声迷線の彷彿線 どこ行き? -4ページ目

indigo


朝重い瞼を擦り
苦めの珈琲をすすり
脆弱な自分に
ため息を一つ

吐き出された吐息は
誰にも届かず
生温い空気のなかで
澱んで行くばかり

行く先さえも分からずに
ひとりさ迷って
途方に暮れるばかり

そんな空の下
また一日が
始まる

ため息


タバコに
ひとときの憩いを感じつつ
不意に目に映る
鮮やかな緑が綺麗過ぎて
とても死にたくなる

だけども
そんな勇気を
持ち合わせてないから
言い寄れない思いに
涙ぐむ

あんな風に
艶やかに
行き誇れたら
いかに良いかと思案して

自らの矛盾と嫌悪感に
悩み事で見たところで
所詮やんなき事

自由とは
高架下で暮らす
浮浪者と等しくて
居ても居なくても
同じ様な事

不自由とは
あるがまま
情けなく生き恥晒す事

どちらが正しいか
分からないが
どちらも選べないから

僕は悲しいふりをする

罪と罰



背中に背負った荷物が
重すぎて
今にも押し潰されて
しまいそうだ

肩から降ろそうにも
根付いてしまって
引き剥がせない

今日も
僕は情緒不安定
それでも
世間話は
作り笑いで
誤魔化せる

本音を言えば
そんな事
話し掛けてくる
君をゴミ箱を蹴る様に
蹴り飛ばしてしまいたい

だけども
そんな事すれば
立派な落伍者
犯罪者

この胸にある
幾ばくかの
不穏と闘いながら

自分なんかいらないって
思いながら

だけども
誰かに必要とされたくて

僕はもがく
精一杯のオブラートを
この身にまとって

そして
ありったけの気概で持って
愛を欲す

ため息と失望と
焦燥感に苛まれながら

無垢なままの
君の愛を欲す

涙は溢れて止まらないが
それでも
生きていく事は
止められないから

それは罪か?
駄目な事か?

これは罰か?
あまりに酷だ