは、王林かな。


リンゴ、大好き!






米の栽培方法には、水稲と陸稲(りくとう、おかぼ)の2種類があります。
陸稲は畑で栽培される米で、今の日本では長野、岩手、島根などの山岳地域でわずかに栽培されている程度です。

縄文時代末に始まった稲作は陸稲とされ、弥生時代から本格的に始まった稲作は陸稲から水稲になっていったというのが、現在の学説の主流です。

世界的には水の利用が困難な地域を中心に、広く栽培されています。


陸稲は、水稲と食感や味わいが少し異なるので「美味しくない」という評価が一般的です。水稲に慣れた味覚には不味く感じられるのは仕方ないことですね。

しかし、陸稲には人類を救う可能性があります!(ちょっと大げさですが)





明日のために・その61 「陸稲の栽培・消費を推奨すべし!」




陸稲は畑で栽培されますが、水稲だと枯れるような干ばつや多雨、気温の変化にも強いとされています。稲穂は短めですが、水稲より密集して植えられるので、単位面積あたりの収穫量も水稲と大差ありません。
栽培方法もマメな水位管理が必要な水稲より容易ですし、肥料や農薬も少なくて済むメリットがあります。収穫も麦同様に出来るので、ぬかるんだ泥の中で収穫する水稲よりやりやすいそうです。


陸稲は「美味しくない」という評価が定着してしまっていますが、炊き方によっては美味しいという評価もあります。
手軽なのは水稲に三分の一の陸稲を混ぜて炊くと、味は水稲だけで炊くのとほとんど変わらないそうです。


世界的に淡水の水資源が枯渇しつつある今、陸稲が食料危機から人類を救います。日本の食料危機も。