冬の日の夜
夏の日に付いた嘘は
静かに
その気配を
薄めはじめて
肌寒さを
連れてきては
北風を襟元に
しまい込んで行く
赤い月が妖しく
夜を
照らし出しては
君の面影を
否応なく
なぞり染めて
僕に解答を迫る
やり場の無い
思い出達は
まだ許す気に
成らないらしくて
そのたびに
零れ落ちそうな涙と
加速する葛藤が
悲哀の色を増す
外には白々と
吐く息を宿しながら
街を腕組み歩く
恋人達
もしも
あの時君の影を
踏んでいたのなら
二人もこうして
居られたのかな?
少し後悔するけれど
それでも今は
振り返らずに
君の事思うよ
煉瓦の街並みを
忙しそうに闊歩して
晴れやかに
生きている
そう
確信めいた
答えが
瞼の裏浮かぶから
僕も歩いて行くよ
在るべき道の方へ
静かに
その気配を
薄めはじめて
肌寒さを
連れてきては
北風を襟元に
しまい込んで行く
赤い月が妖しく
夜を
照らし出しては
君の面影を
否応なく
なぞり染めて
僕に解答を迫る
やり場の無い
思い出達は
まだ許す気に
成らないらしくて
そのたびに
零れ落ちそうな涙と
加速する葛藤が
悲哀の色を増す
外には白々と
吐く息を宿しながら
街を腕組み歩く
恋人達
もしも
あの時君の影を
踏んでいたのなら
二人もこうして
居られたのかな?
少し後悔するけれど
それでも今は
振り返らずに
君の事思うよ
煉瓦の街並みを
忙しそうに闊歩して
晴れやかに
生きている
そう
確信めいた
答えが
瞼の裏浮かぶから
僕も歩いて行くよ
在るべき道の方へ
雨
風が白くたゆたう
雲を靡かせ
その色に影を
落とし込んで
墨色へと変えて行く
Velvetの空は
静寂を打ち崩して
鳴り止まない雫を
神の御座から
振り落として
その轟音を肩に
受けて
その冷たい雨に
身を宿して
悲哀もジレンマも
洗い流して
しまえば良い
そうすれば
白い結晶が
舞う季節にも
温もりに
寄り添える筈さ
雲を靡かせ
その色に影を
落とし込んで
墨色へと変えて行く
Velvetの空は
静寂を打ち崩して
鳴り止まない雫を
神の御座から
振り落として
その轟音を肩に
受けて
その冷たい雨に
身を宿して
悲哀もジレンマも
洗い流して
しまえば良い
そうすれば
白い結晶が
舞う季節にも
温もりに
寄り添える筈さ
三日月
葵い真空の空を
鳩の群れが一斉に
羽ばたく
僕は遥か数百m下から仰ぎ見ている
幾億の星が
創世の彼方から
夜を照らし
闇雲に闇夜を
消し去ってくれる
そんな折
ふと雲に隠れた
三日月が顔を出して
何となく
触れられそうな
そんな気がしたから
手を開いてみたんだ
両手を
開いてみたんだ
そうしたら
透明に透けて…
徒かも一体なったが如く
世界を包み込んだんだ
鳩の群れが一斉に
羽ばたく
僕は遥か数百m下から仰ぎ見ている
幾億の星が
創世の彼方から
夜を照らし
闇雲に闇夜を
消し去ってくれる
そんな折
ふと雲に隠れた
三日月が顔を出して
何となく
触れられそうな
そんな気がしたから
手を開いてみたんだ
両手を
開いてみたんだ
そうしたら
透明に透けて…
徒かも一体なったが如く
世界を包み込んだんだ