声迷線の彷彿線 どこ行き? -5ページ目

公園のベンチ


無気力と無機質な
コンクリートに
覆われた町並み

人知れず咲く花も
踏みしだかてしまう
この頃

僕らが華やいで
はしゃいでた
幼少期の思い出は



くたくたの古着みたく
色褪せたまま

洋服箪笥の奧の方
しまいこまれて
忘れられている

あの頃は
キラキラと輝いていた
差し迫る夕闇の群青さえも

今はもう
ただ不安材料の
部品でしかなくて

いったい
何を間違えたのかな?

形の無い
無垢や純真は
大人になる程に
泥まみれになってしまって

嘘や方便やまやかしで
生きていける様になったよ

その方法論が
正しいとは
思わないけれど

周りの歩調に合わせてくには
そんな事ぐらいしか
出来なくて

相も変わらず
消えたくなる

傍らに微笑んでいる
あなたにだって
いつも通りに
振る舞おうと
するけれど

言葉にはならない
不安に苛まされて
不意に涙が込み上げてくる

ひとりになりたくて
でもひとりにはなれなくて

ふらりと歩く公園の池に咲く
水菖蒲がとても綺麗でした

この心の曇りが
晴れた頃に
あなたに見せたいと
思いました

強く思いました

そぞろ雨



身体を締め付ける
じめじめする雨に
吐き気を感じつつも
布団から這い出す

不穏と不安は
心地好い毛布の様に
絡み付いて
どうにも拭えそうに無い

鮮明なフラッシュバック
剥き出しになる心臓
脈打つ早さは不整脈

ゴミ屑にも疎まれて
行く宛無くさ迷えば

後悔さえも
意味は持たずに

生きてく意味を
教えてくれ

存在意義を与えてくれ

誰でも良いから
答えをくれ

泣いて喚いても
白々しくて
悲しくて

逸れでも
嘆きは
消えなくて

どうにも出来ない
この思いに
優しく傘を
誰か
差しのべて

折れない傘を差しのべて

濁り


乱雑に
物に溢れた部屋の様に
自分でも
掴みきれない心

それでも
誰かに
わかって欲しくて

君のもとへ
走った

君のもとへ
走った

何ら代わり映えしない
日常に
さらさら
不満を抱くでは無いが

日々増殖する
靄が頭のなかで
膨らんで行く

舌に残る言葉の苦みと
胸を刺す痛みで

何もかもが病んで行くんだ
今のままでは駄目だと
分かってる

でも
思い出せないんだ

真っ直ぐな頃の自分を

膝をつくのは簡単で
踞るのは容易くて
そうしたいのは
山々だけども

足掻かなきゃ
生きれないから

あと一歩
もうあと一歩と
足を踏み出すんだ

僕が人である為に

苦しくて
自棄になっても
助けなんて無いから

世知辛い
世間に後ろ指指されても
今日をこなして
朝を待つんだ