三日月 | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

三日月

葵い真空の空を
鳩の群れが一斉に
羽ばたく

僕は遥か数百m下から仰ぎ見ている

幾億の星が
創世の彼方から
夜を照らし
闇雲に闇夜を
消し去ってくれる

そんな折
ふと雲に隠れた
三日月が顔を出して
何となく
触れられそうな
そんな気がしたから
手を開いてみたんだ
両手を
開いてみたんだ

そうしたら
透明に透けて…
徒かも一体なったが如く

世界を包み込んだんだ