声迷線の彷彿線 どこ行き? -6ページ目

BLUE


雲一つ無い
この無限の広がりは
まるで
懐かしき
蒼き春に似てる

あの頃の僕は
自分と世界は
別物と考えて
周りの全てを
傷つけていた

何て浅はかだったんだろうね?

地平線を掠める
夕日を受けた雲は
穏やかな心に
情緒を偲ばせて

久方ぶりの
平穏を与えてくれた

瞳を閉じたくなるね

月が照らし出す
神々しい濃紺は
あなたに会いたくなって

気持ちを走らせるけれど
そんな月日も
滞りなく
過ぎて行って
ふたりを繋げ
幸せを深めてくれる

抱き合う度に
愛しくなるね

青い、青い光が
写し出す
現実は

嫌な気分に
ほんの少しだけ
フィルターをかけてくれて

僕を無限の
可能性の中に
引き込んでくれる

そして
それを素直に
受け入れて
真っ直ぐに
前を向く
力をくれる

だから
また
明日って
言う勇気をくれるから

いつまでも
好きなんだ

春道


さらさらと
風がそよぐ小春日和の日
悲しみは皐月雨が
洗い流して

「愛してる」の言葉を
思い出している所

君は相変わらず
泣き虫で
たまに僕を
困らすけれど

それでも月日は
確実に未来へ
小川の水の様に
ゆっくりと
流れて

浮き沈みの激しい
現代社会で
少し置いてきぼりの僕ら

だけども
ふたり
手を取り合って行けば
困難な道も
複雑な壁も
乗り越えて

もうすぐ紫陽花の
花が咲く頃になる

温かい笑顔ばかりでは
無いけれど
悲しい顔をしないでね

うまく呼吸が
出来ない時には
僕の肩に
寄りかかっておくれ

そうして不安な夜も
越えてしまおう

そしたら
新しい朝が
きっと祝福してくれるはず

だから
このまま春を抱き締めて
歩いて行こう

朦朧の中で


白々しい夜明けを
越えて
僕らは何処へ向かうのか?

深い意識の連鎖の果てに
行き詰まり
目を臥せるしか
出来ずに

抑揚の無い声が
か細く
落ちる。と

沈んで行く
奈落か安息か

何れにせよ
現状維持は困難なようだ

少しずつ雲が
霞んで行く

今日は雨の予感がする