声迷線の彷彿線 どこ行き? -65ページ目

My Love In Your Love


灰色にぼやけて
くすんだ空の下
排気ガスに揺られた
蜃気楼の街

僕ら歩いていた
手と手をしっかりと
繋いで
雪の上に幸せを
刻み付け

あれから
どれくらい刻が
過ぎたのだろう?

どれほどの季節を
括り抜けたのかな?

僕ら歩いている
けれど…
繋いでいた手を
ポケットに
しまい込んで

君の涙が頬を
伝う様に
雪が溶け霙に
変わり行く
二人の未来を
予測するかの様に
恨めしく

もう少し
傍に居れるのなら
足りない言葉の
変わりに君を
抱き締めて

鼓動を温もりを
与えて伝えられるのに

天はそれすらも
許してはくれずに
僕から君を
引き剥がしていく

細雪舞う高みへと
連れ去って
孤独と言う運命を
僕に曝して行く

それでも変わらず
君を愛して
僕が召される刻には
あまねく言の葉を
唄にして
届く様に
そっと願いを掛けて
星に託すから

僕の愛は枯れる
事無く
真っ直ぐに
君へと降り注ぐ

例え茨の険しい
道だとしても
厭わない
現実が残酷でも
構わない
君に最後届くのなら

君の愛は此処に
或るから

砂浜のワルツ


空を見れば
薄く曇ってる
耳を澄ませば
気持ち良い風

月が笑ってる
淡く欠けてる
瞳開けば
懐かしい場所

生まれたてのまま
波間に揺られたら
母の腕の中?
それとも
君の胸の中?

何処にいるの?
このまま
流されて行くのも
悪くは無いね

雨が降って
星が流れて
太陽が笑って
本当感謝してる

君と出逢えて
そして笑えて
たまには泣いて

そして何時でも
抱き合い
理解りあおうね

もし迷ったら
また真冬の砂浜に
出向いてきて
やり直せば良いさ
何度だって

記念にあそこの
貝殻を
持って帰ろうよ
こういうのも
悪く無いんじゃない?

そう君の傍で

クリーム


夕暮れ
差し迫る時間
恋人達は
肩を寄せ合う

木々はもう
白い葉を
その身に纏って
奥ゆかしさと
寒さを
世間に知らしめる

さて
今宵は俗世間的な
物は全て灰にして

素敵な淡い
クリームの夢を見よう
泡塗れになる程に

そうして
次の朝に
目覚める頃には
きっと月が
笑うでしょう

さすれば
貴方も爽快感に
満ち満ちている筈

流れる星の速度の
衝撃的な
クライマックスで