声迷線の彷彿線 どこ行き? -87ページ目

ネイティブルー

流転に流れる
木の葉一片
何処へいくのか
ゆらゆらと

平静を保っている
表層は
ゆっくりと
剥がれ落ち

あるがままの
怯えた心を
水面に映す

その和らいだ
指先に
触れる事が出来たなら

この悲しみを
掬いとることが
出来るだろうか?

その少し掠れた声を
耳にすれば

この失望を
消し去りえるのに

過ぎる不安は
安穏と暮らす
日常にふと
訪れて

前触れもなく
焦燥に更ける

そんな時は
妄想のなか
君の笑顔
かいくぐって
捜すんだ

色褪せる事の無い
花弁を摘むかの
様に

優しさを求めながら

明るい夜明けを探しに…





sheep man

鏡のなかに
冷蔵する映像
ゆらゆらと
蜃気楼の様に
移ろう景色

確かな実際は
何もなく
かと言って
不確かなものも
定かでは無い

まるで蝋の溶けすぎたキャンドルの様

捧げ物を増やしても
見捨てられる未来

堕落して脱力したままで踊れ
血肉を削ぎ落とすまで
マラカスと長い髪を
振り乱して

月夜が隠れてしまう
ぐらいに

そしたら迷える事なんて闇が飲み干して
くれるはずさ

羊の毛皮はもう
被らなくて良い

冷たい夜に
あっても

茨のなかに佇んでも
怖がらなくて良い

凍えた朝を
迎えても

アーリー・モーニング


静寂を消す
河のせせらぎに
散った花びらの
吹雪が混ざり合う

その何とも不思議な
光景に煙草を
くゆらせて歩く
独り

目を閉じて
これから灯して行く
鮮やかな色彩を

耳を澄まして
これから打ち鳴らす
艶やかな鐘の音を

想像して
想像して
浮遊する感覚を
認識して

そっとして
そうこうして
凛とした空間を
把握する