美しく、生を全うする 川島なお美さん | 藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

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作家。著書29冊。相談30000件超。ananによる信頼できるカウンセラー20人の1人。NHKEテレハートネットTV出演。2023年4月「バズる!ハマる!売れる!集まる!WEB文章術 プロの仕掛け66」発売9日で増刷、7月18日枚方蔦屋書店で101人講演会開催

藤沢あゆみです

 

自分の人生を

どう生きるのも自由。

 

仮に、制限を付けたって

他人は自分の人生を生きられない。

 

女優、川島なお美さんが、亡くなられました。

54歳。

最後まで美しいまま・・・と

彼女にあったひとは口をそろえます。

 

余命を宣告され

その事を公にせず

抗ガン治療も拒んで


女優として生を全うされました。



ご主人のフェイスブックページにこんなことが書かれていました。

「本日19時55分妻なお美が他界致しました
一週間前まで舞台を勤め、

 

そして最後の最期まで
女優として、女房として、人として

全力で生を全う致しました。

息を引き取るまで

川島なお美はやっぱり川島なお美のままでした。
本当に立派でした。」


ご主人は、彼女が余命宣告され

抗ガン治療を受けないという

彼女の意志を尊重された。

 

治療に専念してくれたら・・・

と思われたかもしれません。

 

だけど彼女の意志を尊重した。

 

webニュースにこんなエピソードがありました

 

なお美さんは、40歳を超えてから

密かに劇団四季のオーディションを

受けられていたそうです。

 

なお美さんの自宅の表札には

「ATTRICE(アトリーチェ)」と記されていたそうです。

イタリア語で「女優」という意味だったとか。

 

歌うことは苦手だった

だけどミュージカルを始めて好きになった。

 

生前交流があった心屋仁之助さんに話されていたそうです。




ご主人が、フェイスブックに書かれていました

「妻なお美の携帯電話を初めて見ました。
亡くなる前日に多くのメイルが発信されていました


内容は10月に

私の誕生日サブライズパーティーを開こうというもの
 

偽の雑誌取材企画まで作って

「Toshiにはサプライズだから絶対内緒にしてね💕」

で締め括ってありました。

遺品を整理していて妻の愛情を
改めて感じる事の連続で涙が止まりません。

私はなお美に何をしてあげられたのか?

自分らしく生を全うすることに
寄り添ったご主人。
誰にもできないその役目を果たされた。

彼女らしく生を全うさせてあげたい、
それはひとつの覚悟であったでしょう。

それでもなお
どうして力づくでも治療をうけさせなかったのかと
葛藤もあったことは想像に難くない。

そうして、彼女の意志を尊重しても
どこかで奇跡は起こらないのかと
期待もしたかもしれません。
その心情は察してあまりあります。

自分らしく生きようとするそのひとの
ありのままの意志と連れ添うことが
ほんとうに連れそうということ、

なお美さんは亡くなる前日まで
ご主人を喜ばせることを考えていた。

サプライズって考えてる時
ほんとうにワクワクするんですよね。

自分がそれを目撃できるのか
その日まで生きたい
その事も励みになっていたかもしれません。

最後まで女優で

最後まで愛するひとのことを考えて

 

わたしの血はワインでできていると

名言を残したなお美さんには

ワイン色のドレスが着せられたそうです。

 

全うする人生には

必ず共演者がいる。

 

ご主人はとってもおつらいと思いますが

最後に立派だったといえるような女性に逢えたこと

そのリスペクトは深く深く刻まれて

これからのご主人を見守ってくれると思います。

 

なお美という名前は、なお美しくという親御さんの思いから

つけられた名前だと聞いたことがあります。

 

女優として、女として、ひととして生涯現役。

美しく、なお美しく生ききった人生。

ほんとうに美しいひとでした。
ご冥福をお祈りいたします。



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