声迷線の彷彿線 どこ行き? -91ページ目

俯いたままで
両手を塞いだまま歩いてると睫毛端あたり瞼の裏微かに目移りする紅梅の花

その香りはかぐわしく安らぎ覚えるけれどその花弁の色鮮やかな紅色は
まるで落ちぶれて
うらぶれた俺を
見透かしている様で
少々憎らしいです

硝子越しのあなた方
ご機嫌はいかがですか?
表も裏も小器用に使いこなせてて
幸せそうに見えますが…
今の俺にはどちらが裏でどちらが表か解らないもので
とても羨ましい限りです

たまには高い場所に漂って飛び降りたくなる日もあるけど
なかなかしがらみやらが巻き付いて
上手く逝かない物ですね…

人間と云う生き物は
あくどく生にしがみついている物だから

せめて今を刹那な時間でも良いから
しがみついていようかと考えているのですが
どうお思いですか?






意味の無い無意味

動きたく無い
眠りたく無い
起きていたく無い
生きていたく無い
死にたくも無い
煙草だけが
やたらと増える
まるで生きる屍だ
そんな日が
堂々巡りする
全く持って無意味だ
けれども辛うじて
感情は保っている
悩む脳細胞を
早く棄てたい






何故だかやるせ無さ
だけが身体の中
駆け回って
痛々しい風景ばかりが目に焼き付く

剥がれ落ちた墨色の街
通り縋りに見える微笑みさえ
僕を嘲笑うかの様に佇むよ

苦しいのに
吐き出せ無い
泣きたいのに
何故泣けない

こんなにもおざなりで擦り切れてるのに

この立方体と云う宙の向こうでは
悲しみの涙が
流されるだろうか?

せめて揉み腐って
鰐の肌の表皮の心に
一滴でも良い
雨を魅せてよ