AIを利用した文字起こしツールを利用すると、文字起こしに1日かかっていた作業を数十分で終わらせられます。しかし、精度や文脈の認識が曖昧だと内容を理解できないため、利用する意味がありません。

そのため、文字起こしツールを比較する際には、文字起こしの精度やAIによる文脈の認識、作業効率、コストなどの観点から検討する必要があります。しかし、多くの場合、実際に使ってみないと精度や機能、作業効率がわからない場合が多いです。

この記事では、国内で評価の高いNottaJamroll(ジャムロール)の文字起こしツールを比較し、それぞれの基本的な機能を比較表にまとめました。記事を読むと、NottaとJamrollの特徴や適切利用シーンがわかり、自分に最適なツールがわかります。ぜひ参考にしてみてください。

 

Notta ー 音声の情報処理にかかる時間とコストを削減

Nottaは、Web会議の録画・リアルタイム文字起こしができるツールです。重要な部分にタグ付けやメモを追加したり、音声とテキストを同時に確認したりして会議内容をより深く理解できます。AI要約機能や検索機能などがあり、情報を可視化させやすいです。

また多人数での音声データの共同管理・編集ができるチームワークスペースが用意されており、権限管理やセキュリティも確保されているため、安心して利用できます。

 

提供元

Notta株式会社

主な機能

・リアルタイム文字起こし

・音声・動画ファイルの文字起こし

・テキストの編集

・共有機能

・チームワークスペースでの共同管理・編集

利用シーン

Web会議

・顧客対応

・面接や社内研修

・議事録の共有

Nottaの特徴

  • AI要約機能を利用して主要なポイントに要約できる
  • 文字起こしの結果を42言語に翻訳が可能で英語と日本語の同時変換機能もできる
  • IPアドレス制限や外部共有の制限機能があり、情報漏えいのリスクが低くて安心

JamRoll ー 音声解析・会話解析で成約率が向上

JamRollとは、商談や会話の解析を行い、売上と営業生産性を向上させられる商談解析AIツールです。AIを用いて電話や会議、商談内容の録画・文字起こしを行い、内容の要約や音声・感情解析を行うことで、重要な情報の可視化・分析ができ、情報共有の自動化と組織育成の効率化を行えます。音声感情解析AIのEmpathもリリースします。

また商談ポイントやTODOタスク、BANTCH情報(予算や決済者、競合などの情報)などを自動で抽出して、SFA(営業支援システム)やCRA(顧客関係管理)ツールへ自動入力できるため、特に営業活動の生産性を向上させることが可能です。

提供元

株式会社Poetics

主な機能

・感情解析AI

・会話解析AI

・音声認識AIによる自動文字起こし

SFA/CRAツールへの自動入力

利用シーン

・商談内容の分析や理解

・営業教育

・組織内の情報共有

 

JamRollの特徴

 

  • AI技術を活用して商談や会話内容から音声・感情解析を通じて自動分析できる
  • 高精度の自動文字起こしで商談中にメモを自動で取れて会話に集中できる
  • 商談の重要情報や要約をSFAやCRMツールへ自動入力し、記録や管理を一元化できる

基本機能比較表

 

Notta

JamRoll

 

無料試用

ある

3日間無料試用

ある

料金プラン

フリー:0円

プレミアム:1,200円 / 月

ビジネス:6,210〜24,210円 / 月

エンタープライズ:要相談
法人向け:要相談

無料デモ:0円

基本ID(年):66,000円※1

リスナーID(年):19,800円

文字起こし時間

フリー:120 分 / 月

プレミアム:1,800 分 / 月

ビジネス:2,400~ 分 / 月

エンタープライズ:要相談

法人向け:要相談

記載なし

割引

学生・教職員向け割引

聴覚障がい者向け割引

記載なし

 

セキュリティ体制

SOC 2・GDPR・CCPA・SSL・APPI

★業界トップクラスのコンプライアンス監査体制を整備しています。

記載なし

サポート

Nottaでフィードバック
メール

TwitterDM

お問い合わせ

 

利用可能なデバイス

Mac・Widows

iOS・Android

記載なし

 

Zoom

Microsoft Teams

Google Meet

Webex

×

対面会議

 

リアルタイム文字起こし

104言語対応
★日本語特化で、正確率9割

×

自動文章校正

×

録画&録音

○(録画のみ)

音声・動画ファイルの文字起こし

対応ファイル形式:wav, mp3, m4a, caf, aiff ,avi, rmvb, flv, mp4, mov, wmv

×

AI要約

要約

チャプター

行動項目

要約

TODOタスクの自動抽出

BANTCH情報の自動抽出

編集

タグ付け

画像の挿入

検索・変換・置換

×

翻訳

42言語対応

×

単語登録

×

エクスポート

出力するテキストファイルの形式:TXT、DOCX、PDF、EXCEL(.xlsx)、SRT

出力する音声ファイルの形式:WAV

ZoomPhoneの架電内容のみ自動でSalesforceへ出力する)

スケジュール

×

チーム管理特化

チームワークスペース

文字起こし結果へのアクセス管理

メンバー管理

利用状況レポート

操作ログ管理

×

 

得点5段階

・機能の充実度:5 / 5

・議事録の作成:5 / 5

・機能の充実度:3 / 5

・議事録の作成:3 / 5

※1 5IDから注文可能(5未満の場合は初期費用10万円がかかる)
 
Nottaとjamrollを比較すると、機能の充実度と議事録の作成においてNottaの方が優れている結果になりました。Nottaとjamrollは、AIが文字起こしと要約機能がある点で同じですが、Nottaの方が自動文章校正機能や音声・動画ファイルの文字起こし機能、編集機能が充実しています。

そのため、会議で音声・動画ファイルしか取れなかった場合や文章を読みやすく編集してチームに共有する場合には、Nottaの方が使いやすいです。また料金プランも無料プランがあり、有料プランの場合には月額利用が可能で気軽に始められるため、個人ユーザーから法人ユーザーまで幅広いニーズに対応できます。
 

効果的な選択方法を解説

 

個人ユーザー向けの選択


個人ユーザー向けを選択する場合は、Nottaがおすすめです。Nottaの場合は、無料ですぐに利用することが可能で、自動文章校正と翻訳などの機能を使えます。

無料版の場合は、機能の利用量が制限されますが、プレミアムプランと同じように利用でき、プレミアムの料金も月1,200円とお手軽なため、個人ユーザーにおすすめです。JamRollは、年間払いのプランとなっており、月額プランを選べません。
 

操作の簡単さ


操作の簡単さで選ぶ場合もNottaがおすすめです。理由は、シンプルな操作画面で迷うことなく、使いたい機能を選択できるためです。操作ボタンは文字と機能を表すアイコンで表示されていて、誰でも直感的に操作できます。そのため、ツールの使い方に慣れていない方でも安心して使えます。
 

Web会議に対応したい場合


Web会議に対応する場合は、連携可能なWeb会議アプリがどれくらいそろっているのか確認する必要があります。

 

Notta

Jamroll

連携可能なWeb会議アプリ

Zoom

Google Meet

Microsoft Teams

Webex

Zoom

Google Meet

Microsoft Teams

NottaとJamrollは、どちらもZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなど代表的なWeb会議アプリに対応しています。そのため、どちらを利用しても不便に感じることは少ないです。

しかし、Web会議で文字起こし内容の編集や翻訳機能を利用したい場合は、各機能に対応するNottaを利用することをおすすめします。

多言語サポート&日本語に特化


多言語サポートや日本語に特化したものを選ぶのであれば、42言語に対応した翻訳が可能で英語と日本語の同時変換も可能なNottaを利用することをおすすめします。

JamRollは、日本語の翻訳機能や日本語の校正機能がそろっていません。しかし、Nottaの場合、自動校正機能で日本語に特化しており、言語表現が難しいとされる日本語の文章でも誤字・脱字がある文章を読みやすく校正してくれます。

また一般的な文字起こしツールが翻訳や校正機能に対応していたとしても、日本語が変な文章になってしまうこともあります。そのため、文字起こしツールの利用に不安がある方は、多言語サポート&日本語に特化したNottaをおすすめします。
 

コスパを重視する場合


Nottaは、月単位で料金プランを利用できるため、コスパを重視する場合にもおすすめです。個人で利用する場合はプレミアム、複数人の法人で利用する場合はビジネスを選択することが可能で、個人と法人で使い分けられます。

ビジネスであれば、1ユーザーを追加するごとに1,000円追加支払いするだけで、複数人利用できるため、コスパよくNottaを利用することが可能です。

 

Notta

Jamroll

料金プラン

フリー:0円

プレミアム:1,200円 / 月

ビジネス:6,210〜24,210円 / 月

エンタープライズ:要相談
法人向け:要相談

無料デモ:0円

基本ID(年):66,000円※1

リスナーID(年):19,800円

またNottaには、教育割引と障害者割引も用意されています。学生と教職員50%OFFで利用できます。

プラン

割引前の料金

割引後の料金

プレミアム年間プラン(個人)

14,400円 / ユーザー

7,200円 / ユーザー

ビジネス年間プラン

1,211円 / ユーザー

606円 / ユーザー / 月から

 

評価とロコミ比較

Nottaの評判・口コミ

1、1つのツールでさまざまなシーンに対応

 

ZoomやMicrosoft Teamsなどの会議でのリアルタイム文字起こしや録音データからの文字起こしなど、1つのツールでさまざまなシーンに対応できる点が良いです。操作がシンプルなので、取材にも集中できます。翻訳にも対応していて、英語話者とのオンライン会議で重宝します。

 

2、書き起こしが早い

 

ファイルをアップロード後に数十秒でAIが文字起こししてくれるため、時短ができるツールだと思います。音声ファイルだけでなく、YouTubeの動画も数十秒で書き起こししてくれるため、便利です。

 

3、文字起こしの精度が高い

 

文字起こしの精度が高く、自分が使った中では、一番正確性があると感じました。リライトが必要な場所は発生するが、少ない方だと思います。

 

Jamrollの評判・口コミ

1、商談の録画が漏れなく取れる

半自動で録画を撮ることができ、共有もワンクリックでできるため、社内情報共有やキャッチアップに重宝しています。AIの精度はまだまだで、議事録はそのまま使えないため、今後に期待したいです。

2、ピンポイントで振り返られる

誰がどのくらい話しているのか、声の大きさなども見やすく可視化されており、商談や社内MTGの振り返りで重宝しています。聞き取れなかった部分や理解できなかった部分を振り返ってチェックできてありがたいです。

結論

今回の記事では、NottaとJamRollの違いについて詳しく解説しました。

Nottaは、文字起こし精度が高く、正確に文字起こしされることが高い評価に繋がっています。JamRollは、商談の振り返りができ、社内共有がしやすく、営業活動に使えるツールとして評価されています。

結論としてNottaは、Web会議の録画・音声をさまざまな形式で文字起こしでき、個人やチームで利用する場合におすすめで、JamRollは、特に商談での場で重要な情報の可視化・分析ができ、情報共有がしやすいため、営業活動で利用する場合におすすめです。