声迷線の彷彿線 どこ行き? -8ページ目

あなたへ






この花咲く

季節は別れの刻と
云うけれど
本当
そうなんだね
僕も大きな別離が在った

未だに深い哀しみが
胸を
滲ませるけれど
今は笑う事も出来る様になったよ

それを見上げれば
明るい日射しが
包み込んでくれる

その温もりは
まるで
あの大きかった掌に
あたかも握りしめて
もらえてる様で
何となく
面映ゆいよ

そうそう
僕にも大切な人が出来て
去年は貴方の好きだった
桜を見に行ったよ

とても満開で綺麗でした

その時は風が強くて
彼女の長い髪が凄く靡いて
花の薫りと相まって
とても甘い香りと
気持ちになったよ

今年も良い頃合いだから
また行こうと思っているよ

瞳閉じて十分に
思いを馳せたら

僕には
彼女が待っているから
今は届かない空から
ふたりに祝福を降らし

見て満てて下さい

春風は
やがて花を散らすけれども
僕らは繋がって
散り散りには成らないから

貴方の歳の頃までは






賞味期限と恋について。


何事にも
始まりと終わりがある様に
君と僕との間にも
サヨナラする日は来るのかな?

それはほんの2年前
こんな春の日だった


あまりうまく話せないと
躊躇いがちにぎこちなく
喋る君
の声に
耳を傾けて

頷いてから

月日は飛ぶ様に流れた
忙しく巡る
季節の中に在って
それでも
淡い芽を紡ぎ

恋を愛に変換させて行ったはず

ずっと一緒に居ようねって
その瞬間は間違いなく
本当の気持ちで
それを実際実行するには


どれ程の労力が
必要とされるだろう?

きっと時間軸では
測れない

けれども
僕らが
今 こうしてる間にも
着々と時は
流れる訳で

少しずつ永遠から



遠ざかって行く

それでも
最後の眠りに付くまでは
君の事を思い閉じるんだろう

君との賞味期限期限が
切れる時
それは僕の命のゼンマイが
途切れる時

そういう風に訪れたら
言う事は無いね



君をひとりには
させられないから

何時かが 来るまでは
君の右側に
寄り添って

側に居るよ
何時の日だって
真心を持ってして

日輪より



艶やかに日は登り
燦々と辺りを照す

鼻をつくアスファルトの
匂い
ギラツク耀きに五感を
刺激されて
煩悩が頭をもたげる

なれど
先見の明は
我にあり

眩さに瞬きながらも
狭間を待ち
憩いを楽しむ間が在る

此所に立つ
歪みの中に在っても
揺らぎ無き己が
日輪の様に
包むから
今日の狭間から
腕を伸ばす

木綿の風に意識を乗せて