調査結果によると6割以上が「議論に集中できない」「工数がかかり非効率」などを理由に、オンライン会議の議事録作成業務に「不満」を感じていることがわかった。

このような課題を克服し、効率的に作成するためには、文字起こしツールが必要です。専門の文字起こしツールを利用すると、作業時間を削減できるだけでなく、会議の要点が明確になり、内容を正確に記録して、社内に情報共有できます。

しかし、文字起こしツールは複数あり、それぞれ機能が異なるため、比較するのに時間がかかります。そこで今回は、議事録作成を自動化できる日本で人気のNottaとtl;dv(ティーエルディーヴィー)を比較します。

議事録作成の自動化ツール選びで悩んでいる方や文字起こし、会議の記録ができるツールを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

Notta ー 高精度・高速で文字起こし可能であらゆる課題も解決

Nottaホームページ
Nottaは、録音された音声ファイルや音声ファイルのインポート、web会議などのあらゆる方法で音声データを文字起こしすることが可能です。

また音声データが多く、文字起こしされた文章を読む時間がない場合は、AI自動要約機能を利用することにより、会議の内容を短時間で理解できます。

文字起こし結果の編集やチームワークスペースでのデータ管理も可能で、安全で正確に音声データを共有できます。そのため、会議が多いチームでの音声データ運用に最適のツールです。

提供元

Notta株式会社

利用シーン

・オンライン会議の録音・録画

Webページの画面収録

・議事録の内容をAIで要約

・会議の音声を自動でテキスト化

製品の特徴

・録音やインポート、Web会議などの音声から文字起こしが可能

・さまざまな音声フォーマット・音声データに対応

・複数デバイスでログインしてデータの同期が可能

・最大5時間の音声ファイルを数分で文字起こしできる

tl;dv ー Web会議の録画・録音内容の検索・共有が便利で使いやすい

tldv-homepage

 tl;dv(Too Long; Didn't View)とは、オンライン会議の録画・文字起こし・要約などが、無料かつ無制限で利用できるツールです。tl;dvを利用すると、Web会議の録画・録音、共有、編集が可能で、AIの要約や議事録の自動生成ができるため、人が会議内容をすべてを記録したり後から編集する手間が減ります。

 

またZoomとGoogle Meetでのweb会議を利用してワンクリックで録画を開始でき、通話内容を簡単に共有することが可能です。メモを取る必要がある会議が多い場合に使えます。

 

 

提供元

tldx

利用シーン

・保存された会議から特定の内容を検索

・議事録の重要なトピックをAIが要約

NotionやGoogle Dogs、Slackなどのツールに共有

・会議中にリアルタイムメモを残せる

製品の特徴

ZoomやGoogle Meet Chrome拡張機能を利用して録画できる

30以上の言語に対応で発信者検出機能がある

・録画の保存や共有、再生、編集ができる

基本機能比較表

 

Notta

tl;dv

 

無料試用

あり(3日間無料試用)

ある

料金プラン

フリー:0円

プレミアム:1,200円 / 月

ビジネス:6,210〜24,210円 / 月

エンタープライズ:要相談
法人向け:要相談

フリー:0円

プロ:20ドル(2,955円※1)

エンタープライズ:要相談

文字起こし時間

フリー:120 分 / 月

プレミアム:1,800 分 / 月

ビジネス:2,400~ 分 / 月

エンタープライズ:要相談

法人向け:要相談

フリー:無制限(3日間限定)

エンタープライズ:無制限

 

割引

学生・教職員向け割引

聴覚障害者向け割引

なし

 

セキュリティ体制

SOC 2・GDPR・CCPA・SSL・APPI

★業界トップクラスのコンプライアンス監査体制を整備しています。

SOC1・SOC2・VPC・GDPR・SSL・SSO

サポート

Nottaでフィードバック
メール

TwitterDM

コミュニティでのチャットサポート

 

利用可能なデバイス

Mac・Widows

iOS・Android

Chrome extension

Mac・Widows

iOS・Android

Chrome extension

 

Zoom

Microsoft Teams

Google Meet

Webex

×

対面会議

自動入会

 

リアルタイム文字起こし

104言語対応★日本語特化で、正確率9割

×

自動文章校正

×

録画&録音

音声・動画ファイルの文字起こし

対応ファイル形式:wav, mp3, m4a, caf, aiff, avi, rmvb, flv, mp4, mov, wmv

AI要約

要約

チャプター

行動項目

要約

トピック検索

編集

タグ付け

画像の挿入

検索・変換・置換

検索

翻訳

42言語対応

30言語対応

単語登録

×

エクスポート

出力するテキストファイルの形式:TXT、DOCX、PDF、EXCEL(.xlsx)、SRT

出力する音声ファイルの形式:WAV

×

スケジュール

×

チーム管理特化

チームワークスペース

文字起こし結果へのアクセス管理

メンバー管理

利用状況レポート

操作ログ管理

×

 

得点5段階

・機能の充実度:5 / 5

・議事録の作成:5 / 5

・機能の充実度:3 / 5

・議事録の作成:4 / 5

※1 2023年9月17日時点での計算です。

 

Nottaとtl;dvの違いを比べると、Nottaの方が文字起こしの機能面で充実していることと、チームで安心して共有・管理できることがわかります。

 

特に文字起こしの機能面では、リアルタイム文字起こしや自動文章校正の機能がNottaに備わっており、tl;dvには備わっていません。実際にNottaを利用してみると、会議内容をリアルタイムで文字起こしさせることにより、会議の内容も理解しやすいです。

 

tl;dvの文字起こしは、会話が終了した後にしか文字起こし結果が出ないことや音声認識率も低いと感じる部分が多く、日本語での文字起こしは難しいと感じる部分が多かったです。

 

Nottaは、自動文章校正機能のおかげで、ある程度整えられた理解しやすい文章になっているため、文字起こし結果をあまり編集しなくて済みます。

 

さらに、大きく異なる部分がチーム管理に特化している部分です。tl;dvは、チームでの共有・管理に特化したツールではないため、音声データは個人で管理しておく必要があります。

 

またtl;dvでは、録画・録音・文字起こしデータをそのまま共有する仕様となっており、メンバー間でのファイルアクセスや管理、操作ログ管理などを行えません。Nottaは、チームワークスペースでファイルを安全に管理・共有することが可能です。

 

そのため、議事録の作成や機能の充実度において、Nottaの方が安心で便利に使えるといえます。

 

 

より多くの会議ツールをサポート

多くの会議ツールをサポートする場合においてNottaの方が、利用しやすいです。理由としては、連携できるサポートツールが多いことがあげられます。

 

Nottaは、国内唯一のZoom・Googlemeet・Microsoft teamsと連携できる文字起こしサービスでありながら、カレンダー入力やチームでの音声データ共有、文章の編集などの作業を他のサポートツールと連携して会議ツールをサポートすることが可能です。

 

そのため、連携できるサポートツールが少ないtl;dvよりもNottaの方がチームや個人で共有・活用しやすく、文字起こしツールとしても最適です。

 

サポートツール

Notta

tl;dv

Googleカレンダー

Outlookカレンダー

×

Notion

Googleドキュメント

×

Webex Meetings

×

最高の会議アシスタント

これまでの比較からNottaは、最高の会議アシスタントツールとして利用できます。

  • Googleカレンダーなどのスケジューラーツールで会議予約ができる
  • Notta Botを参加させて会議の音声からリアルタイム文字起こしと話者認識できる
  • 高精度なリアルタイム文字起こしで誤字・脱字が少なくて読みやすい文章になる
  • 会議録画と録音が可能で会議内容をより理解しやすい
  • AIで議事録を要約して、業務を効率化できる
  • 他のツールに簡単に共有できる

日本語特化で正確率が高い

Nottaは、日本語に特化したツールであり、自動校正機能が搭載されているため、文字起こし後の文章を手動で編集しなくても、内容を理解しやすいことが特徴です。

 

通常の場合、日本語は同音異義語が多いことや単語の区切りがないことから音声認識が難しいです。Nottaの場合、音声認識率98.86%の高精度な文字起こし機能が付いており、単語登録で単語も認識させられるため、正しい解釈を導き出せます。

 

一方でtl;dvの場合は、元々操作画面も英語で統一されており、音声認識は日本語に特化していません。

 

tl;dvで実際に日本語の会議を文字起こしさせて音声認識の制度を比較したところ、単語と単語の繋がりを認識できない部分が多く、日本語の場合は議事録作成におすすめできない部分がいくつかありました。

 

英語の会議の場合は正しく音声を認識できる部分が多いため、tl;dvは英語向けだといえます。

 

コスパが高い

Nottaの料金プランは、フリーとプレミアムの個人向け、ビジネスとエンタープライズの法人向けが提供されています。

 

ビジネスの場合は、2ユーザーで月々6,210円ですが、1ユーザー増やす度に追加料金1,000円で利用できるため、利用人数が多いほど一人当たりの料金が安く、コスパが高いです。

 

またNottaには、教育割引と障害者割引があり、学生や障害者でも利用しやすいです。

 

評価とロコミ比較

Nottaの評判・口コミ

1、精度が正確で9割程度は完璧

Zoomなどの録画データから文字起こしする際の精度が正確で、固有名詞や話者が詰まる部分などは文字起こしできない部分もありますが、9割程度は完璧です。またAIが要約してくれる機能は、内容をすぐに把握したい場合に役立ちます。

 

2、直感的で使いやすい

アプリを起動して最短のアクションで録音開始ができ、必要に応じてリアルタイム文字起こしもできるため、とにかく直感的で使いやすいです。データの管理や共有も簡単でNotionと連携して管理できるのが良いところだと思います。

 

3、時短ができるツール

以前までは、静かな場所でレコーダーを再生してアプリで文字起こししていましたが、Nottaではファイルをアップロードして数十秒でAIが文字起こししてくれるため、時短ができるツールだと思いました。YouTube動画も数十秒で書き起こしてくれるため、便利です。

 

tl;dvの評判・口コミ

1、普段から愛用できる文字起こしツール

Zoomの録画で2時間かけてたまとめの文字起こしを10分で自動完結さられる。本当に優良な時短ツールです。無料でも使用できて普段から愛用しています。1日の時間を26時間に引き上げられます。超時短、生産性UPしたい方におすすめです。

 

2、日本語の文字起こしが機能しない場合もある

日本語だけかもしれませんが、録画はできているが文字起こしは機能していない。3分間の会話で拾えている文章は2〜3行程度です。

 

まとめ

今回の記事では、文字起こしサービスのNottaとtl;dvについて解説しました。

 

Nottaとtl;dvは、リアルタイム文字起こしや編集機能、チームでの管理・共有機能の点で異なる部分が多いです。Nottaの方が会議中でも精度の高いリアルタイム文字起こしで内容を理解しやすく、後から編集してチームで音声データを共有・管理をNottaのみで議事録作成を完結させられます。

 

そのため、tl;dvよりもNottaの方が機能の充実度と議事録の作成において、評価が高いです。