アンタレス
満月が
柔らかな光を
降り注ぐ夜に
溜め息を
吐き出して
宙を浮遊する
そこは澱みの無い
漆黒の空間
怒りも嘆きも
混在する
負の感情を
綺麗に差配していく
ゆっくりと
瞼を開いてみる
15の星が連なって
その中心に在る
紅い輝きが
もたげた身体に
染み込んで
質量が
満たされていく
来る日の終わりを
始まりに
変えていく
Get a Way
深夜3時
貨物列車の
轟く音が
聞こえる時
それは
迫り来る
景観が歪んで見える
遮断機が
悲鳴をあげる
遠くで雷鳴が
聞こえる
心臓が脈々と
波打って来た
恐怖の産物が
襲いかかる
走れ!
鼓動が誤作動を
侵す前に
貨物列車の
轟く音が
聞こえる時
それは
迫り来る
景観が歪んで見える
遮断機が
悲鳴をあげる
遠くで雷鳴が
聞こえる
心臓が脈々と
波打って来た
恐怖の産物が
襲いかかる
走れ!
鼓動が誤作動を
侵す前に
鶴
和紙で出来た鶴が
紫の空を
飛びまわって居る
嘴にくわえた
銀の指輪は
貴方との
愛の証
何故
あの時
わざとに
優しく
振る舞って
私を
抱きしめたの?
もうこれ以上
近づき過ぎたなら
逃れられなくなる
そっと
髪を撫でて
唇に触れて
深く
まどろみ合ったけど
嗚呼
朝になれば
煙の様に
掻き消えてしまう
貴方は彼女の元へと
愛してる
狂おしい程に
なれど
只 堕ちてしまう
孤独の底に
口にすれば
きっと
砕けてしまう
身も心も
だけどもう…
独り
暗いこの部屋で
声を殺して泣くわ