あなたへ
この花咲く
季節は別れの刻と
云うけれど
本当
そうなんだね
僕も大きな別離が在った
未だに深い哀しみが
胸を
滲ませるけれど
今は笑う事も出来る様になったよ
それを見上げれば
明るい日射しが
包み込んでくれる
その温もりは
まるで
あの大きかった掌に
あたかも握りしめて
もらえてる様で
何となく
面映ゆいよ
そうそう
僕にも大切な人が出来て
去年は貴方の好きだった
桜を見に行ったよ
とても満開で綺麗でした
その時は風が強くて
彼女の長い髪が凄く靡いて
花の薫りと相まって
とても甘い香りと
気持ちになったよ
今年も良い頃合いだから
また行こうと思っているよ
瞳閉じて十分に
思いを馳せたら
僕には
彼女が待っているから
今は届かない空から
ふたりに祝福を降らし
見て満てて下さい
春風は
やがて花を散らすけれども
僕らは繋がって
散り散りには成らないから
貴方の歳の頃までは
賞味期限と恋について。
何事にも
始まりと終わりがある様に
君と僕との間にも
サヨナラする日は来るのかな?
それはほんの2年前
こんな春の日だった
あまりうまく話せないと
躊躇いがちにぎこちなく
喋る君
の声に
耳を傾けて
頷いてから
月日は飛ぶ様に流れた
忙しく巡る
季節の中に在って
それでも
淡い芽を紡ぎ
恋を愛に変換させて行ったはず
ずっと一緒に居ようねって
その瞬間は間違いなく
本当の気持ちで
それを実際実行するには
どれ程の労力が
必要とされるだろう?
きっと時間軸では
測れない
けれども
僕らが
今 こうしてる間にも
着々と時は
流れる訳で
少しずつ永遠から
遠ざかって行く
それでも
最後の眠りに付くまでは
君の事を思い閉じるんだろう
君との賞味期限期限が
切れる時
それは僕の命のゼンマイが
途切れる時
そういう風に訪れたら
言う事は無いね
君をひとりには
させられないから
何時かが 来るまでは
君の右側に
寄り添って
側に居るよ
何時の日だって
真心を持ってして
日輪より
艶やかに日は登り
燦々と辺りを照す
鼻をつくアスファルトの
匂い
ギラツク耀きに五感を
刺激されて
煩悩が頭をもたげる
なれど
先見の明は
我にあり
眩さに瞬きながらも
狭間を待ち
憩いを楽しむ間が在る
此所に立つ
歪みの中に在っても
揺らぎ無き己が
日輪の様に
包むから
今日の狭間から
腕を伸ばす
木綿の風に意識を乗せて