日本におけるリモートワークのトレンドは、パンデミック後も持続しており、43%の企業が30%以上の従業員がリモートワークを続けると予測されています。さらに、ビデオ会議の利用率も非常に高く、65%の企業が半数以上の従業員がビデオ会議を活用することを見込んでいます。
(出典:コロナ禍におけるビデオコミュニケーションの影響とリモートワークの未来に関する調査結果)
特にZoomは、日本で利用率が高いオンライン会議ツールとして知られています。Zoomはオンライン会議だけでなく、ハッピーアワー、結婚式、追悼式など、さまざまな種類のイベントに利用されており、そのためZoom会議の議事録作成やインタビューの文字起こしの需要も急増しています。Otterなどの文字起こしツールは、この需要に応えて効率的な解決策を提供しています。
この記事では、OtterとZoomの連携によるメリットや、その具体的な方法について詳しく紹介します。もしZoomの効率を向上させる方法を探しているか、ZoomとOtterを連携する方法に興味があるのであれば、ぜひ最後までお読みください。
文字起こしアプリ「Otter」とは?
リアルタイムで文字起こしをしてくれるから、議事録の作成にもピッタリなサービスとなっています。
パソコンで文字起こしを行ったデータをスマホで確認できる、マルチデバイスで使えるのも嬉しいポイント。
会議に Otterを取り入れて、議事録作成などのストレスを軽減しましょう。
OtterがZoom会議をサポートする3つのメリット
リアルタイムな文字起こしと翻訳
ラグの少ないスピーディな文字起こしで、安心してZoom会議に集中できますから、会議の内容を逃す心配はありません。
また、 OtterはChrome拡張機能「DeepL」と連携して、英語テキストを日本語に翻訳が可能です。
分からない英単語や文法もかんたんに翻訳できます。英語が苦手な方でも、会議の内容を理解できるのは嬉しいポイントですね。
Zoomでビジネス会議に参加している場合でも、授業中でも、Otterの高度な文字起こし能力により、目の前の会話により集中し、効率を向上させます。
読みやすい議事録を作成してくれる
Otterはただ文字起こしをするだけじゃなく、読みやすい議事録まで作成してくれます。誰が喋っているかを判別して、文字起こしをする機能が搭載されています。
声の特徴を機械によって模様化した「声紋」で、誰がしゃべっているかを判別し仕分けしてくれる便利機能です。
喋っている人ごとに段落を変えて文字起こししてくれるから、何もしなくてもわかりやすい議事録を作成します。会議後の効率的な業務配分がより簡単になります。
会議を文字データとして保存し読み返せる
Otterを使えばZoomなどのウェブ会議を文字データとして保存すれば、会議内容の読み返しができ、音声データより確認しやすいとです。特にインタビューなどは、すべての会話と映像が保存され、テキストに変換されるため、詳細な情報の逃げることを心配する必要がありません。
OtterをZoomに連携する
OtterとZoomそれぞれ有料プランへの加入が必要
OtterとZoomを連携させるためには、有料プランへの加入とZoom Marketplaceの承認が必要です。
まず、OtterとZoomを連携させる条件として、有料プランへの加入が必要になります。
Zoom連携のために必要な有料プラン
Otter:Buisinessプラン
Zoom:Proプラン
有料プランへの加入が完了したら、次のステップへ進んでいきます。
【管理者手順】 Zoom MarketplaceでOtterを事前承認&ストリーミングを許可
次にZoom MarketplaceでOtterを以下の手順で事前承認していきます。
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Zoom Marketplaceにログインする
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Otter.ai Live Notesを検索する
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Otter.ai Live Notes in browserの[ADD]を選択する
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App permissionのAll users or groups on this accountにチェック(ユーザー権限で全てのユーザーを推奨)
次にZoomのlive streamingを許可していきます。
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Zoomでアカウント管理を選択する
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アカウント設定を選択する
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ミーティング内(詳細)を選択する
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ミーティングのライブストリーミングを許可するを選択する
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カスタムライブストリーミングサービスにチェックを入れる
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Managed by Otter.aiと入力
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保存する
以上で管理者側の準備が完了です。
ホスト側手順の準備手順
ホスト側がZoom中にOtterを使いたいときの設定も紹介します。
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Zoom Webポータルにログインする
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設定を選択
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ミーティングを選択
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ミーティング内(詳細)を選択
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ミーティングのライブストリーミングを許可する
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カスタムライブストリーミングサービスにチェックを入れる
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Managed by Otter.aiと入力
以上でホスト側の準備が完了しました。
Zoom会議でOtterを使ってみる
ZoomとOtterを連携させて使う手順を紹介していきます。
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Otterにログインする
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左側のメニューからAppsを選択する
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Otter.ai Live in browserを追加
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ZoomアカウントにログインしOtterとZoom接続を承認(筆者は自動でなっていました)
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OtterのApps画面でOtter Live Notes in browserを選択する
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Configuration Guideを選択
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Test configurationを選択
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設定が正しい場合は「Success」と表示される
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Zoomミーティングを開始するとOtterで文字起こしが開始される
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左上のOtter.ai click to open live trandcriptを選択すれば、記録されている様子が確認できる
以上でOtterとZoomの連携が完了します。
Otterが日本ユーザーに向いていない
Otterは英語の文字起こしには非常に高い正確性がありますか、日本語の文字起こしは対応できません現状です。日本人しかいないZoom会議では、あまり役に立たないでしょう。さらに、英語のスキルが高くない場合や発音が悪い方、Otterを利用する時には正確率は急速に低下し、逆に業務の進行を妨げる可能性があります。
UIや英語中心で日本人には使いにくい
Otterでは、基本的な説明や操作画面が英語になっており日本人には使いにくい一面もあります。録音・再生など基本的な操作はかんたんですか、英語が苦手な方は使い始めに戸惑うこともあるでしょう。急に会議の出た場合に、英語のインターフェースに慣れていない方はOtterを素早く起動して利用することが難しいかもしれません。
日本語に対応したNottaがおすすめ
サービス |
Notta |
otter |
対応言語 |
日本語、英語、中国語 |
英語のみ |
翻訳機能 |
◯ |
✕ |
クラウドの同期 |
◯ |
◯ |
対応OS |
・Windows:Windows 7 またはそれ以降 ・Mac:macOS10.14 (Mojave) またはそれ以降 ・iOS:iOS13 またはそれ以降 ・Android:Android 5.0 (Lollipop) またはそれ以降
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・Windows ・Mac ・iOS:iOS10.0 またはそれ以降 Android 5.0 (Lollipop) またはそれ以降 |
無料会員の利用制限 |
無料会員の利用制限:120分 / 月 リアルタイム・Web会議文字起こし:1回につき3分まで 既存ファイル・画面収録文字起こし:1回につき5分まで |
無料会員の利用制限:600分 / 月 |
連携可能サービス |
Zoom |
Zoom |
日本語の文字起こし精度が極めて高い
AIが漢字変換や句読点の追加だけでなく、内容の自動修正までも行ってくれるため、正確率の高いテキストが出来上がります。議事録の修正が要らず、会議後の手作業を減らします。
また、NottaにはAI要約機能で、音声データの内容をまとめてくれます。各自の仕事を明確します
Zoomはもちろん、MicrosoftTeamsやGoogleMeetにも対応
Nottaは、国内唯一のZoom、MicrosoftTeams、GoogleMeatを対応している文字起こしサービスです。
さまざまな環境に対応できるので、相手に合わせてWeb会議アプリを変更可能で、ミーティング相手にアプリを用意してもらう手間は省けます。
複雑な設定や難しい操作は一切要らず、会議や講義、インタビューなど、さまざまなシーンでNottaを活用して簡単に文字起こしできます。
Nottaは日本語に特化してるか、英語と同様に高い精度で文字起こして翻訳できます。英語が弱い方にとって、非常に役立つツールとなっています。
安心のセキュリティ保証
Nottaは、信頼性の高いセキュリティ体制を備えており、ユーザーに安心感を提供しています。セキュリティ法令などをクリアしており、高いデータセキュリティを誇ります。(出典:Notta 信頼できるセキュリティ体制)
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SOC2
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GDPR
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CCPA
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SSL
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APPI
Nottaはデータのバックアップを定期的に実施し、万が一のデータ損失に備えています。重要な会議データの漏洩を防ぎ、ユーザーが安心してサービスを利用できるよう、堅実なセキュリティ対策を実施しています。
Nottaの口コミと評価
良い口コミ
こんなに便利な物があるとは思わなかった。約1時間のインタビューが1分程度で文字起こしできた。もちろん音質や話し方の問題で変な箇所はあるが、メモなどを頼りに補正できるレベル。自力でやるとしたら2時間、3時間かかる作業が補正含めて30分かかるかどうかになるのはスゴい。
基本的にとても助かっていますが、AI変換だからか、多言語対応だからか、元の音声から大きく逸脱した文字列に変換されていて、逆に意味が分からなくなっている場合もあります。 いっそ、漢字に変換しなくても良いので音声のままに平仮名に変換して欲しい時もあります。 その手の切り替え機能(音優先・文意優先みたいな)があると、もっと良くなる気がしました
8割くらい、正確に文字になります。元となる文章があると、会議の後にレポート化するのがかなり楽です。ゼロから書き起こすほうが楽かな?とも思い、両方やりましたが、やっぱり元文章があるとサクサク進みます。 txtやdoc、srt など複数形式でメール送信できるのも便利。 一ヶ月の使用時間制限があること、ネット接続下でないとテキスト化されない、といった条件はあります。 使用頻度にもよりますが、半年分でこの値段は悪くないかな、と思います。
(引用:Google Play notta)
悪い口コミ
この文字起こし制度でこの価格は良心的であるのは確かだが、発言者ごとの区別の精度が低すぎて全然当てにならない。誤記多いのは想定内。アプリからオフィスdocx形式にしてgmailアプリで送ろうとするとかなりの高確率で作成失敗してるのでアプリの動作を軽くして欲しい。 また、WEB会議参加時の名称も自由に設定できるようにして欲しい。
10名ほどのマイク無しの出張会議で1ヶ月課金して利用してみました。結果は、専門用語がバンバン出てくる会議では大量に単語登録してないと文字起こしはかなり壊滅的です。単語登録すると多少ましになります。 ただ、アプリの小分け録音操作が簡易であること、プレイヤー機能により時間帯つきの発言箇所を追って後々の議事録作成する作業時の目安になるので結構助かりました。 私的に一番問題だったのが会議音声データのエクスポートで保存先がまったく選択できない。そのため、わざわざ別のwav→mp4などのアプリに共有させて出力させる手間が発生しました。今後のアップデートでさらに使いやすくなることを期待しております。
(引用:Google Play notta)
まとめ
Otterを Zoom会議で使用すれば、議事録の作成が楽になります。
また書き起こした文字が残るため、あとから会議の内容を確認する際にも便利です。
ただし、操作画面が基本的に英語表記のため日本人には使いにくい部分もあります。
Otterが使いにくい方は、日本人でも使いやすいNottaを試しに使ってみてください。ピッタリな文字書き起こしサービスで、 Zoom会議の議事録作成などを楽にしていきましょう。