雨 | 声迷線の彷彿線 どこ行き?


何故だかやるせ無さ
だけが身体の中
駆け回って
痛々しい風景ばかりが目に焼き付く

剥がれ落ちた墨色の街
通り縋りに見える微笑みさえ
僕を嘲笑うかの様に佇むよ

苦しいのに
吐き出せ無い
泣きたいのに
何故泣けない

こんなにもおざなりで擦り切れてるのに

この立方体と云う宙の向こうでは
悲しみの涙が
流されるだろうか?

せめて揉み腐って
鰐の肌の表皮の心に
一滴でも良い
雨を魅せてよ