声迷線の彷彿線 どこ行き? -66ページ目

虚像


明日晴れたら
君に逢いに行こう
崩れ掛けた天候と
メンタルを
修復する為に

恐い位にぐずついた
面持ちだから
君の腕に
しがみついて
その胸の鼓動を
体温を
痛いくらいに
感じていたいんだ

女々しいと人は
云うだろうけれども
誰にせよ
孤独に
耐え切れぬ夜も
或るだろう
きっと
僕には
解りかねる事だろうけれども

いずれにせよ
今 君が
必要なんだよ
必要なんだよ
切実に

黄昏る事にも
飽きてしまって
僕には虚無感しか
残って無いから

その腕で
その眼差しで
その笑顔で
優しく
包み込んでおくれよ

強がらなくて
良いんだと

白い闇


鼠色の空の下
地べたに
座り込んで
頭の中で廻る
ノイズに
耳を塞いで
鬱いでいた

激しくなる
雨足だけが
歩道に飛沫いて
知らず知らずの顔
通り抜けて行く

分からない…
何も分別の付かない
僕らは
右往左往するばりで
闇雲に手を伸ばして
落とし穴に嵌る

残像を残した痛みが
僕を貫いて
その刹那
君の涙が
フラッシュバック
するんだ

真っ白な闇の中に
独り
突っ立って
行方知れずになった
夢をもう一度
思い返すんだ

そして
万華鏡の様に
乱反射する
街の洪水の中へ
砂の船でも良いから
漕ぎ出して

溺れてしまっても
別に構わないさ
2人でなら
楽しい筈だろう?

そしたら
君の涙が乾く方法が
見つかる時が
来るかな?

何時の日にかは
闇も晴れるだろう

その時まで
もがき続けるよ

25cmの歩幅

君は言った
愛はゆっくりと
咲くものよと

さりとて未だに
つぼむ気配も
見せぬまま
歳月と季節は
駆け抜けて行く

確かに君は
僕を思ってくれてる
みたいだけれど
けれども
その質量は
計れない

空を見上げ
星を数えてみる
何となく

この星の数の確率で
僕ら出逢い
同じ時間を
分かち合って
笑い合って
泣き合ってさ

そうやって
色を染めて行って
この恋のゴールに
辿り着いた頃には
綺麗な花が咲いて
いるんだろうな

ちょっとクサいけど
そんな事
本気で思うんだよ

不器用だったって良い

華やかで激情じゃ
無くて良いんだよ
君の言う様に
ゆったりとした
ふたりでいよう

そして最後に
眠る時には
君が居ます様に

寝る前に
胸に手をあて
祈るんだ