梟
少し話を
聞いてくれないか?
別にこの状況に
不安や不満が
あるという訳では
無いのだけれど
立ち位置が
いまいち
曖昧なんだ
凄く暖かく
なって来て
世間では
浮かれた情報と
情緒が溢れ込んで
入り乱れている
けれど
この幸せであろう
空間に何故だろう?
全て目に映る物
全てが灰色にしか
映らないんだよ
たぶんに
それは左胸から
飛び出した梟が
右目からは
青いインクを
左目からは
赤いインクを
流しながら
羽ばたいている
そのせいなのかな?
ありとあらゆる色が
段々と消しゴムで
削り取る様に
薄く漂白されて
行くんだ
逢いたくて
逢えなくて
恋しくて
苦しくて
過呼吸になって
生きたくて
そうでなくて
切なくて
こんがらがって
加速しだして
また分からなく
なるんだ
自分と云う生き物の
事が
また分からなくなるんだ
朝のおもい
泣けて来る様な
空が流れている
投げ散らかした
気持ちの行方は
今何処に?
溜め息から出た
素粒子と握り締めた
掌で圧縮した重さで
押し潰されて
しまいそうだ
そのためか
凡庸とした
瞳には涙さえ
滲んで来ないよ
如何した物かな?
こんな時には
少し疎ましくなるよ
笑えるのなら
良いのにね
只 空虚で
心地良い空気だけが
清涼感を求めながら
さ迷っているよ
帰ろう回路
泡をたててる
浮かんでいる様な
地平線
地に足が着いて居ない
博打打ちが
今日もフラフラ
歩いているよ
曖昧だらけの
この身体
でも まだ
脱け殻じゃ無いぜ
沈んで行くような
ぬかるみに突っ立って
ひとり千鳥足で
踊るのさ
白い太陽を
背に受けて
明日へ向かって
帰ろう
浮かんでいる様な
地平線
地に足が着いて居ない
博打打ちが
今日もフラフラ
歩いているよ
曖昧だらけの
この身体
でも まだ
脱け殻じゃ無いぜ
沈んで行くような
ぬかるみに突っ立って
ひとり千鳥足で
踊るのさ
白い太陽を
背に受けて
明日へ向かって
帰ろう